バカラ攻略4つ!配当金と確率から見る攻略法
バカラでは攻略法が無い、と言われますがそれは何故でしょうか。勝率を上げて稼ぐ方法はないか確認してみましょう。
この記事ではバカラの確率を理解しつつ、4つの戦略をナビします。(有効じゃないと判明したもの、有効だと考えているものも含めて紹介)
バカラの配当や確率をおさらい
まずバカラで勝利したときに得られる配当について確認します。
バカラでは勝った時に以下のように配当金を貰えます。
・PLAYER側に賭けて勝てば1対1の支払いを受ける。($100かけたら$100もらい、併せて$200戻ってくる。つまり利益は+$100)
・BANKER側に賭けて勝てば5%引かれて支払いを受ける($100かけたら$95もらい、併せて$195戻ってくる。つまり利益は+$95)
バカラではBANKERが勝つか、PLAYERが勝つかはほぼ五分五分です。引き分けのときは勝負なしで賭け金が戻ってきます(損失なしです)。
バカラの確率
先ほど「ほぼ五分五分」と言ったBANKERとPLAYERの確率は、小数点2位まで計算すれば次のようになります(8デッキバカラ初期状態)。
BANKER側が勝つ確率:45.86%
PLAYER側が勝つ確率:44.62%
タイが出る確率:9.52%
タイに賭けないとするなら、タイの確率を除くと以下のようになります。
BANKER側が勝つ確率:50.68%
PLAYER側が勝つ確率:49.32%

BANKER / PLAYER の確率はほぼ五分五分とか約50%ずつと言われますが、厳密にはBANKER側のほうが出やすいのですね。
BANKER側に張るほうが勝率は良いわけですけど勝っても配当金から5%引かれるのでどちらに賭け続けるのが良いとは言いにくいです。結局ギャンブラーの勘や経験に頼る部分が大きいのではないでしょうか。
引き分け(タイ)に賭けて当たれば8対1で配当金を貰えます($10賭けたら$80貰えてあわせて$90戻ってくる)。しかしこのタイ(TIE)ですけど、期待値が低いのでタイには賭けないのが定石だと思います。
ちなみにシャッフル直後からゲーム進行とともにシューに残されたカードは減っていきますので、残カード状況によって確率は微妙に変化します。もちろんデッキ数によっても確率は変わります。
確率によるとバカラは攻略できない?!
先ほどの確率に基いて、膨大な数のプレイを繰り返したときにどのような結果になるか試算してみましょう。(引き分けのタイはベット額を戻す一般的ルールとして)
バカラを100回プレイしたとすると
試しに100回のプレイで毎回$10をBANKERに賭けてみることを想定します。
引き分け時はチップが戻ってくるので損益なしとしてノーカウントとします。完全に結果がBANKERかPLAYERの時のみカウントすると、BANKERの勝率は50.68%なので、おおよそBANKERは51勝、49敗になると想定できます。
51回の勝利で$510の払い戻しを受けますが5%引かれるので$510×0.05=$25.5はカジノ側に取られます。 また49回の負けで$490取られます。差し引き510-25.5-490=-$5.5です。$5.5の損失ということになります。
逆に、$10をPLAYER側に100回賭けるとどうなるか。49勝、51敗になるかもしれません。 49勝ですので$490をゲットしますが、51敗ですので$510の負けです。490-510=差し引き$20の負けです。
PLAYER/BANKERどっちがいいか?ということなら、BANKERに賭けるほうがいいと言えます。もし確率通りではなくて運よく1回余分に当たることができればプラスで終えることができます。

お気づきだと思いますが、単純なシミュレーションではPLAYER/BANKERどちらに賭けても、確率通りに行くとハウスエッジ(カジノ側の有利度)に勝つことは不可能なことを示しています。BANKERでもPLAYERでも期待値はマイナス。ずっと同じ金額で賭け続けると損をしてしまうことは想像できるでしょう。
バカラを1万回プレイしたとすると
もし1万回プレイした場合ですが、前述のように計算すれば以下のような結果に収束します。
BANKERに1万回$10ベット → -$1174
PLAYERに1万回$10ベット → -$1360
プレイ数が100回よりもはるかに多いので多少の上振れ、下振れがあってもだいたいマイナスで終わっちゃうと思います。
BANKERに賭けてもPLAYERに賭けてもカジノ側が儲かる仕組みになっていることもわかりますね。
とは言え1万回も遊んで、約10万円しか損をしないと見れれば、それもまた楽しいと思え・・・ないか(;´・ω・)
以上のことからずっと同じ賭け金で長くプレイし続けると確率にしたがって資金が微減していくことがわかると思います。後半でカジノの想定通りに負けない賭け方の話もしたいと思います。
流れの裏を攻める or 流れに乗るバカラ攻略
BANKERが連続で9回出たら、そのつぎはBANKERでしょうか?あるいはPLAYERでしょうか?
ギャンブラーの永遠のテーマのように思える議論ですね。
9回も連続で出たのだから次こそはPLAYERだと思うギャンブラーもいるし、10回目もBANKERだとおもうギャンブラーもいます。
結論ですが次ゲームの勝敗の確率は約50%です。これまでの事象の履歴(歴史)とは無関係の独立した事象ですから。

個人的にはオカルトとか、流れとか好きなタイプですが、こればかりは抗えない。
なので本質的にはこれまでの出目の履歴を見ることは、次の勝負には意味が無いのですが、次のゲームでBANKERに賭けるかPLAYERに賭けるかの意思決定の助けにはなると思います。
同じものが何回連続で出るか、確率を表にしました。(便宜上バンカーもプレイヤーも出る確率を50%としています。)
表を見れば3連続で出る確率は12.5%、5連続は3.125%です。けっこう厳しいですが出ないこともありません。
逆に言えばBANKERが6連続で出る確率は1.563%しかないと思えば、5連続でBANKERが出た時に次にPLAYERに大きく張るような賭け方もできるでしょう。
直近の履歴から予測する攻略は?
現実としてこれまでの出たカードの記録を取っているプレイヤーはいます。オンラインカジノのバカラなら画面上に履歴(スコアボード)を呼び出すことも可能としています。
●プレイヤー/バンカー/タイの履歴、今までに出た数
●バンカー/プレイヤーが何度繰り返したか、どちらが優位なのかも一覧で見れます。
こういった統計は結果の予測ならびに意思決定に役立つかもしれないと思う人は多いはずです。
そこで、実際にバカラで直近の履歴を活用し「ツキ」や「流れ」のようなものが攻略に使えるかを調査しました。
バカラ攻略に流れはあるかの記事

現実にはツキや流れは無かったと確信をもって言えますが(つまりこの攻略法はダメ)。
気になる方は見てみてください。
ただ直近の出目の履歴を追うのは「意思決定」の助けにはなるかなと思います。この罫線ツール人気だからなぁ。
タイに賭けるバカラ攻略法
タイは出る確率が低いぶん、配当が8倍と高くなっています。
ここで紹介するのはタイの確率が9.52%なので、およそ10回に1回出る確率に注目した戦略です。
簡単な話、9回連続でタイが出なければ、そろそろタイが出るのではないかという思考で次からの勝負でタイにベットしていきます。
1回目~9回目までは見てるだけ。10回目からベットします。以下の図のようにタイベット1回目で当たりが出れば利益は+8です。
もし10回目のベットから連続でタイが外れた場合でも、17回目にタイが出れば今までの損失を取り戻して+1になります。
普段は基本的にはPLAYER/BANKERに賭け続けていき、タイが出てないとわかればタイにもベットしていく戦略ですね。
もし17回目でもハズレたら、つぎからは賭け金を少し増やして(倍プッシュ)して取り戻しを検討することも可能です。
この戦略は少ない試行回数で利益が出たら辞めることが大切です。何度も繰り返しこの戦略を使ってもハウスエッジを打ち破ることはできません。いずれ確率通り負けてしまうのが必然です。

ちなみに試行回数が少ないうちは利益が出やすいってわけでもないよ。
確率に負けないバカラの攻略法とは
連続的に何千、何万とベットを繰り返せば確率に収束して資金が減っていく可能性があることが分かったと思います。
重要なのは1回1回の勝負にクローズアップすれば勝ち負けの確率はほぼ50%なので、そうそう負けがこんで一気に資金がなくなるようなゲームではないのが救いです。
バカラにはブラックジャックのようにプレイヤー側にヒット/スタンドを指示する権利がないため明確な攻略法が無いのが定説です。
またカードが配られてからベットを行うゲームではないため、「運」による部分が大きいですよね。
さて確率に負けないバカラの攻略法ですが
・長くプレイし続けると偏りが無くなって収束していくので、短いプレイ回数で勝負を決める
・ベットする金額の上げ下げによって確率に収束させない勝負をする
などは考えられます。
この他、メンタルコントロールを含む資金管理や、ベット額をコントロールする賭け方が勝利を呼び寄せることになりえます。
タイベット攻略の考え方もミックスして攻める等、独自の攻略を編み出してもよいです。
カウンティングを使ったバカラ攻略
カウンティングとはつまり、場に出てカードシューから取り除かれたカードの数字を記録(記憶)していくこです。
カードシューに残ったカードの偏りから、BANKERが出やすいか、PLAYERが出やすいかを予想し、意思決定するために活用できると信じられている攻略法です。(ブラックジャックで有名ですね)
こちらの記事でやり方の詳細を解説し、シミュレーターを使って検証した結果を公開しています。

結論としては通説のカウンティングはあまり意味がないことが判明しまして、加えて残カードから確率を計算するのは、予測に活用できることが判明しました。
そこで次の勝負の確率を計算できるツールも作って公開することにしました。
→Androidアプリバカラ計算器。性能はいまいちなんだけど。。
結局のところバカラ攻略において有効だと言えるやり方は、計算器を使うことだろうな、と行きつきました。
以下、関連記事です。
- ▼バカラの未来予想は確率を計算することで完璧になります。
- ▼使用済みカードを数えることで、残カードの偏りを発見し、次の勝負を予測しようとするカウンティングを考察・検証しました。