ラ・ブーシェールシステムの賭け方

ラ・ブーシェールシステムとは

海外のギャンブルサイトを閲覧していたら攻略法として「ラ・ブーシェールシステム」という物を発見しました。

日本ではあまり聞き馴染みがありませんが向こうではマーチンゲール法と同じぐらい認知されている賭け方です。

ラ・ブーシェールシステムはモンテカルロ法や、分割マーチンゲールや、キャンセレーションシステムとも呼ばれている手法です。(モンテカルロ法や、キャンセレーションと言った方が認知されてるかも。)

ここではラ・ブーシェールシステムのやり方とシミュレーションをお伝えしたいと思います。

ラ・ブーシェールシステムが適応するゲーム

この手法はヘンリー・ラ・ブシェールさんによって開発されその名前が付けられています。

カジノではルーレット、バカラ、ブラックジャックなどで使えるほか、スポーツベッティングでも活用できます。

ラ・ブーシェールシステムのやり方

やり方は2つあります(正と逆がある)が、どっちも考え方は同じなのでまずはシステムを説明します。それで好みの方を使えばよいでしょう。

確率2分の1で勝利し、勝てばベット額が2倍になるゲームでやるのが基本です。

手元に紙を用意してペンで書いてみると理解が早いと思います。

まず簡単な理解のために1,2,3と書きます。(別に1,2,3,4でもいいし、2,3,0,1,4でも良いのですが)

賭ける金額は両端の合計(つまり1+3)=4を賭けます。

  • 負けたら賭けた金額(4)を数列の右側に追加します。

  • 勝ったら両端を消します。

これが賭けるときの基本的なルールとなります。賭けるときは両端の数字を足した数をベットするのです。

例外は最後に数字が1つだけ残った時です。上の例ですとのこった数字(つまり2)を賭けることになります。

この勝負に勝てば2を消して一連の流れが終了となります。一連の流れが終了したときに最初に書いた数字の合計(6)が利益として手元に残ることになります。

という事は、最初に書いた数字が利益を出したい目標金額になっている‥ということがおわかりいただけるでしょうか。

あなたが10稼ぎたいと思えば、1,2,3,4と書けばよい訳ですね。この数字が全部消えた時に10の利益となるわけです。

1単位=$10でやるならば、10,20,30,40と書いていきます。

ラ・ブーシェールシステムは1,2,3,4と連続した数値を書かなければいけないわけではありません。

最初に小さく張りたいなら1,1,1,5,5,5,1,1,1のような形になるでしょうし。人それぞれ10人10色の設定があると思います。

いくつかのパターンを書くと以下のようになります。

さて、上記のルールで進めていくとしてややこしいのが数列が横長になってくる事がある時です。

ラ・ブーシェールシステムのシミュレーション

目標金額を10として数列の並びを1,2,3,4から始めます。

まずベット額は5です。

負けたら(損失5)ベット額の5を右端に加えて1,2,3,4,5になります。次は両端の合計6を賭けます。

負けたら(損失11)ベット額の6を右端に加えて1,2,3,4,5,6になります。次は両端の合計7を賭けます。

勝ったら(損失4)両端を消します。2,3,4,5になって、次は両端の7を賭けます。

負けたら(損失11)ベット額7を右端に加えて2,3,4,5,7になります。次の賭け金は9。

負けたら(損失20)ベット額9を右端に加えて2,3,4,5,7,9。次の賭け金は11。

勝てば(損失9)両端をけして、3,4,5,7。次の賭け金は10。

勝てば(利益1)両端を消して4,5。次の賭け金は9。

勝てば(利益10)4,5を消して一連の流れ終了となります。

このように紙で書いていくとわかりやすいかと思います。

ラ・ブーシェールシステムのメリット・デメリット

慣れればソラで出来るものの、慣れるまでは手元に紙を用意してやるのがミスなく出来ると思います。その手間が面倒だなというのがデメリットですね。オンラインカジノであれば持ち時間が無いのでゆっくりプレイできて良いでしょう。練習もオンラインカジノでやればいいです。

それから長い負けが続くとベット額が増えていく点も考慮しなければいけません。マーチンゲールほどの膨らみ方はしないのでその点は安心ですが賭けの上限が大きいカジノでなければ上限に到達してこれ以上ベットできなくなることもあります。

損切りが重要なことがわかりますね。もししっかりと資金管理ができこれ以上やらないという規律を持ってプレイするならエンジョイ出来るでしょう。

メリットとしては自ら目標金額を設定できる点にあり、また数列を全部消した時にその目標に到達するという点です。そして長い数値から始め、終える事ができればそれだけ利益も大きくなることを表しています。

逆のパターンのラ・ブーシェールシステムのやり方

先に説明したのが正だとすると、ここでは逆のやり方をお伝えします。基本的な考え方は同じなのですが次のような違いがあります。

正→目標金額を設定してそこに向かう
逆→手持ちの資金を設定し無くなったらやめる

では説明します。

手持ちの資金が10だとしたら、数列は1,2,3,4と書きます。合計が10になるようにするわけですね。

最初のベットは両端の合計(1+4)=5です。

さっきの逆で以下のようなルールです。

  • 負けたら両端を消します。→,2,3,。そうすると2,3が残る。
  • 勝ったてたらベット額(5)を数列の右端にくわえて1,2,3,4,5とする

これを繰り返していくルールです。

負け続けて数値がなくなれば自己資金もゼロになったので終了です。勝てば勝つほど数列が増えていく(青天井)ようなスタイルです。

逆のラ・ブーシェールシステムのシミュレーション

例えばこんな形からスタートしてみましょう。これは手持ち金が$50を持っていた場合です。合計すると50になります。

10,10,5,5,10,10

まずは両端(10+10)で20をベット。勝ったら20を右端に加える。
10,10,5,5,10,10,20

両端(10+20)で30をベット。勝ったら30を右端に加える
10,10,5,5,10,10,20,30

両端(10+30)で40をベット。勝ったら40を右端に加える
10,10,5,5,10,10,20,30,40

このように勝ち続けるほど資金が増えていきます。

次は両端(10+40)で50をベット。負けたら両端を消す。
10,10,5,5,10,10,20,30,40

この時手持ちの資金はこの数列と同じなのです。

次は両端(10+30)で40をベット。負けたら両端を消す。
10,5,5,10,10,20,30

これ以上は繰り返しになるので省きますが、この数列が無くなれば手持ち資金もゼロですのでとてもわかり易いかと思います。

逆のラ・ブーシェールシステムのメリット・デメリット

メリットは負けた時の負け額の覚悟が出来ている、という点です。これは初めて遊ぶカジノやお試して遊びたい時に取り入れると良い方法ですね。あとはのめり込んで資金管理が出来ない人、ズルズルプレイし続けちゃう人にもおすすめです。

「これ以上負けたら止める、勝ってる間は止めねえ」というのは私も好きな考え方です。

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