なぜオンラインカジノで儲かる稼げる必勝法は無いのか
このサイトでは伝統的なベッティングシステムを始め、様々なカジノ攻略法(戦略)を紹介しています。
また数えればきりが無いほどあちこちで必勝法では無いと伝えていますし、攻略法を使うならまずは無料プレイで試してと言っています。当サイトにはシミュレーターも用意しているので攻略法を使うとどうなるかも自分でリサーチできます。
昔から多くのギャンブラーが取り組んできたカジノ必勝法のすべては確率や繰り返しテストの検証によって全否定できるので、いくつか紹介しつつ改めて儲かる稼げる方法は無いよということを、例を示しながらお伝えします。
イーブンベットのマーチンゲール法で16連戦で儲かるか?
かの有名なマーチンゲールを取り上げてみます。
この戦略は、ルーレット赤黒・バカラ・Blackjack等のイーブンベット(約50%の確率で勝利して賭け金が2倍になるゲーム)で使えます。負けたらベット額を2倍、2倍とつり上げ損失を全て取り戻す戦略ですね。
無限の資金と相手が勝ち逃げをしない前提ならまさに最強。負けるはずがないベッティングシステムです。
しかし相手はカジノ。ベット額上限を設けてるので、オンカジのVIPな台でも最大$50000まででしょうか。$1からスタートして16連敗すると次のベット額が$65536で上限突破してしまうのでこれ以上のベットは不可能になります。そこが明確な負け。撤退のタイミング。
バカラのプレイヤーベットを例にするとハズレる率は50.38%。これが16連敗する確率は0.002%。裏を返せばマーチンゲールは勝率99.998%。めちゃくちゃ強い戦略です。
$1ベットで始め、負けるたびに2倍ベットにすると次の表のように損益が出ます。(確率も併記)
連敗しても次で取り返すので+$1ずつ利益が増えていくでしょう。
いくらカジノが$50000までの賭けに応じてくれるとは言え、多くの平凡な資金持ちのプレイヤーは10連敗したときの次の11回目の$1024を賭けるのは難しいかもしれません。
勝利時利益の+$1が安いと思えば、最初のベット額は$10や$30からスタートする人もいるでしょうが、そうすると上限への到達が早くなります。
10連敗は0.11%で起こるので、だいたい949回に1回起こります。バカラは1分に1ラウンドプレイされるとして1日1440ラウンドは進行するでしょうから、1日に1回ぐらい10連敗がありえそうです。16連敗は40日に1回かな。
だから短期的に(今日の1時間とか今日明日の3時間とか)で16連敗どころか10連敗にぶつかる可能性は低いので、ここで利確して止めることができれば、今後一切ギャンブルをやらないのならあなたの勝ちです!
つまり短期的なら確率の影響を受けにくいわけですね。
しかしハウスエッジ(カジノ側の有利度)は揺るがないことも示しています。ほどほどで止めないといずれ16連敗にぶちあたり-$65535の大損失へ。(資金が少ない人なら10連敗の累積-$1023で終了でしょう)
マーチンゲールは非常に勝率が高いのですが誰でも長期的にカジノで儲かる勝ち方とは言えません。
試行回数を増やせば増やすほど儲かる戦略があれば、それこそが必勝法と言えるでしょうけど。
ルーレット ダズンベットx2の勝率98.48%法で稼げるか?
このサイトではまたルーレットで適用できる成功率98.48%の戦略も紹介しています。
この戦略が失敗する確率は1.52%しか無いことを示しました。
詳細は上記ページにありますので、ここでは4連戦の中での賭け金と損益の表を乗せます。
やはりハズレたらベット額を増やして損失を取り戻す戦略の1種です。成功する確率は98.48%。
気を付けたいのは勝率98.48%なんて言われると自分は負けないと誤認してしまう可能性があることです。長期的に見ていずれ4連敗(-$312)するのではなく、目の前の1回目から4連敗する可能性もあることを認知すべきです。
勝率の高い戦略でもハウスエッジを減らすことはできません。継続してやり続けるといずれ損をして終わることを理解してください。だからオンラインカジノで儲かる稼げる必勝法ではないのです。
もし1万人がこの戦略に挑戦すると結果(-312か、+1か+3か+13か+63になる人数)は次のようになります。
自分は強運だと思えれば1回だけこの戦略にトライしてください。大抵の人が+1単位の利益で終えることができます。その次に利益が出る人は3倍を得、その次は13倍を得、その次は63倍の利益を得るでしょう。そしてごくわずかの人は-312単位の大損となります。
1度チャレンジして成功する確率が98.48%のやりかたで、10回連続で成功する確率は85.76%です。これが20連続となると73.56%まで下がり、30連続は63.08%で、40連続は54.10%、50連続は46.60%まで下がってきます。
こうなる戦略ですがなんども繰り返し実践して利益を積み上げていけると思いますか?いずれ4連敗して-312ドルの大損失に直面するでしょう。
パロリー1・1・2・4戦略で稼げるのか?
パロリーベッティングシステムは有名で人気のシステムの1つです。バカラやルーレット赤黒やBlackjack等で適用できます。
本来はパロリー1・2・4なのですが変種もあるし自分の裁量を加えても構わない戦略です。
そこでパロリー1・1・2・4を取り上げてみます。(→各種パロリー法はこちら)
このシステムは勝ち機運に乗じてベット額を1単位から→2→4と増やして利益を増やしていこうとするギャンブラーの心理を反映しているでしょう。
この戦略で10ラウンド挑戦し4連勝したら利確して終了する形で1万人が挑戦するとどうなるかグラフで表してみました。
10連敗して-100になる人は11人ほど発生してしまいますが、4連勝して+$80で利確終了できる人も965人います。
マイナスで終了してしまう人は6101人、プラマイ0は811人、プラスで終了する人は3153人。パロリー1・1・2・4は6割の人が損して終わり、3割の人は利益を出せる戦略と言う事が判明しました。
上記は$10スタートのグラフです。資金持ちの人で10倍の勝負をするなら$100スタート。さらに10倍の資金増減になります。つまり多く稼ぐ人で+$800の利益。損する人は-$1000の損に。
繰り返しになりますが、自分は強運だ、この戦略は自分に幸運をもたらしてくれる、連敗なんてするはずがないと思わない事です。
多くの人が攻略法という言葉の響きに惑わされるのか?たった10ラウンドで連敗するはずがないと思うのか?果敢に挑み、玉砕し、私にクレームを送ってくる人も少なくありません。
(中学校のときに数学で確率を習ったよね‥自分もあまり勉強できた方ではないけど、分の悪い勝負を続けてたらいずれ資金が減る勢力が強くなっていくのは肌感でわかる)
分の悪い勝負を続けますか?(この表現いいな)
記事を書いててこの表現イイなと思ったので(笑)
もっとわかりやすく、「攻略法でもずっと続ければ負けるよ」っていうのをお伝えできるかもしれない。
仮のギャンブル。
「ジャンケンで僕に勝ったら90%支払うよ」
このギャンブルやりますか?
100ドル賭けてジャンケンに勝てば90ドルの儲け!!∩(*´ᗜ`∩)ワッショイ♪.
アイコのときは返金。マケたら賭け金没収。
これにマーチンゲール法使って挑む??
10%も手数料(ハウスエッジ)取られてる。
「あ、こりゃイカンな」って肌感とかイメージでわからないならギャンブル向いてないよ。
短期的にはマーチンで勝って利益でるかもしれない。けどずっと続けたら資金減るぞ‥ってわかるよね。
これは50%の勝率で、配当を90%に安くしてる例。
仮のギャンブルその2。
「ジャンケンで勝ったら倍支払うよ、けどアイコと負けは賭け金没収」
このギャンブルやる?やらないよね。勝つ確率はたったの1/3しかない!
アイコ(確率1/3)のときも負け同然賭け金没収だから、カジノの有利度(ハウスエッジ)は1/3もある!
最初の1回は勝って利益でるかもしれないよ。 けどこんな状況でベッティングシステムを使っても数回やるうちに資金が減るってわかる。
とまぁカジノのギャンブルはこんなに酷くハウスエッジを取っていません。むしろ1~5%のギャンブルが多いからそんなにカジノが有利でもなくプレイヤーに勝利を与えることもある。
カジノは手を変え品を変え、あるときはカードゲーム、あるときはサイコロとプレイヤーに有利そうに見せ、魅力的な報酬を用意しギャンブルに誘引してるわけですね。
ハウスエッジのせいで優秀な戦略も長期的には負ける
ベッティングシステムは勝率が高いことはご理解いただけていると思いますが、一方で長く続けるといずれ負けが増えて資金損に向かうことも明確になりました。
ハウスエッジは減らすことができないのです。
あなたはゲームで次の試合の予想をするときに、以下のようなことを考えたり参考にしたりしませんか?
- 直近でBANKERが7連続で出てるな‥そろそろPLAYERが出るかもしれない(バカラ)
- ルーレットで過去100ラウンドの履歴で18、23、32がよく出てるから、そこにベットしよう
- 〇〇〇×〇〇〇×〇〇 と来てるから、次は〇でその次は✕が来そうだ
私もこのように直近過去のゲームの結果を参考に、未来のゲームの行方を予想したりすることがあります。
しかし残念ながら未来に起こる結果は、過去の結果に左右されません。
これが過去の事象が未来へ影響を及ぼすようなギャンブルなら話は変わってきます。
例えばBlackjackは8デッキ416枚のカードがシューにセットされ、カードが少なくなるまで同じシューが使われていきます。残カードの偏りが発生するのでカードカウンティングが禁止されてますし、前のプレイヤーによって場に出たカードは判断に少しの影響を与えるでしょう。
バカラも同様で8デッキ416枚のカードは1度だけシャッフルしたらカードが少なくなるまで、そのシューを使い続けます。これによって序盤と終盤ではカードデッキに微妙な偏りができますので、若干だけ未来のラウンドに影響を及ぼします。(つまり若干ハウスエッジが減ることもある)(ハウスエッジが無くなることはめったに起きない)
多くのゲームは1ゲーム毎にやりなおしなので今までの結果は将来の予想には関係ないのです。よってカジノ側の有利度は常に一定に保たれていて、長くプレイすればやはりカジノが見込む額だけプレイヤーが損するようにできているのですね。
ちなみにバカラで微妙にハウスエッジが減ることもある所に着目したアプリをリリースいています。(→バカラとカウンティングの記事)参考まで。ハウスエッジの影響を受けにくいのは短期勝負
バカラもルーレット赤黒もブラックジャックも、プレイヤーが勝つ確率は50%に近い(厳密には50%もない)訳ですから、
ある勝負の流れの中で、短期間(例えば10回)を切り取れば、勝ちが5回で負けが5回、プラマイ0で着地する可能性が高いと言えます。しかし1000回、1万回、100万回とプレイを続けると必ず負けの方の回数が増えてきます。試行回数が増えれば増えるほど。
サイコロを10回だけ振ればどこかの目が偏って出るかもしれないけど、振り続ければどの目も平均的に同じぐらい出るようになるのと同じように。
例えばバカラPLAYERベットなら10回プレイすれば5勝5敗かもしれないし100プレイなら50勝50敗かもしれないけど。
1000プレイなら495勝505敗ぐらいになり、1万回プレイすれば誤差はあれど確率に従い4962回の勝利と5038回の負け‥のように負けが確実に増えてきます。負けの方が増えていくので資金は徐々に減っていきます。
何が言いたいか?
私はカジノに長期的に勝つことは難しいと言っています。逆に短期勝負で止めるなら勝てる可能性もあるんじゃないかということです!
「!」をつけて勢いよく書くとウズウズする人多いんだよ。。気を付けて短期勝負なら絶対に勝てるということを言ってる訳ではありません。その点を同時に理解してほしいです。
だから今までの負けを取り戻すべく、短期的にベット額を増やすことが功を奏する可能性もなくはないと思います。
10回プレイなら7勝3敗で終えることができるかもしれないってことです。
以上でこの記事は終わりです。オンラインカジノで儲かる稼げる必勝法が無いことを段階的にお話ししたつもりです。
わかりやすかったと言ってもらえたら嬉しいけど、その自信はあまりない‥
それでもやりたいですか?それは幸せです!
もしここまで言ってそれでも攻略法を使ってみたいならそれは幸せです。だってカジノをゲームを楽しんでるってことですから。損益は度外視、ゲームを攻略したりライブディーラーとのやりとり、空気感を楽しめる、エンジョイ勢になれたら幸せでしょう。
1度の大勝利の経験が忘れられずついつい大ハマリしてしまう若者が多いと言います。本気で勝ちを狙って負けて生活費に手を付けるのは駄目です。
ちょっとした非日常を楽しむツールとして活用してくださいな。
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