テキサスホールデムポーカー

テキサスホールデムポーカーのルールとやり方

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テキサスホールデムポーカーは日本でよく知られているポーカーとは全く異なるルールだと思います。

プレーヤー同士で掛け金を吊り上げていくというゲームの流れでとてもスリリングなもので、自分の組み合わせが弱いと感じたら降りることもできます。その時はもちろん掛け金は没収です。

実際に強い組み合わせを持っていれば勝つことができますが、なんといってもここは心理戦。「私は強い組み合わせを持っているぞ」という雰囲気を出して、他の全員を降ろすことができれば勝てちゃったりします。

つまり、運だけではなく態度や仕草などで相手を威圧することができれば勝つことができるんですね。これこそギャンブルです!

パチンコやスロットでは得られない心理戦、賭け金を積み上げていくスリリングさ、多くの方が求めているギャンブルだなと思うわけです。

それでは、日本ではあまり馴染みのないテキサスホールデムポーカーについてルールや賭け方を見ていきましょう。

●テキサスホールデムポーカーは2人から10人で行うポーカーです。カジノ側の人間は勝負に参加しません。

●自分に配られる2枚のカード(自分にしか見えない)とテーブルにオープンになっている5枚のカード、合計7枚の中から5枚を組み合わせて、それぞれ手札の強さを競います。

●ゲームは4回のラウンドに分かれていて、それぞれの回でチップを賭けていきます。この時に自分の手札が弱いと思ったら降りることができます。最後のラウンドが終わって降りずにいたプレイヤーが役を見せ合い、一番強いプレイヤーの勝利になります。

●勝利者は最終ラウンドまでに集められた全員の賭け金(ポットと呼ぶ)を総取りできます。

 

テキサスホールデムポーカーの役

テキサスホールデムポーカーは手札の2枚と、場に出ている5枚の合計7枚の中から5枚を選択し、役を作ります。

役は標準的なポーカーの役と同等です。

ポーカーの役についての記事も参考にしてください。

 

ゲームへの参加と進み方

カジノにおけるテキサスホールデムポーカーは多人数のプレイヤーが参加できる専用のテーブルで行われます。

 

テーブルのレイアウト

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テーブルはこのようなものを使います。奥がディーラーでそれを囲むように6人が座るタイプのテーブルですね。

各プレイヤーの手元には◯が4つあるのが見えるでしょうか。ここにチップを置いていくようになります。

詳しく見るためにゲームの画面を使います。
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自分の前にはこのようなレイアウトになっています。

白色の円の中に賭ける場所が4ヶ所あります。

左から「ANTE」「CALL FLOP」「BET TURN」「BET RIVER」と書いてあります。それぞれ説明すると、

・ANTE → アンティとよびます。1回目の賭けラウンドでテーブルで決められた参加料を支払う場所です
・CALL FLOP → フロップとよび2回目のラウンド時に賭ける場所です
・BET TURN → ターンとよび、3回目のラウンド時に賭ける場所です
・BET RIVER → リバーとよび、最後のラウンド時に賭ける場所です

となっています。

 

ゲームの進め方

ディーラーボタンについて

テキサスホールデムポーカーは複数人で行うゲームのため誰からスタートするかを決めて、時計回りに自分の番が来るようになっています。

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スタートの人の前に「ボタン」という目印が置かれます。この「ボタン」は1プレイごとに次の人に移っていき、公平になっています。

さて、ここからがスタートです!

 

ディーラーが全てのプレイヤーにカードを2枚ずつ配り始めます

1回めのラウンド:プリフロップ
プレイヤーにカードが2枚ずつ配られれば1回目のラウンドが開始します。

その後、
・ボタンの左隣の人→スモールブラインドといって最低賭け金の半額をベットする
・スモールブラインドの左隣りの人→ビッグブラインドといって最低賭け金をベットする

と行われ、ここまでは予定調和となっています。プレイヤーは続いて時計回りに賭けます。自分の手がよさそうだと思えばコールします。

ボタンの人まで順がまわればディーラーは場に3枚の共通カードを出します。プレイヤーは共通カードと自分の手の2枚をあわせた5枚で役をつくります。

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2回目のラウンド:フロップ
2回目のラウンドが開始します。2回目もスモールブラインドの人から賭けてゆきます。自分の手がよいと思えばベットを行います。全員が賭けるかFOLD(降り)を選択しおえれば、ディーラーは共通カードを1枚追加でオープンにし、共通カードは合計4枚になります。自分の手の2枚と共通カード4枚の中から選んだ5枚で役をつくります。

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3回目のラウンド:ターン
3回目のラウンドが開始します。ベットを行い、プレイヤー全員が賭けるか降りを選択しおえれば、ディーラーは共通カード1枚を追加でオープンにし共通カードは5枚となります。自分の手の2枚と共通カード5枚の中から選んだ5枚で役をつくります。

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4回目のラウンド:リバー
最後のラウンドです。勝負にいくか降りるかの選択となります。この時点で2名以上のプレイヤーが賭けを行って残っていれば勝負となります。

ショーダウン
残っているプレイヤーの手と共通カードを全てオープンにして勝負することです。ここで勝利者が決まります。

途中、どのラウンドでも「降り」を選択する事ができます。降りることをフォールドとかサレンダーと言います。降りた場合、これまで賭けた金額は無条件で全額回収されます。

また、どのラウンドでも賭けずに様子を見ることもできます。これは「チェック」と言われる行為で、賭け金を積まずに次のプレイヤーに回すことができます。

初回にチップを賭けることをベットと言い、その後はコールで同額を賭けるか、レイズでさらに金額を上乗せするか、チェックで様子を見るか、フォールでゲームを降りるかという駆け引きになります。この駆け引き自体がテキサスホールデムポーカーのすべてといってよく、基本的なルールは枠組みでしかないといっても過言ではありません。

 

テキサスホールデムポーカーの基本的な戦略とは?

ゲーム自体はすぐに終わってしまうシンプルなものですが、ここに強烈な心理戦があるわけです。自分以外のプレイヤーが全員降りれば勝ちになるので、強い役が揃わなくてもゲームを制することができます。

基本的にラウンドが重なるとそれだけ出費が増えますから、勝つ見込みがないと感じたプレイヤーは序盤で降ります。つまり、それを見越して自分が弱い役しかないという場合でもゲームを続行することができるのです。

テキサスホールデムポーカーは心理戦です。心理戦として有効な戦略を駆使することで、どのような役であっても勝利することができます。現金を賭ける場合、多額のチップを失うことがプレイヤーにとってもっとも精神的な打撃になるので、チップの賭け方だけで、自分の役がどうであっても相手を出し抜くことが可能になります。基本的にブラフの戦略ということになり、こちらの意思や自信をチップの賭け方で示すゲームです。

役に自信があると思わせるためにはコールではなくレイズすべきでしょう。つまり、1度のチップ額を引き上げる行為で、この上がり幅が大きいほど同席しているプレイヤーは強気だと感じることになります。さらに有効なのは、レイズした次にリレイズすることで、これはさらに金額を引き上げる行為です。勝てるから金額を積んでいるという意思表示になり、このプレッシャーに勝てないプレイヤーはフォール、つまり脱落していきます。

この戦略自体は自分の役がどうであっても使える手です。他のプレイヤーの中に本当に強い役を持っている人がいれば、このような戦略でも降りることがありません。そのような相手がいて、自分の役が危ないと感じた場合は、自分がフォールすることです。とりあえず当ててみる、そして無理そうであれば思い切って引くというのもひとつの安全策ですが、ここで一番強気に出たプレイヤーが本当に強い役を持っているかどうかがわからないのが、このゲームの一番の醍醐味でしょうね。

 

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