ビデオポーカーJacks or Betterのマシン選びとルール
ビデオポーカーは数あるポーカーの中で最も日本人が知っていて、取っ付き易いポーカーゲームだと思います。
日本のゲームセンターにメダルゲームとして置かれている場合があり、プレイしたことのある人も多いのではないでしょうか。
この記事ではビデオポーカー攻略法として「ゲームの選び方」と「カードの入れ替え戦略」をお伝えしています。
最近はオンラインカジノも普及しているため攻略法を試しやすい環境もあります。
ビデオポーカーは本場のカジノでもシンプルで人気のあるゲームです。
また、攻略法が確立されておりその通りにプレイすることで高い払い戻しを期待することができます。
一般的にビデオポーカーの還元率は97%~99%以上出ますが、カジノの中でこれほど高い還元率のゲームは他に無いかもしれません。
以前、「最適な戦略で挑むと還元率100%をわずかに超える」と言う記述をどこかのサイトか書籍で見た気がします。当サイトでもそのようにご案内した事がありますが、改めて99以上100%未満と訂正します。
ビデオポーカーの種類と名称
ビデオポーカーは通常、Jacks or Better 9/6(ジャックス・オア・ベター)という名称です。
ビデオポーカーの台を探そうと思えば「Jacks or Better」と書かれているマシンを見つけてください。
オンラインカジノであればジャックスオアベター以上の高配当で面白いゲームが揃っているでしょう。
通常このゲームではジャック(J)のワンペア以上でなければ役が出来ません。[2]や[10]などのワンペアは払い戻しされないのです。
マシンによってはKings or Better(キングのワンペア以上)や、Nines or Better(9のワンペア以上)といったものもみかけます。
ビデオポーカーJacks or Betterマシンの種類
また、カジノのあちこちに置かれているJacks or Betterですが、その台の中でも種類があります。
「Jacks or Better 9/6」 や、「Jacks or Better 8/6」、「Jacks or Better 8/5」などです。
ビデオポーカーのマシンに書かれている配当表を見ればその違いがわかります。
以下のような配当の台は一般的なJacks or Better 9/6です。
フルハウスの配当が9倍、フラッシュの配当が6倍となっているマシンですね。
上の配当表を基本として、マシンにより配当のパターンは種類があります。参考にしてください。どちらにしても複数のマシンがある場合は配当が少しでも高い方を選ぶことが重要です。
役 | 9/6台 | 8/5台 | 8/6台 |
---|---|---|---|
ロイヤル | 800 | 800 | 800 |
ストフラ | 50 | 50 | 50 |
フォーカード | 25 | 25 | 25 |
フルハウス | 9 | 8 | 8 |
フラッシュ | 6 | 5 | 6 |
ストレート | 4 | 4 | 4 |
スリーカード | 3 | 3 | 3 |
ツーペア | 2 | 2 | 2 |
Jacks or Better | 1 | 1 | 1 |
オンラインカジノには様々なビデオポーカーがある
基本の9/6以外にオンラインカジノにはルールや配当が少し異なるビデオポーカーが用意されてるので面白いです。
このゲームは私もよくプレイしているベラジョンカジノというオンラインカジノの中のビデオポーカーの1つ。Deuces Wild(デュースワイルド)で、[2]のカードがワイルドカード(ジョーカー)として使えます。
なのでこのような手は2ペアではなく4カードになるのです。このゲームはお勧めです。
ビデオポーカーのルールと役
ビデオポーカーはディーラーと対決するものでも、プレイヤー同士で争うものでもありません。
たんたんとゲーム画面に向かい、役を揃えていくゲームです。
ルールと遊び方
1.まずはコインを入れてベットします。
通常1~5ベットできますが、ロイヤル・フラッシュの800倍はMAXベットをしたときだけの配当です。
2.その後、5枚のカードが配られます。
3.Jacks or Betterでは、カードのチェンジが1回だけ可能です。
取っておくカードは「HOLD」し、チェンジしたいカードは何もしません。
4.その後、ディール(DEAL)すれば、カードが配られます。
5.この時点で役があれば、配当が貰え、無ければ賭け金が没収されます。
Jacks or Betterの役
ポーカーの一般的な役については「ポーカーの手役について」の記事を参照ください。
※Jacks or Betterでは、[2]~[10]のワンペアは役とはみなされません。 ワンペアは[J][Q][K][A]のみ配当がつきます。→これをハイペアと言ったりもします。
[2]~[10]のワンペアは配当すらされませんので、この点だけ注意してください。
ビデオポーカーJacks or Better攻略法(基本戦略)
伝統的なビデオポーカーの攻略法は次の3つで構成されています。
・マシン選び
・ロイヤル・ストレート・フラッシュが出るまでやり続ける
・カードチェンジの戦略
マシン選びについて
ビデオポーカーにはJacks or Better 9/6や、Jacks or Better 8/5といった種類のマシンがあると言いました。
マシン選びは単純なもので、Jacks or Better 9/6 の方を選んでください、という事になります。
すなわちフルハウスの配当が9倍で、フラッシュの配当が6倍のものです。
単純にペイアウト率がコチラのほうが良いので9/6以外のものを選ぶ理由が無いのです。
なのにカジノにはこれらのマシンが併設され、多くのプレイヤーが何の気なしに8/5や8/6のマシンで遊んでいるのです。
マシンにJacks or Better9/6とは書かれていないので、フルハウスとフラッシュの配当をチェックするようにしてください。
個人的には先ほど紹介したビデオゲームのデュースワイルドがあればお勧めします。
それからコイン1枚だとこの配当倍率にならず、1プレイコイン5枚賭けで初めて最大配当になるマシンもあります(多くのマシンで採用)ので、毎回コイン5枚ベットするように気をつけてください。
ロイヤル・ストレート・フラッシュが出るまでやり続ける
ビデオポーカー攻略の原則ですが、何回も何回も繰り返しベットをし続けてロイヤル・ストレート・フラッシュを狙っていく事にあります。
それ以外の役のときは、コインの回収、再投資に回すようになります。
かなり忍耐と軍資金が必要になってきますのでビデオポーカーで勝って利益を出そうと思えば覚悟が必要なのかもしれません。数千プレイで出ることもあるし1万回プレイで出ないこともあります。この記事の後半でシミュレーションしてみた結果も載せてるのでそちらもお楽しみに。
カード入れ替えの戦略
ビデオポーカーにおける攻略法は5枚のカードが配られた後のカードのホールドや入れ替えの戦略にあります。
配られた5枚のカードをどのように残すか、どのように入れ替えるかが重要です。
これは先人たちの確率計算と試行錯誤によって王道のパターンが決まっていますので手元に紙をコピーして置いておくか、暗記してプレイすることになるでしょう。
■条件①フルハウス以上の手は全部ホールド
フルハウス/フォーカード/ストレート・フラッシュ/ロイヤル・ストレート・フラッシュ
が最初からできてれば、5枚ホールドします。
■条件②あと1枚でロイヤルストレートフラッシュ
→4枚をホールドします。
例えストレートやフラッシュが出来てても役を崩します。
■条件③スリーカード完成
■条件④ストレート完成
■条件⑤フラッシュ完成
■条件⑥ストレート・フラッシュ4枚
■条件⑦ツーペア完成形
■条件⑧ハイペア
■条件⑨ロイヤル・ストレート・フラッシュ3枚
■条件⑩フラッシュ4枚
■条件⑪ワンペア(ローペア)
■条件⑫ストレート4枚(両面待ち)
■条件⑬ロイヤル2枚(絵柄の同じハイカード2枚)
→2枚ホールド、3枚チェンジ。
これは絵柄の同じハイカード2枚という意味。ロイヤルを狙うためこの2枚をホールド。♠8~♠Qのストレートフラッシュも見えてるけど優先順位的に残すのはこの2枚。
■条件⑭ストレートフラッシュ3枚
→3枚ホールド、2枚チェンジ。
♠8♠10♠Jが見えるので、♠9と、♠7か♠Qを引いてのストフラ狙いになります。
■条件⑮絵柄違いのハイカード2枚
ここは絵柄の違う2枚のハイカードという意味。(絵柄が同じハイカード2枚は条件⑬なので)
※よく見ていただくとわかるがこの手は[9][10][Q][K]となっていてあと1枚でストレート[9][10][J][Q][K]になる。しかし真ん中待ちのストレートは狙わないのがセオリーとなる。
■条件⑯ハイカード3枚以上ある場合
→同じマークが2つある場合は条件⑬のロイヤル2枚と同じ扱いになる。
バラバラの絵柄でハイカード3枚以上ある場合は
→数字が低い方のハイカード2枚をホールド。
これはストレートの可能性が少し高いからです。(JQ残し→[8][9][10][J][Q]の可能性がある分。QA残しだとストレートは[10][J][Q][K][A]しかない。)
■条件⑰同じマークで10とハイカード
ロイヤル狙いなので[10][J]、[10][Q]、[10][K]、[10][A]はその2枚を残す。
■条件⑱ハイカード1枚
■条件⑲ゴミ手
→5枚ともチェンジ
4枚揃いの真ん中待ちストレート、3枚揃いのフラッシュでもゴミ手なので全部チェンジします。
ケーススタディ
どこをホールドするかという練習問題をやってみましょう。
(題1) ♠J♦J♥10♥Q♥K
この問題は[J]のワンペアと、10~Kのストレート両面待ち、♥10、Q、Kのロイヤル3枚と3パターンあるので、どれをホールドするか難しい所。
答えは[J]のワンペア残しです。ホールドの条件は⑧のハイペアが優先順位が高く、次いで⑨ロイヤル3枚、⑫ストレート両面待ちになるからです。
(題2) ♥J♣Q♦K♠A♥5
一見するとストレートの可能性が見えますが、ルール上J~2のストレートはありません。10の片面待ちストレートは狙わないので、この問題の答えは条件⑯に合致します。数字が低い方のハイカード2枚(♥J♣Q)をホールドします。
(題3) ♦5♦10♦J♦K♦A
これは既に♦フラッシュが完成している状態だけど、♦Qを引いてのロイヤルフラッシュが見えています。
全ホールドならフラッシュ完成で6の配当(還元率600%)ですが、あえてブタになる可能性のある♦5落としのロイヤル狙いがセオリーです。
疑問に思う方もいるかもしれませんが、ロイヤル狙いの場合の還元率を計算すれば、どっちがお得なのかわかりますので、やってみましょう。
ロイヤルは♦Qを引く確率ですので、残りカード47枚のうちの1枚。つまり確率1/47。それに対して配当は800倍なので、還元率は1/47×800=1702%となり、フラッシュ完成形のまま(600%)より高くなるのでお得なのです。加えてロイヤルが出来なかったとして、まだ他のフラッシュ、ストレート、Jacks or Betterの可能性もありますし。
シミュレーションツールによる実行結果
Jacks or Better シミュレーションツールを作りました。
これを使うと攻略法を適用した時の連続的なプレイをシミュレーションできます。
10万回実施した時に次のような結果になりました。
(1回目)
役 | 回数 | 配当 |
---|---|---|
ジャックスオアベター | 21533 | 107665 |
ツーペア | 12884 | 128840 |
スリーカード | 7484 | 112260 |
フルハウス | 1102 | 49590 |
ストレート | 1077 | 21540 |
フラッシュ | 1057 | 31710 |
フォーカード | 277 | 34625 |
ストレートフラッシュ | 13 | 3250 |
ロイヤルフラッシュ | 3 | 12000 |
総計 | 45430 | 501480 |
1プレイあたりコイン5枚をベットしてますので10万回プレイでのベット総計は50万コイン。それに対してリターン配当は501480なので今回は運よく黒字で終了という感じ。
さすがにロイヤルフラッシュはなかなか出ないものですね。マシンに向かって10万回のプレイする根気があればこれぐらいのパフォーマンスも不可能ではないのかもしれません。
(2回目)
役 | 回数 | 配当 |
---|---|---|
ジャックスオアベター | 21492 | 107460 |
ツーペア | 12826 | 128260 |
スリーカード | 7503 | 112545 |
フルハウス | 1178 | 53010 |
フラッシュ | 1091 | 32730 |
ストレート | 1086 | 21720 |
フォーカード | 253 | 31625 |
ストレートフラッシュ | 9 | 2250 |
ロイヤルフラッシュ | 5 | 20000 |
総計 | 45443 | 509600 |
次の10万回の結果はこのように。ロイヤルって意外と出るような気がしてきました。こちらもプラスで終了しています。ロイヤルが出るまで根気強くプレイしてロイヤルが出たら止める、というやり方なら結構利確して終了できるかもしれませんね。
ビデオポーカー攻略法まとめ
以上がゲームの選び方とカード入れ替え戦略です。
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