今日もベラジョンカジノに入荷したクラップスの記事です。
前回はクラップスライブの遊び方やルールや賭け方を解説しましたが、今回は確率面や還元率(カジノの有利度ハウスアドバンテージ)の面からアプローチしてみたいと思います。
クラップスは私自身も初心者ですが確率計算は普通に数学でできるので、どこに賭けるとお得なのか、あるいは賭けるべきじゃないのか、カジノ側がボッてるのかを明らかにしていきたいと思います。
クラップスには賭けるエリアが28通りもあるし、アタリの条件が複雑なので1つ1つ見て行きたいと思います。
2個のサイコロの出目の全パターン
まず基本となる1~6の目がある2個のサイコロを同時にふるときの出目のパターンは以下のとおりです。
サイコロ2個の出目全部 | 合計値 | 場合の数 | 確率 | 確率 |
---|---|---|---|---|
1-1 | 2 | 1 | 1/36 | 0.0278 |
1-2、2-1 | 3 | 2 | 2/36 | 0.0556 |
1-3、2-2、3-1 | 4 | 3 | 3/36 | 0.0833 |
1-4、2-3、3-2、4-1 | 5 | 4 | 4/36 | 0.1111 |
1-5、2-4、3-3、4-2、5-1 | 6 | 5 | 5/36 | 0.1389 |
1-6、2-5、3-4、4-3、5-2、6-1 | 7 | 6 | 6/36 | 0.1667 |
2-6、3-5、4-4、5-3、6-2 | 8 | 5 | 5/36 | 0.1389 |
3-6、4-5、5-4、6-3 | 9 | 4 | 4/36 | 0.1111 |
4-6、5-5、6-4 | 10 | 3 | 3/36 | 0.0833 |
5-6、6-5 | 11 | 2 | 2/36 | 0.0556 |
6-6 | 12 | 1 | 1/36 | 0.0278 |
合計 | 36 | 合計 | 1 |
これはギャンブラーな皆さんならご存知の通りだと思います。簡単な表ですが見方を説明しておきますと。
上から合計値が2になるのはサイコロが1-1のときの1パターン(場合の数)しかありません。
同様に合計値が3になるのはサイコロが1-2あるいは2-1のときの2パターン。
以下同様。もっともパターン数が多いのは合計値7ですね。1-6、2-5、3-4、4-3、5-2、6-1の6通りあります。このことから2個のサイコロを振って一番出やすい合計値は7だとわかります。
(麻雀やってても思いますが7のトイメンが一番出やすいですよね)
さて、全てのサイコロの場合の数は36あります。
そして確率は表の通りですね。
例えば合計値10は4-6、5-5、6-4の3通りなので、3/36が確率です。割り算すると0.0833(8.33%)となります。
各数字がどれぐらい出やすいか(あるいは出にくいか)はこの表を見れば一発です。
PASS LINEベットの確率と還元率
PASS LINEはカムアウトロールでのみ賭けができます。
PASS LINEベットが当たる確率や還元率を計算で求めていきましょう。
カムアウトロール時の確率
アタリ条件はサイコロの出目が7か11のとき。上の表を参照すれば7が出るのは6通りで11が出るのは2通り、あわせて8通りあります。
(従って確率は8/36=0.2222です。)
一方でハズレとなる条件はクラップスの2か3か12のとき。2は1通り、3は2通り、12は1通り、あわせて4通りです(確率は4/36=0.1111ですね)。
PASS LINEベットは最初の1投目をみると当たりの場合の数は8通りに対してハズレは4通りなので、当たる確率のほうが2倍も高いことがわかります。
カムアウトロール段階をみればカジノ側よりプレイヤー側の方が有利ということが言えますね。
また4、 5、 6、 8、 9、 10、が出ればポイントとなりポイントロールへ移行、賭けたチップはそのまま維持で賭けが続行されます。
ポイントロール時の確率
ポイントロールでは当たりとなるのはそれぞれのポイントの番号です。また7が出たらハズレで、それ以外が出たら維持となります。
つまり7が出る前にポイントが出れば勝利になります。
7が出る確率は前出のとおり6通りですが、
例えばポイントの4が出るのは3通りですし、
ポイント5は4通り、ポイント6は5通り、ポイント8は5通り、ポイント9は4通り、ポイント10は3通りです。いずれも7が出るよりも出にくいですね。
カムアウトロールではプレイヤー有利だった確率は、ポイントロール段階になると逆に7がハズレになることにより、カジノ側が有利になるわけです。
例を出して確率を求めてみます。
カムアウトロールでポイントナンバーが4になり、ポイントロールで勝利する確率は?
サイコロ2個の出目の全36パターンのうち、ポイント4が出でアタリになる場合の数は1-3、2-2、3-1の3通り。ハズレになる7は6通りで、合計9通り。ということは36パターン中9通りは勝負がきまり、それ以外の27通りは勝負が決まらず続行です。
勝負がきまる9通りのなかの3通りがアタリなので、3/9=0.3333(33.33%)がポイント4でアタリとなる確率です。逆にハズレになるのは6/9=0.6666(66.66%)
カムアウトロールではカジノ側が有利なことがわかりますね。
同様にポイント4~10までの確率を表にしておきます。
ベット | ポイント | 当たり番号 | 当たる 場合の数(A) |
確率 | 確率 | ハズレ番号 | ハズレる 場合の数(B) |
確率 | 確率 | 勝負が決まる 場合の数(A)+(B)=(C) |
7が出る前に ポイントが出る確率 (A)/(C) |
確率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PASS LINE | 4 | 4 | 3 | 3/36 | 0.0833 | 7 | 6 | 6/36 | 0.1667 | 9 | 3/9 | 0.3333 |
5 | 5 | 4 | 4/36 | 0.1111 | 10 | 4/10 | 0.4000 | |||||
6 | 6 | 5 | 5/36 | 0.1389 | 11 | 5/11 | 0.4545 | |||||
8 | 8 | 5 | 5/36 | 0.1389 | 11 | 5/11 | 0.4545 | |||||
9 | 9 | 4 | 4/36 | 0.1111 | 10 | 4/10 | 0.4000 | |||||
10 | 10 | 3 | 3/36 | 0.0833 | 9 | 3/9 | 0.3333 |
カムアウトロールからポイントロールを合計
さて、それでは最初の状態カムアウトロールから勝負が決するまでにPASS LINEが勝つ確率を合計します。
(1)↓まずこれは最初に述べたのを表にしただけ。
カムアウトロール | ||||
---|---|---|---|---|
ベット | 当たり番号 | 当たる場合の数数 | 確率 | 確率(A★) |
PASS LINE | 7 11 | 8 | 8/36 | 0.2222 |
(2)↓これはカムアウトロールで4~10それぞれがポイントになりポイントロール段階に移行する確率を求めています。
カムアウトロール | |||||
---|---|---|---|---|---|
ベット | ポイント | 場合の数 | 確率 | 確率(B) | 合計確率 |
PASS LINE | 4 | 3 | 3/36 | 0.0833 | 0.6667 |
5 | 4 | 4/36 | 0.1111 | ||
6 | 5 | 5/36 | 0.1389 | ||
8 | 5 | 5/36 | 0.1389 | ||
9 | 4 | 4/36 | 0.1111 | ||
10 | 3 | 3/36 | 0.0833 |
カムアウトロールでの勝利0.2222とハズレ0.1111を除けば、ポイントロール段階に移行する確率は0.6667(約66.67%)もあることがわかりますね。
ここまでを図でまとめるとこうです。
(3)↓こちらはポイントロールで当たる確率を表にしたものです。
(2)の表の(B)列を転記しています。(C)の7が出る前にポイントが出る確率は、前章の表を転記しています。
ポイントロール | |||||
---|---|---|---|---|---|
ポイント | ポイントになる確率(B) | 7が出る前にポイントが出る確率(C) | ポイントでアタリになる確率(BxC) | ポイントで当たる確率合計(D★) | |
4 | 0.0833 | 0.3333 | 0.0278 | 0.2707 | |
5 | 0.1111 | 0.4000 | 0.0444 | ||
6 | 0.1389 | 0.4545 | 0.0631 | ||
8 | 0.1389 | 0.4545 | 0.0631 | ||
9 | 0.1111 | 0.4000 | 0.0444 | ||
10 | 0.0833 | 0.3333 | 0.0278 |
「ポイントでアタリになる確率」は、カムアウトロールでポイントになる確率(B) × ポイントロールで7が出る前にポイントが出る確率(C)で計算されます。
そうして各4~10までのポイントでアタリになる確率を合計すると0.2707になる訳ですね。
トータルで見るとカムアウトロール時に賭けたPASS LINEベットは最終的にどれぐらいの確率でアタル可能性があるかというと、
(A★)+(D★)=0.2222+0.2707=0.4929と計算されます。
概ね50%ですね。これはバカラのプレイヤーベットと同じぐらいで、ルーレットの赤黒ベットより率がイイです。
あまりカジノ側が利益を出してない賭け方と言えると思います。
還元率やハウスアドバンテージを計算してみる
還元率の計算は 確率0.4929 × 配当 で計算されます。
PASS LINEベットはどの段階で勝利しても等倍の配当で、賭け金を含めた戻しは2倍です。
よって0.4929×2=0.9859(約98.59%)で計算しました。
トータルでPASS LINEが当たる確率 | 0.4929 |
---|---|
配当倍率 | 1 |
戻し | 2 |
還元率 | 0.9859 |
ハウスアドバンテージ | 0.0141 |
ハウスアドバンテージは0.0141(約1.41%)なので、やはりカジノ側はあまり利益を取っていないギャンブルだとわかります。
例えばこの還元率にしたがって$1を1万回ベットしたとします。
すると4929回のアタリ、5071回のハズレに近い数字になるでしょう。
アタリ時の戻しは$2×4929回=$9858となります。
1日100回プレイしたとしておよそ100日遊んで、1万回のプレイの結果、トータル$10000を賭けて手元に$9858が残る。カジノ側は$142の利益を得る。そんな塩梅となります。
DON’T PASSベットの確率と還元率
DON’T PASSもPASS LINEと同様にカムアウトロールでのみ賭けができます。考え方は同じように整理することができるので少し簡単に書きます。
先に図をお見せして、詳細は以下に記述。
カムアウトロール時
DON’T PASSがカムアウトロール時にアタリとなるのは2か3が出た時です。場合の数1-1、1-2、2-1の3通り。(3/36=0.08333の確率で当たり)
一方でハズレになるのは7、11が出た時。場合の数は8通り。(8/36=0.2222の確率)
つまりDON’T PASSはアタリが3通りでハズレが8通りとハズレの方が多いのでカムアウトロール時はプレイヤーが不利になってるわけですね。
またPUSHの判定もあります。DON’TPASSでは6-6の合計12が出た時は勝負なしで、賭け金を戻してくれます。確率は1/36=0.0278です。
カムアウトロールで4,5,6,8,9,10が出た時はポイントになりポイントロールへ移行します。(条件はPASS LINEと一緒なので)それぞれのポイントになる確率は既出ですが、下表に整理しました。
ベット | ポイント | ポイントの場合の数 | 確率 | 確率 | 合計確率 |
---|---|---|---|---|---|
DON'T PASS | 4 | 3 | 3/36 | 0.0833 | 0.6667 |
5 | 4 | 4/36 | 0.1111 | ||
6 | 5 | 5/36 | 0.1389 | ||
8 | 5 | 5/36 | 0.1389 | ||
9 | 4 | 4/36 | 0.1111 | ||
10 | 3 | 3/36 | 0.0833 |
ポイントロール時
DON’T PASSに賭けたチップはポイントロールではPASS LINEとはアタリの条件が逆転します。
7が出たらアタリで、ポイントが出たらハズレになるわけです。それ以外は維持なので、ポイントが出る前に7が出たらアタリとなります。
ポイントに関係なく7が出てアタリになる確率は以下の通り。
ベット | ポイント | 当たり番号 | 当たる場合の数 | 確率 | 確率 |
---|---|---|---|---|---|
DON'T PASS | 4、5、6、8、9、10 | 7 | 6 | 6/36 | 0.1667 |
各ポイントが出る前に7が出てアタリになる確率は以下のとおり。計算の考え方は前出のPASS LINEと同じなので簡単に表にまとめました。
ベット | ポイント | 当たり番号 | 当たる 場合の数(A) |
ハズレ番号 | ハズレる 場合の数(B) |
勝負が決まる 場合の数(A+B) |
アタリになる 確率(A/C) |
確率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DON'T PASS | 4 | 7 | 6 | 4 | 3 | 9 | 6/9 | 0.6667 |
5 | 5 | 4 | 10 | 6/10 | 0.6000 | |||
6 | 6 | 5 | 11 | 6/11 | 0.5455 | |||
8 | 8 | 5 | 11 | 6/11 | 0.5455 | |||
9 | 9 | 4 | 10 | 6/10 | 0.6000 | |||
10 | 10 | 3 | 9 | 6/9 | 0.6667 |
ポイントロールに移行してしまえば最も出やすい7が出れば勝利なのでプレイヤーが有利になることがわかりますね。
カムアウトロールとポイントロールを合計すると
(1)↓これはカムアウトロールで勝利するかPUSH(戻し)になるかの確率。
カムアウトロール | ||||
---|---|---|---|---|
ベット | 当たり番号 | 当たる場合の数数 | 確率 | 確率(A★) |
DON'T PASS | 2 3 | 3 | 3/36 | 0.0833 |
ベット | PUSH | 場合の数 | 確率 | 確率(B) |
DON'T PASS | 12 | 1 | 1/36 | 0.0278 |
(2)↓これはカムアウトロールで4~10それぞれがポイントになりポイントロール段階に移行する確率を求めています。
カムアウトロール | |||||
---|---|---|---|---|---|
ベット | ポイント | 場合の数 | 確率 | 確率(C) | 合計確率 |
DON'T PASS | 4 | 3 | 3/36 | 0.0833 | 0.6667 |
5 | 4 | 4/36 | 0.1111 | ||
6 | 5 | 5/36 | 0.1389 | ||
8 | 5 | 5/36 | 0.1389 | ||
9 | 4 | 4/36 | 0.1111 | ||
10 | 3 | 3/36 | 0.0833 |
(3)↓これはカムアウトロールでポイントになる確率(C)と前章のポイントが出る前に7が出る確率をあわせた表です。
カムアウトロール | |||||
---|---|---|---|---|---|
ポイント | ポイントに なる確率(C) |
ポイントが出る前に 7が出る確率(D) |
ポイントロールで 当たる確率(CxD) |
確率合計(E★) | |
4 | 0.0833 | 0.6667 | 0.0556 | 0.3960 | |
5 | 0.1111 | 0.6000 | 0.0667 | ||
6 | 0.1389 | 0.5455 | 0.0758 | ||
8 | 0.1389 | 0.5455 | 0.0758 | ||
9 | 0.1111 | 0.6000 | 0.0667 | ||
10 | 0.0833 | 0.6667 | 0.0556 |
ポイントロールで当たる確率(CxD)は、カムアウトロール時にそれぞれのポイントになる確率(C)×ポイントが出る前に7が出る確率(D)で計算されます。
例えばカムアウトロールで4が出る確率は0.0833で、その後勝負が続行し、4の前に7が出る確率0.6667。これを掛け算した0.0556がカムアウトロールからポイントロールにかけての確率になりますので。
各ポイントにおいて確率を求めて合算すればポイントロールでアタリになる確率が0.3960と計算できました。
(1)と(3)を合計していくと、勝利になる確率は(A★)+(E★)で、0.0833+0.3960=0.4793になりました。PASS LINEよりも勝率が下がるように見えますが、PUSHの条件を忘れてはいけません。
PUSHを含めて還元率やハウスアドバンテージを計算してみる
還元率の計算は
・アタリの確率×戻し
・PUSHの確率×戻し
この2つの合算になります。下表のように0.9864(98.64%)となります。
確率 | 戻し | 還元率 | 合計還元率 | ハウスアドバンテージ | |
---|---|---|---|---|---|
アタリ | 0.4793 | 2 | 0.9586 | 0.9864 | 0.0136 |
PUSH | 0.0278 | 1 | 0.0278 |
PASS LINEの還元率は0.9859(約98.59%)だったので、実は若干DON’T PASSのほうが良く見えますね。
COMEベットの確率と還元率
COMEベットは賭けが出来るタイミングが違うだけでPASS LINEと同じルールなので確率・還元率・ハウスアドバンテージともにPASS LINEと一緒です。
COMEベットはポイントロール時にだけ参加可能で、1投目で4、5、6、8、9、10が出ればそれがCOMEベットのポイント番号になり、賭けは維持され再度ポイントロールを繰り返し2投目以降が投げられます。
1投目で勝利となる確率
1投目で勝利になるのは2個のサイコロの合計が7か11になったときです。場合の数は8通りなので8/36=0.2222(A★)が当たる確率。
2投目以降で勝利となる確率
PASS LINEと同じ考え方で計算します。
1投目でポイント4、5、6、8、9、10が出て勝負が決まらない確率をそれぞれ求め・・・(B)
2投目以降でそれぞれのポイントが7より先に出る確率を求め・・・(C)
(B)と(C)の掛け算で計算します。
(B)の1投目でポイントが出る確率は以下表で整理。
ベット | ポイント | 場合の数 | 確率 | 確率 |
---|---|---|---|---|
COME | 4 | 3 | 3/36 | 0.0833 |
5 | 4 | 4/36 | 0.1111 | |
6 | 5 | 5/36 | 0.1389 | |
8 | 5 | 5/36 | 0.1389 | |
9 | 4 | 4/36 | 0.1111 | |
10 | 3 | 3/36 | 0.0833 |
(C)の2投目以降は以下表で整理。
ベット | ポイント | 当たり番号 | 当たる場合の数 | ハズレ番号 | ハズレる 場合の数 |
勝負が決まる 場合の数 |
7が出る前に ポイントが出る確率 |
確率(C) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
COME | 4 | 4 | 3 | 7 | 6 | 9 | 3/9 | 0.3333 |
5 | 5 | 4 | 7 | 6 | 10 | 4/10 | 0.4000 | |
6 | 6 | 5 | 7 | 6 | 11 | 5/11 | 0.4545 | |
8 | 8 | 5 | 7 | 6 | 11 | 5/11 | 0.4545 | |
9 | 9 | 4 | 7 | 6 | 10 | 4/10 | 0.4000 | |
10 | 10 | 3 | 7 | 6 | 9 | 3/9 | 0.3333 |
(B)×(C)は以下表にて整理。
ポイント | ポイントになる確率(B) | その後当たる確率(C) | ポイントで当たる確率(B)x(C) | ポイントで 当たる確率合計 (D★) |
---|---|---|---|---|
4 | 0.0833 | 0.3333 | 0.0278 | 0.2707 |
5 | 0.1111 | 0.4000 | 0.0444 | |
6 | 0.1389 | 0.4545 | 0.0631 | |
8 | 0.1389 | 0.4545 | 0.0631 | |
9 | 0.1111 | 0.4000 | 0.0444 | |
10 | 0.0833 | 0.3333 | 0.0278 |
(A★)と(D★)を足し算すれば、COMEベットが勝利になる確率は0.4929と計算され、還元率は0.9859となりますね。
トータルでCOMEが当たる確率 | 配当倍率 | 戻し | 還元率 | ハウスアドバンテージ |
---|---|---|---|---|
0.4929 | 1 | 2 | 0.9859 | 0.0141 |
DON’T COMEベットの確率と還元率
こんどはDON’T COMEベットですが、こちらはDON’T PASSとほとんど同じです。
1投目で勝利になる確率
ポイントロール時にだけ賭けができるDON’TCOMEベットは、1投目なら2か3が出ればアタリ、7か11が出ればハズレとなります。
2か3が出る場合の数は3通りしかなく、このタイミングでの勝率は3/36=0.0833(A★)ですね。
7か11が出る場合の数が8通りもあるので、1投目は不利な賭けになるように設定されています。
1投目で4、5、6、8、9、10が出れば、その出目がDON’T COMEのポイントとなり、2投目以降が振られます。
2投目以降で勝利になる確率
1投目で勝負が決まらない4、5、6、8、9、10になる確率を求め・・・(B)
2投目以降になると、ポイントが出る前に7が出れば勝利になる条件に変わるので、その確率を各ポイント毎に求め・・・(C)
(B)と(C)の掛け算にて算出します。
(B)の1投目で勝負が決まらないケースは下表で整理。
ベット | ポイント | 場合の数 | 確率 | 確率(B) |
---|---|---|---|---|
DONT COME | 4 | 3 | 3/36 | 0.0833 |
5 | 4 | 4/36 | 0.1111 | |
6 | 5 | 5/36 | 0.1389 | |
8 | 5 | 5/36 | 0.1389 | |
9 | 4 | 4/36 | 0.1111 | |
10 | 3 | 3/36 | 0.0833 |
(C)は7が出れば勝ちになるので、有利な勝負になります。以下表にて整理。
ベット | ポイント | 当たり番号 | 当たる場合の数 | ハズレ番号 | ハズレる 場合の数 |
勝負が決まる 場合の数 |
ポイントが出る前に 7が出る確率 |
確率(C) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DONT COME | 4 | 7 | 6 | 4 | 3 | 9 | 6/9 | 0.6667 |
5 | 7 | 6 | 5 | 4 | 10 | 6/10 | 0.6000 | |
6 | 7 | 6 | 6 | 5 | 11 | 6/11 | 0.5455 | |
8 | 7 | 6 | 8 | 5 | 11 | 6/11 | 0.5455 | |
9 | 7 | 6 | 9 | 4 | 10 | 6/10 | 0.6000 | |
10 | 7 | 6 | 10 | 3 | 9 | 6/9 | 0.6667 |
前述の(B)×(C)をそれぞれ計算すると
ポイント | ポイントになる確率(B) | その後当たる確率(C) | 7で当たる確率 (B)x(C) |
7で当たる確率合計 (D★) |
---|---|---|---|---|
4 | 0.0833 | 0.6667 | 0.0556 | 0.3960 |
5 | 0.1111 | 0.6000 | 0.0667 | |
6 | 0.1389 | 0.5455 | 0.0758 | |
8 | 0.1389 | 0.5455 | 0.0758 | |
9 | 0.1111 | 0.6000 | 0.0667 | |
10 | 0.0833 | 0.6667 | 0.0556 |
ここで1投目の確率(A★)と2投目以降にアタル確率(D★)を足し算することで、DON’T COMEがどこかで当たる確率が出ます。
0.0833+0.3960=0.4793となりました。
全体的な還元率をもとめよう
忘れてはならないのが、DON’T COMEは1投目で12が出ると戻し(PUSH)になるケースです。
12が出るのはサイコロが6-6の1通りのみ。なので1/36=0.0278の確率でPUSHになります。
それを加味すると、以下の様に還元率の計算ができます。
DON'T COME | 確率 | 戻し | 還元率 | 合計還元率 | ハウスアドバンテージ |
---|---|---|---|---|---|
アタリ | 0.4793 | 2 | 0.9586 | 0.9864 | 0.0136 |
PUSH | 0.0278 | 1 | 0.0278 |
FIELDベットの確率と還元率
FIELDベットはロールに関係なくいつでもベットできるので初心者にもお勧めです。
また1回きりのサイコロ振りで勝ち負けが決まるのもシンプルでわかりやすい。
FIELDベットは2, 3, 4, 9, 10, 11, 12でアタリになりますが、当たった時の番号で払い戻し額が異なるのでそれぞれ計算が必要です。
3, 4, 9, 10, 11でのアタリは等倍の配当なので、2倍の戻し額となります。($7賭けて当たれば$14の戻し)
一方で出にくい出目の2, 12でアタリになると2倍の配当なので、3倍の戻し($7賭けて当たれば$21の戻し)です。
2個のサイコロを振って3, 4, 9, 10, 11が出る場合の数は14ですから、これが当たる確率は14/36=0.3889これに2倍の戻しを掛け算すれば、0.7778の還元率。
2, 12が出る場合の数は2ですから、確率は2/36=0.0555、これに3倍の戻しを掛け算すれば0.1667の還元率。
それぞれ足し算すれば0.7778+0.1667=0.9444がトータルの還元率となります。
ベット | 当たり番号 | 当たる数 | 確率 | 確率 | 配当 | 戻し | 還元率 | 還元率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
FIELD | 3 4 9 10 11 | 14 | 14/36 | 0.3889 | 1 | 2 | 0.7778 | 0.9444 |
2 12 | 2 | 2/36 | 0.0556 | 2 | 3 | 0.1667 |
FIELDベットはあまり率が良い訳ではない賭け方のようです。
SEVENベットの確率と還元率
SEVENベットも1投のサイコロ振りで勝負が決まるベットの1つです。
この賭けは合計7が出れば勝利、それ以外はハズレとなります。
7が出る場合の数は6通りなので、アタリの確率は6/36(0.1667)と、6回に1回は出る見込みです。
そして勝利配当は4倍、戻しは5倍です。($2賭けて当たれば$8の利益、実際の戻しは$10)
還元率=確率×戻し=0.1667×5=0.8333となります。
クラップスの中ではかなり率の悪い賭けですね。
CRAPSベットの確率と還元率
CRAPSベットを見てみましょう。
CRAPSベットは1つのチップでクラップスを意味する2, 3, 12をカバーします。つまりアタリはこの3つ。
そして場合の数は、1-1, 1-2, 2-1, 6-6の4パターンのみですので当たる確率は4/36と低めです。
勝利配当はどの数字で当たっても7倍(戻しは8倍)となるので、還元率は以下の式にて計算します。
確率4/36 × 8 = 0.8889
こちらもプレイヤーの不利が大きい賭けに見えますね。
ONE ROLLの2、3、11、12ベットの確率と還元率
ONE ROLLと書かれた周囲にダイスの1-1、1-2、5-6、6-6のベッティングエリアがあります。
ここはそれぞれチップを配置することができ、以下のように確率と還元率を計算しました。
ベット | 当たり番号 | 当たる数 | 確率 | 配当 | 戻し | 還元率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1-1 | 2 | 1 | 1/36 | 30 | 31 | 0.8611 |
1-2 | 3 | 2 | 2/36 | 15 | 16 | 0.8889 |
5-6 | 11 | 2 | 2/36 | 15 | 16 | 0.8889 |
6-6 | 12 | 1 | 1/36 | 30 | 31 | 0.8611 |
クラップスでは最も高い配当倍率が出る賭け方ですが、実際には当たる確率が低すぎて還元率も低くなっています。カジノはココの賭けで多くの利益を上げていることでしょう。
C・Eベットの確率と還元率
C・Eベットはクラップス(2, 3, 12)とイレブン(11)を同時にカバーする賭け方です。
賭けるエリアは1つでも、出目によって配当倍率が異なります。
2,3,12がでれば3倍配当(4倍戻し)で、11が出れば7倍配当(8倍戻し)となります。
FIELDベットと計算方法は同じなので、表のみで記します。
ベット | 当たり番号 | 当たる数 | 確率 | 配当 | 戻し | 還元率 | 還元率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
C・E | 2 3 12 | 4 | 4/36 | 3 | 4 | 0.4444 | 0.8889 |
11 | 2 | 2/36 | 7 | 8 | 0.4444 |
WINベットの確率と還元率
WINベットは4,5,6,8,9,10の6か所の賭けをすることができるエリアがあります。
カムアウト/ポイントロールに関係なくいつでも賭けができます。
WINベットは1投のサイコロ振りで勝負が決まらない場合があるいわゆるマルチロールベットに分類され、
当たり条件は2個のサイコロの出目が7が出るよりも前に賭けた番号が出たら勝利となります。
例えば4のWINベットを取り上げて計算してみましょう。
勝負が決まる(アタリ)の4が出る場合の数は1-3, 2-2, 3-1の3通り。
勝負が決まる(ハズレ)の7が出る場合の数は、今まで何度も出てきていますが6通り。
勝負が決まらないで、次回に持ち越しとなるそれ以外の数字(2, 3, 5, 6, 8, 9, 10, 11, 12)は27通りあります。
ということで勝負が決まる全9通りのうち、アタリとなるのは3通りですので、当たる確率は3/9と計算できますね。
4のWINベットの配当は1.8倍で、戻しは2.8倍なので、還元率の計算は3/9×2.8=0.9333になりました。
他のWINベットも同様に計算できますので表にて記します。
WINベット | 当たり 条件 |
当たり 番号 |
当たる 場合の数 |
ハズレ 番号 |
ハズレ 場合の数 |
勝負が決まる 場合の数 |
7の前にアタリ が出る確率 |
配当 | 戻し | 還元率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 7の前に4が出る | 4 | 3 | 7 | 6 | 9 | 3/9 | 1.8 | 2.8 | 0.9333 |
5 | 7の前に5がでる | 5 | 4 | 7 | 6 | 10 | 4/10 | 1.4 | 2.4 | 0.9600 |
6 | 7の前に6が出る | 6 | 5 | 7 | 6 | 11 | 5/11 | 1.167 | 2.167 | 0.9848 |
8 | 7の前に8が出る | 8 | 5 | 7 | 6 | 11 | 5/11 | 1.167 | 2.167 | 0.9848 |
9 | 7の前に9が出る | 9 | 4 | 7 | 6 | 10 | 4/10 | 1.4 | 2.4 | 0.9600 |
10 | 7の前に10が出る | 10 | 3 | 7 | 6 | 9 | 3/9 | 1.8 | 2.8 | 0.9333 |
まぁまぁ悪くないかなと思います。
LOSEベットの確率と還元率
LOSEベットもWINベットと同じく、4,5,6,8,9,10の賭けエリアがあります。
やはり1回で勝負が決まらないマルチロールに分類されますが、勝利条件はWINベットの反対です。
すなわち賭けたナンバーが出る前に「7」が出たら勝利となります。
7が一番出やすい数字なので、勝率が高いのがLOSEベットの特徴と言えます。一方で配当倍率は高くは無いのでそこで調整されてる感じです。
WINベットと同様の計算方式なので表にしました。
LOSEベット | 当たり 条件 |
当たり 番号 |
当たる 場合の数 |
ハズレ 番号 |
ハズレ 場合の数 |
勝負が決まる 場合の数 |
7の前にアタリ が出る確率 |
配当 | 戻し | 還元率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 7が先に出る | 7 | 6 | 4 | 3 | 9 | 6/9 | 0.5 | 1.5 | 0.9697 |
5 | 7が先に出る | 7 | 6 | 5 | 4 | 10 | 6/10 | 0.625 | 1.625 | 0.9750 |
6 | 7が先に出る | 7 | 6 | 6 | 5 | 11 | 6/11 | 0.8 | 1.8 | 0.9818 |
8 | 7が先に出る | 7 | 6 | 8 | 5 | 11 | 6/11 | 0.8 | 1.8 | 0.9818 |
9 | 7が先に出る | 7 | 6 | 9 | 4 | 10 | 6/10 | 0.625 | 1.625 | 0.9750 |
10 | 7が先に出る | 7 | 6 | 10 | 3 | 9 | 6/9 | 0.5 | 1.5 | 0.9697 |
LOSEベットに賭けたチップは7が出た時に総取りできるのが醍醐味ですね。
ハードウェイベットの確率と還元率
ハードウェイベットはゾロ目に賭けます。
2-2、3-3、4-4、5-5と4つのベットエリアがあり、それぞれ賭けがでます。ここも1投で勝負が決まらない場合があるマルチロールに分類されます。
ここも例を出していきましょう。
勝利条件はゾロ目そのものなので4-4が出たらアタリ。
ハズレ条件は「7」が出た時なので6通り。に加えてゾロ目じゃない8が出た時です。2-6、3-5、5-3、6-2の4通り。
(ゾロ目じゃない8を「イージー8」と呼ぶそうな。)
アタリは1通りに対して、ハズレは10通り。つまり勝負が決まるのは11通りあり。
そのうちの1通りのみがアタリなので、確率は1/11で計算できます。これは0.0909とかなり低い事がわかりますね。配当は9倍で戻しは10倍なので、還元率は0.0909×10=0.909と計算できました。
プレイヤーにとってあまり率のイイ賭けとは言えません。
他のナンバーも併せて表にしました。
ハードウェイ | 当たり 条件 |
当たる 場合の数 |
ハズレ 条件 |
ハズレ 場合の数 |
勝負が決まる 場合の数 |
勝利の 確率 |
確率 | 配当 | 戻し | 還元率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
[2][2] | [2][2] | 1 | 合計7、[1][3]、[3][1] | 8 | 9 | 1/9 | 0.111 | 7 | 8 | 0.8889 |
[3][3] | [3][3] | 1 | 合計7、[1][5]、[2][4]、 [4][2]、[5][1] |
10 | 11 | 1/11 | 0.091 | 9 | 10 | 0.9091 |
[4][4] | [4][4] | 1 | 合計7、[2][6]、[3][5]、 [5][3]、[6][2] |
10 | 11 | 1/11 | 0.091 | 9 | 10 | 0.9091 |
[5][5] | [5][5] | 1 | 合計7、[4][6]、[6][4] | 8 | 9 | 1/9 | 0.111 | 7 | 8 | 0.8889 |
オッズベットの確率と還元率
オッズベットは、PASS LINEと、COMEベットで1投で勝負が決まらなかった後の、追加の増額ベットのことですね。
勝利するタイミングはPASS LINEやCOMEベットと同じで7が出る前にポイントが出れば勝利です。
以下表にて計算しました。
ベット | ポイント | 7が出る前に ポイントが 出る確率★ |
配当倍率 | 戻し | オッズベットの 還元率 |
---|---|---|---|---|---|
オッズベット | 4 | 0.3333 | 2 | 3 | 1 |
5 | 0.4000 | 1.5 | 2.5 | 1 | |
6 | 0.4545 | 1.2 | 2.2 | 1 | |
8 | 0.4545 | 1.2 | 2.2 | 1 | |
9 | 0.4000 | 1.5 | 2.5 | 1 | |
10 | 0.3333 | 2 | 3 | 1 |
★マークがついている「7が出る前にポイントが出る確率」は、この記事の第1章(PASS LINEベットの確率と還元率)で既に求めた確率を転記しています。
オッズベットは配当倍率が高い事に注目してみましょう。いずれのポイントでも還元率が「1」になっていることがわかります。還元率100%はまさにベラジョンカジノとプレイヤーとが平等の勝負であることを表しています。
基本的なギャンブルではカジノ側は手数料を取るためハウスアドバンテージがありますが、オッズベットはハウスアドバンテージが無いのでカジノ側が嫌がる賭けの1つかもしれません。
レイオッズの確率と還元率
レイオッズはDON’T PASSと、DON’T COMEベットが1投目で勝負が決まらなかった後の、増額ベットのことです。
こちらはポイントが出る前に7が出れば勝利となりますので、以下の様に計算できます。
ベット | ポイント | 2投目以降で 当たる確率★ |
配当倍率 | 戻し | オッズベットの 還元率 |
---|---|---|---|---|---|
レイオッズ | 4 | 0.6667 | 0.5 | 1.5 | 1 |
5 | 0.6000 | 0.7 | 1.7 | 1 | |
6 | 0.5455 | 0.8 | 1.8 | 1 | |
8 | 0.5455 | 0.8 | 1.8 | 1 | |
9 | 0.6000 | 0.7 | 1.7 | 1 | |
10 | 0.6667 | 0.5 | 1.5 | 1 |
★の2投目以降で当たる確率はDON’T PASSやDON’T COMEのところで計算した確率の転記です。
レイオッズも還元率が100%なのでカジノと平等な勝負が出来る賭けってことですね。
私なら積極的にここを使ってベットしていきます。
クラップスLIVEの確率・還元率・ハウスアドバンテージまとめ
以上で一通りの賭け方での還元率の計算ができました。
これをどう活用して、勝負を挑むのか、あるいは避けるのかはあなた次第です(ペコリ
次回は攻略について考えてみたいと思います。
クラップスなので昔から攻略法とかは考え出されてきていると思うので、その辺も調べつつオリジナルな攻略を見つけられたらなと思います。
クラップス歴1週間のくせにww
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