ベラジョンカジノにはいくつものライブルーレットがありますが、その中でも今日はMicrogamingを取り上げます。
その中の機能で「コールベット」があるので解説しました。
コールベットというのは特定のベットパターンを1ボタンで要求することを言いますが(もともとは店舗のカジノに用意されてることもある)、様々なエリアナンバーをカバーするのが何パターンもあるので面白いと思います。
Microgaming Liveのライブルーレットには幾つかのコールベットが用意されているので解説しました。
レッドスプリット
これは全ての赤のスプリットにチップを配置します。ルーレットには37のナンバーがありますが、そのうち赤同士が隣接しているのは4か所のみです。その4か所9-12、16-19、18-21、27-30にベットします。
何故こういうコールベットがあるのかと言うともはや楽しみでしかないと思いますね。戦略的に強い、使えるという訳ではありません。
以後、各エリアやナンバーの当たる確率、戻し額、利益も併記していきます。
カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 当たり時戻し | 利益 | |
---|---|---|---|---|---|---|
スプリット1 | 9-12 | 1 | 8/37 | 0.2162 | 18 | 14 |
スプリット2 | 16-19 | 1 | ||||
スプリット3 | 18-21 | 1 | ||||
スプリット4 | 27-30 | 1 |
ブラックスプリット
こちらは逆に黒のスプリットをカバーしたやり方。
8-11、10-13、17-20、26-29、28-31の横に隣り合うスプリットに加えて、10-11と28-29の縦のスプリットにもベットします。全部で7つのチップを使いますね。
当たり方が2パターンあります。
8/13/17/20/26/31が当たった時はそこのみの当たりですが、10/11/28/29は2つのチップが重複して当たります。当然重複して当たったナンバーの方で大きな利益が出ます。
カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 単数当たり(8/13/17/20/26/31) | 重複当たり(11/10/29/28) | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
戻し額 | 利益 | 戻し額 | 利益 | |||||
スプリット1 | 8-11 | 1 | 10/37 | 0.2703 | 18 | 11 | 36 | 29 |
スプリット2 | 10-11 | 1 | ||||||
スプリット3 | 10-13 | 1 | ||||||
スプリット4 | 17-20 | 1 | ||||||
スプリット5 | 26-29 | 1 | ||||||
スプリット6 | 28-29 | 1 | ||||||
スプリット7 | 28-31 | 1 |
Les Voisins Du Zero
これはオンラインカジノでよく見かけると思いますが、海外では人気の賭け方です。当ブログでもたびたび取り上げています。
ホイールのナンバー[0]の周りを一気にカバーしようとする賭け方になります。
Voisins Du Zero | カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 戻し額 | 利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
スリーナンバー | 0-2-3 | 2 | 3/37 | 0.4595 | 24 | 15 |
スプリット1 | 4-7 | 1 | 2/37 | 18 | 9 | |
スプリット2 | 12-15 | 1 | 2/37 | 18 | 9 | |
スプリット3 | 18-21 | 1 | 2/37 | 18 | 9 | |
スプリット4 | 19-22 | 1 | 2/37 | 18 | 9 | |
コーナー | 25-26-28-29 | 2 | 4/37 | 18 | 9 | |
スプリット5 | 32-35 | 1 | 2/37 | 18 | 9 |
Tiers Du Cylindre
こちらはTiersセクション。ホイールの[0]と反対側の円弧を一気にカバーする賭け方になります。6枚のチップで12個のナンバーをカバーします。
Tiers Du Cylindre | カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 戻し額 | 利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
スプリット1 | 5-8 | 1 | 2/37 | 0.3243 | 18 | 12 |
スプリット2 | 10-11 | 1 | 2/37 | 18 | 12 | |
スプリット3 | 13-16 | 1 | 2/37 | 18 | 12 | |
スプリット4 | 23-24 | 1 | 2/37 | 18 | 12 | |
スプリット5 | 27-30 | 1 | 2/37 | 18 | 12 | |
スプリット6 | 33-36 | 1 | 2/37 | 18 | 12 |
Les Orphelins
Orphelinsセクションは前出のVoisinsとTiersを除くエリアをカバーします。[1]へのストレートアップと、6-9、14-17、17-20、31-34へのスプリットベットから構成されます。使うチップは5単位。
1が出た時、17が出た時、それ以外のスプリットが出た時で賞金が異なります。
カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 1アタリ | 17アタリ | スプリットアタリ | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
戻し額 | 利益 | 戻し額 | 利益 | 戻し額 | 利益 | |||||
ストレートアップ | 1 | 1 | 1/37 | 0.2162 | 36 | 31 | 36 | 31 | 18 | 13 |
スプリット1 | 6-9 | 1 | 2/37 | |||||||
スプリット2 | 14-17 | 1 | 2/37 | |||||||
スプリット3 | 17-20 | 1 | 2/37 | |||||||
スプリット4 | 13-34 | 1 | 2/37 |
Orphelin Plein
こちらも前の章のLes Orphelinsと同じエリアをカバーしますが使うチップが異なります。すべてのナンバーにシングルストレートアップを行うので、全部で8チップが必要となります。
従ってどこかのナンバーが当たる確率は8/37(0.2162)で戻し額は36、利益は+28出ます。
ゼロゲーム
ゼロゲームは[0]の周囲をカバーするチップの配置です。ホイール上から見るとわかりやすいと思います。
0-3のスプリット、12-15、32-35のスプリット、そして26のストレート。
ゼロゲーム | カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 戻し額 | 利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
スプリット1 | 0-3 | 1 | 2/37 | 0.1892 | 18 | 14 |
スプリット2 | 12-15 | 1 | 2/37 | 18 | 14 | |
ストレートアップ | 6 | 1 | 1/37 | 36 | 32 | |
スプリット3 | 32-35 | 1 | 2/37 | 18 | 14 |
007
これは完全にジョークですね。チップを「007」のシルエットになるように配置しています。
21単位のチップを使いますがカバーするナンバー数は29個。したがって当たる確率は29/37=78.38%なので意外と当たりやすいですよ。
ところが、当たったナンバーによって損益の出方が異なります。アタリ方は以下の4パターンに分けられます。
②コーナーx2重複アタリ(2/5/8/11/14/17/20/23)
③ストレート&コーナー重複アタリ(4/6/7/9/16/18/19/21)
④ストレートのみ当たり(28/30/32/33/36)
例えば007の0部分ですが、コーナーベットとストレートアップベットで構成されていますね。コーナーのみの当たりでは戻し額はたったの9。それに対して21の賭けを行っているので差引-12です。つまり当たっても損失。
同様に②のコーナーベットが2つ同時に当たったケースでも戻し額は18、賭け金の21を引けば-3の損失。
では利益が出るのはどこかというと③か④です。
③はストレート&コーナーの当たりなので戻し額は45、利益が24になります。
④はストレートアップのみの当たりなので戻しは36、利益は15です。
29個のナンバーをカバーしますが、利益が出るのは実質13ナンバーのみ。
勝利の基本線はストレートアップで抑えて、外れた時のカバーとしてコーナーベットを用意しているのかもしれませんが、それならわざわざチップを使うまでもないですね。
個人的には無意味なチップ配置だなと思いますが、こういう賭け方もあるんだと覚えておいてもらえたらよいかと思います。
ヘビ
こちらはヘビのように蛇行したチップ配置となります。ここで取り上げているのは「レッドスネーク」ですね。
赤ナンバーを蛇行させているのがわかるでしょうか。12のチップを使います。
Microgamingのコールベットにはありませんが、赤の逆で「ブラックスネーク」も作れます。ベラジョンカジノの他のライブで用意されてたような記憶があります。
確率・損益はシンプルに下表にて。
ヘビ | カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 戻し額 | 利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
ストレートアップ | 12個 | 12 | 12/37 | 0.3243 | 36 | 24 |
Random 7
これはラッキーセブンにあやかって、7つのチップを使って7つのナンバーにランダムに配置させるコールベットです。
特に戦略的にエリアをカバーできる訳ではなく、完全に運だよりで勝負をしたいギャンブラーや、最後の一勝負として使ってみてはいかがでしょうか。
Random7 | カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 戻し額 | 利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
ストレートアップ | 7個 | 7 | 7/37 | 0.1892 | 36 | 29 |
Finales en Plein 0~9
ナンバーの下一桁に注目。上図はFinales en Plein の0を選択したケースです。
0-10-20-30にチップを1枚ずつ合計4チップを使い4ナンバーをカバーします。
Finales en Pleinには0~9までのナンバーを選択できます。お察しの通り以下のようにナンバーをカバー。
0 | 0-10-20-30 |
1 | 1-11-21-31 |
2 | 2-12-22-32 |
3 | 3-13-23-33 |
4 | 4-14-24-34 |
5 | 5-15-25-35 |
6 | 6-16-26-36 |
7 | 7-17-27 |
8 | 8-18-28 |
9 | 9-19-29 |
ストレートアップを4つ行うのと3つ行うのと2パターンありますので、以下のようになります。
Finales en Plein | カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 戻し額 | 利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
パターン1 | 4個 | 4 | 4/37 | 0.1081 | 36 | 32 |
パターン2 | 3個 | 3 | 3/37 | 0.0811 | 36 | 33 |
ナンバーコンボ 0~36
ナンバーコンボはフラワーベットと呼ばれる賭け方ですね。
上図はナンバーコンボ[5]を呼び出した状態です。5の周囲全ての賭け種別に対してチップを置いています。
中央が5にストレートアップ。上下左右は5を含むスプリットを4つ。また5のナナメ部分はコーナーベットを4つ配置。全部で9つのチップを使用します。
5はベッティングエリアの真ん中にあるのでこのようなチップ配置となりますが、壁際の6等のナンバーを呼び出すと以下のような配置になったりします。
どうしても好きな数字がある方はこの賭け方で大勝利を目指してみてはいかがでしょう。
各所の当たる確率と、当たった時の利益の出方は以下を見てください。真ん中のナンバーが当たると全てのチップが当たりになるので、超BIGな勝利になることがわかります。
ナンバーコンボ | ナンバー | チップ | 確率 |
---|---|---|---|
ストレートアップ | 5 | 1 | 1/37 |
スプリット | 2-5 | 1 | 2/37 |
スプリット | 4-5 | 1 | 2/37 |
スプリット | 5-6 | 1 | 2/37 |
スプリット | 5-8 | 1 | 2/37 |
コーナー | 1-2-4-5 | 1 | 4/37 |
コーナー | 2-3-5-6 | 1 | 4/37 |
コーナー | 4-5-7-8 | 1 | 4/37 |
コーナー | 5-6-8-9 | 1 | 4/37 |
真ん中アタリ | 上下左右アタリ | 四隅アタリ | |||
---|---|---|---|---|---|
戻し額 | 利益 | 戻し額 | 利益 | 戻し額 | 利益 |
144 | 135 | 36 | 27 | 9 | 0 |
チップコンボ 0~36
チップコンボは何のことはありません。上図はチップナンバー5を呼び出した状態です。
[5]を含め周囲9ナンバーに賭ける形となります。ただストレートアップを9つ配置しただけですので特段のメリットや意味はない気がします。
ホイール上でも隣接してる訳ではありませんし。ベッティングエリア上での出目の傾向から5の周辺が出やすそう(あるいはしばらく出ていない)傾向が見られたら賭けるぐらいかなと思います。
こちらも壁際のナンバーの場合は配置するチップとエリアは変わり6つのナンバーをカバーします。
各所の確率と、利益の出方は以下のようになります。
チップコンボ | カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 戻し額 | 利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
パターン1 | 9個 | 9 | 9/37 | 0.2432 | 36 | 27 |
パターン2 | 6個 | 6 | 6/37 | 0.1622 | 36 | 30 |
Finales A Cheval
Finales A Chevalにはさらに18個の下階層があります。
0&1
1&2
2&3
3&4
4&5
5&6
6&7
6&8
0&3
1&4
2&5
3&6
4&7
5&8
6&9
7&10
8&11
9&12
上図は[1&4]を選択した状態です。2つの下一桁(1と4)にチップを配置していることがおわかりでしょうか。
下一桁1と4は全て隣接してるのでスプリットベット×4で実現できます。
Finales A Cheval | カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | 戻し額 | 利益 |
---|---|---|---|---|---|---|
スプリットx4 | 8 | 4 | 8/37 | 0.2162 | 18 | 14 |
もう1つ事例を。
上図は[1&2]を選択した状態です。2つの下一桁(1と2)にチップを配置していますが、全ての下一桁1と2が隣接してるわけではないので、1-2へのスプリット、11-12のスプリット、31-32へスプリットですが、21と22はストレートアップになっていますね。
こちらはアタリのパターンが2つあるので利益の出方は以下のようになります。
パターン2 | カバーナンバー | チップ | 確率 | 確率 | スプリットアタリ | ストレートアタリ | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
戻し額 | 利益 | 戻し額 | 利益 | |||||
スプリットx3、ストレートx2 | 8 | 5 | 8/37 | 0.2162 | 18 | 13 | 36 | 31 |
ベラジョンカジノにあるEvolution Gamingのルーレットにもこのコールベットは搭載されています。
コールベットの有効性とまとめ
さて長々と解説してきたコールベットですが、全体的にルーレットを面白くする趣で用意されているものと捉えています。攻略と呼べるほどではない。
決して勝利しやすいエリアベットが出来る訳ではありません。自分が気に入った賭け方や、好きなナンバーがあればコールベットを活用してもよいでしょう。
あとは一連のゲームの流れの中で出やすい(勝率の良い)コールベットを発見したらそこに賭けてみるのも一興ですね。
そのうちハイエナおじさん謹製のコールベットでも発表しちゃおうかなと思いました。