ベラジョンカジノのEvolutionライブ会場に「プロスペリティ・ツリー・バカラ」なるものが登場しました。

バカラと言えば今まで様々なオプション報酬やサイドベットが追加された亜種が登場していますので、今回も通常のバカラではなくよりギャンブル性の高いゲームが登場したのではと思います。

この記事ではプロスペリティ・ツリー・バカラ(繁栄の木バカラ)の解説と遊び方やルールをお伝えします。

プロスペリティ・ツリー・バカラの特異な機能とは

バカラは古くからカジノにあり最も人気なゲームの1種です。多くのプレイヤーがいますが日本人にはあまり馴染みがない向きもあるかもしれません。基本的なバカラのルールはこちらの記事をご確認ください。

そして今回のバカラが通常とは違う点は以下です。

・毎回のベット額に20%の手数料が加算される(つまりよけいにかかる)
・その代わり「繁栄ラウンド」という機能があり当選時の配当が通常より加算されるボーナスがある

プロスペリティ・ツリー・バカラの画面構成

まず画面を確認してみましょう。EvolutionGamingでは定番の画面構成なので慣れてる方には問題なく触れるはずです。

  • 画面左上のタイトル。ここはベット額の下限と上限が表示されています。最低$1~最大$1000までベットできます。またピンを押せばシンプルな配当テーブルが表示されます。
  • 画面右上は設定やマニュアルの表示
  • 画面中央にはディーラーとメインとなるテーブルが表示されます
  • 画面中央下部にはこのゲームのベッティングエリアが表示されます。ここを使ってベットの選択や取消を行ってください。
  • 画面右下はスコアボードです。バカラのスコアボード4種がユーザー支援のために表示されています。ハイエナおじさんは昔から言っていますがこのスコアボードを次回の予想に活用するのは無駄だと思っています。けど参考にしたくなっちゃうんですよねぇ。。

プロスペリティ・ツリー・バカラのルールと遊び方の手順

まずはベラジョンカジノのライブカジノからこのゲームを選択してみましょう。(ログインしないと起動しません)

以下のような画面が出てくるはずです。既にゲームが進行中の可能性もありますので一通り画面を見て把握することをお勧めします。

Step1.ベットしようと思ったら、まずはチップの選択。画面下部にあるチップを選んでおいて。好きな場所にベットします。サイドベットもありますが基本はPLAYER か BANKERへのベットですね。

あなたは9点に近い方を予想してベットするのです。

Step2.繁栄ラウンドの開始
自動的にゲームが進行しますのでプレイヤーは見てるだけでOK。繁栄の木から8枚のカードが選出されます。この時点では特に何も起こらない。

Step3.ディーラーがカードを切る
バカラのルールに従ってディーラーがPLAYER、BANKERに2枚ずつカードを配り、条件に従って自動的に3枚目のカードを切ります。(3枚目を切らない場合もある)繁栄マルチプライヤーのカードがあれば、マルチプライヤー部分が大きく表示されるでしょう。

Step4.バカラの標準ルールに従い9点に近い方の勝利となります。PLAYER か BANKERかいずれかの勝利が決定し、あなたの予想が当たれば配当されます。同点の場合は引き分けです。

Step5.繁栄マルチプライヤーによって配当金が出ます。ハズレたらベットは没収です。

配当表

配当
PLAYER 1~27倍
BANKER 1~27倍 *
TIE 5倍
PLAYER PAIR 10~90倍
BANKER PAIR 10~90倍

*BANKER勝利時は5%の手数料が差し引かれます。普通のバカラと一緒。

メインベットのPLAYER/BANKERベットでは最大27倍の配当になりますが、これは繁栄マルチプライヤーが幸運によって3枚とも適用された場合です。どれぐらいの確率で倍増するのかはあとで調べてみたのでご覧ください。

配当と利益の計算例

☆例えばPLAYERベットで、2倍配当を得た場合

ベット額は$1とします。ベットするとき20%の手数料がかかるので$1.2必要となります。

配当は2倍なので$1×2、そしてベットした$1がリターンされます。つまりリターンは$3になります。

最初にベットした$1.2を差し引けば、 $3-$1.2=$1.8の利益、となることがわかりますね。

繁栄ラウンドの詳細ルール

プロスペリティ・ツリー・バカラは過去にリリースされてるゴールデンウェルスバカラと同じような機能を持っています。

ゲーム開始後に「繁栄ラウンド」があります。ここで画面上部にある繁栄の木からランダムでカードが8枚選出されます。

これらのカードはバーチャルなものでカードシューに入ってる物理カードとは違います。各カードには2または3倍のマルチプライヤーが付きます。これらのカードを含むハンドで勝利すると配当が倍増するボーナスとなります。

例えばハンドが3枚でPLAYERかBANKERが勝利し、3枚のカードともに繁栄マルチプライヤーX3だった場合、3x3x3=27倍の配当にまでなりえます。このバカラは通常のバカラではありえない27倍もの配当まで可能性がある、ということですね。

繁栄マルチプライヤーですがTIE(引き分け)にも当てはまります。TIEは最大90倍まで可能性があります。

繁栄ラウンドのデメリット(弊害)

弊害というかカジノ側もボーナスをタダで上げる訳にはいかないので、ハウスアドバンテージを取っています。

それが以下の2点だと思います。

・ベット時に20%の追加金額が必要となる
・BANKER/PLAYERベット時に、結果がTIE(引き分け)だった時、ベット金額は戻ってくるが、増量した20%の手数料は返金されない

ボーナスのメリットと、手数料のデメリットを勘案して戦略を立てるべきでしょう

よくあるサイドベットが用意されている

Evolution Gamingのバカラテーブルでは勝負をより面白くするために、サイドベットが用意されています。今回のプロスペリティ・ツリー・バカラでも「PLAYER PAIR」と「BANKER PAIR」のサイドベットがあります。最初に配られる2枚のカードでペアが出来ていたらアタリになる特殊な勝負。これは配当10:1と大きく、繁栄の木のx3x3もあわされば90倍の配当まで可能性があります。

繁栄ラウンドを観察してみた

どんなカードがどれぐらいの頻度で繁栄マルチプライヤーになるか調べてみたかったので、ディーラーがカードシャッフルしてから最初のゲーム~次のシャッフルまで72ラウンドのゲームを観察してみました。

全72ラウンド観察の一覧結果を以下に示しておきます。せっかく記録とったので^^;こういうの見せた方が真実味あるでしょ。

▼黄色でマーカーしたカードが繁栄マルチプライヤーのカード。

NO Pハンド Bハンド 結果 P配当 B配当
1 5♣A ♠2♣9Q P 3
2 ♣J♠8 ♠6♠A P 1
3 ♠7♠3♠10 ♠7♣7 B 1
4 ♣3♠K♠4 3K♠8 P 4
5 42 ♠K10♠Q P 1
6 ♣4♠10♠K ♠Q10Q P 4
7 ♠6♣7♠7 ♣82♣2 B 1
8 ♣3A♣K ♣2Q♠8 P 2
9 54 ♣4J P 1
10 2K7 98 P 1
11 J8 3♠2 P 1
12 ♠A♣Q♠J ♠9♠AQ P 2
13 8A ♠J6 P 1
14 ♣6♣Q ♠9A♣10 P 2
15 10♣A10 4♣8♠7 B 1
16 ♣593 ♠3♠J♠4 T
17 9♠Q 8♠2 P 1
18 ♣85♠8 8♣8 B 4
19 4K 9♠Q B 1
20 107 ♠6Q P 1
21 3♠84 ♣10♣J♠8 B 2
22 ♣66♠8 ♠3♠K B 1
23 ♠8♠Q Q♣7 P 1
24 64♣4 ♣2AJ P 1
25 JA2 ♠Q5 B 1
26 KA ♠K♠9 B 1
27 ♣4♠107 ♠3JA B 1
28 J7 ♠Q♠109 B 2
29 ♣Q♠K7 2♣A4 T
30 Q4 7♣2 B 2
31 ♣6♣10 7Q B 1
32 A7 ♣10♠4 P 1
33 ♠7♠A 62 T
34 8♣K ♣A♣J P 3
35 ♠7♣5 9K B 1
36 9Q ♣72 T
37 74 ♠5♠4 B 1
38 K3 ♣J♣9 B 1
39 ♠2♣Q♠J ♣3♠2 B 1
40 ♠5♣9 54 B 1
41 ♠J♣5♠4 Q109 T 2
42 ♣A5 ♠7♣A B 1
43 Q♣5 ♣7A B 1
44 ♣3KQ 96 B 1
45 ♣J106 102K P 3
46 ♣K♣J♣5 ♠A♠93 P 2
47 K♠6 6♠Q T
48 A♣2 26 B 1
49 76♣J KJ8 B 1
50 J10 ♣9♠J B 1
51 6♣K ♣35 B 1
52 8♣610 89 B 1
53 26 9♠9 T
54 5♣Q ♣9J B 1
55 33 4♣Q8 P 1
56 3♠10 109 B 1
57 A6 ♠4♣2 P 1
58 ♣6♣10 ♣82J P 1
59 5♣7 72 B 1
60 4♠K9 ♣102♠3 B 1
61 Q5♣3 ♠10Q10 P 1
62 ♠23♣6 ♠AK♠10 T 2
63 8♣10 6♣10 P 1
64 ♠A9 ♠6♣2 B 1
65 ♣75♣K A♠5 B 1
66 2K8 K7 B 6 1
67 4♣9J 58K T 6
68 A7 ♠3♠7 P 1
69 ♣59♣7 A♣Q4 B 2
70 5♣5♠3 ♠58♣5 B 2
71 ♣8♣8 106 T
72 ♠K♣3J ♠95 B 3 1

まとめ

全部で72ラウンド×8つの合計576枚のマルチプライヤーカードが出ました

2倍は549枚で、3倍は27枚です。なのでx3x3x3の27倍なんて滅多に出ない事がわかりました

それから今回の72ラウンドの勝敗結果は

PLAYER勝利数 26回
BANKER勝利数 36回
TIE 10回

となりました。結果はランダムなのでややPLAYERに偏りが見られます。

また勝利したハンドの中に繁栄マルチプライヤーが入っていた数を合わせると以下表のようになります。

勝利数 マルチプライヤー含み数 最大配当
PLAYER 26回 7回 4倍
BANKER 36回 6回 4倍
TIE 10回 5回 30倍

もし上の表の72ラウンドにおいて「ずっとPLAYERベット」「ずっとBANKERベット」してたらどうなったか、というシミュレーションをしてみました。

ベット額は1.2×72回=86.4ドル

リターン 損益
PLAYER 78ドル -8.4ドル
BANKER 87.8ドル +1.4ドル

このようになっていたことでしょう。72ラウンドプレイしてそこまで損失が出ないし、BANKERベットを繰り返してたとしたらやや利益が出てた事でしょう。

プロスペリティ・ツリー・バカラの還元率

還元率は各ベットに対して以下のようになります。

ベット 還元率
PLAYER 98.89%
BANKER 98.74%
TIE 92.78%
BANKER PAIR 92.53%
PLAYER PAIR 92.53%

通常のバカラと同様BANKERの方が勝率が良いけど、通常バカラと違ってBANKERよりPLAYERの方が還元率が良いですね。BANKER勝利時に5%差し引かれて戻されるのが影響しているようです。このゲームではPLAYERベットを基本として流れを読んだBANKERベットを狙っていくとよいかもしれません。

プロスペリティ・ツリー・バカラのまとめと所感

システムが似てるだけにゴールデンウェルスバカラと比較しがちになるけど、配当が増えるボーナスを獲得できる確率はこっちの方が多いのは間違いありません。

通常のバカラと比較すると

変動性 リスクリターン
バカラ 普通 普通
プロスペリティツリー やや有り ローリスクローリターン
ゴールデンウェルス やや有り ミドルリスクミドルリターン

こんな感じで整理できると思います。

いずれにしてもベット時の20%手数料がやや苦しく感じように思います。手数料を補うだけの配当倍率があるので、そのタイミングでいかにベットを増やして利益を出せるかにかかってと思います。

バカラの確率計算器を併用すればよりいい勝負ができるかもしれません。