今日はベラジョンカジノのライブルーレットに備わっているレーストラックベット等の特殊な賭けるエリアについて解説したいと思います。

レーストラックベットというのは簡単に1ボタンで複数エリアにチップを配置することが出来る機能のことです。

というのもライブルーレットには以下の特徴があります。

・ベラジョンカジノ側が用意した「レーストラックのまとめて賭けるボタン」がある
・自分の賭けるエリアを記録できる
・ベッティングタイムが短く、ディーラーの進行で勝手に進んでいく(自分のタイミングでホイールを回せない)

レーストラックベットがあるゲーム

ベラジョンカジノには3社から3つのライブカジノが用意されています。

①Evolution Gaming提供(旧カジノパリ)
②Hogaming提供(旧カジノシンガポール)
③NetEnt提供(旧コスモポリタン)

それぞれのライブカジノでルーレットテーブルがあります。その中でレーストラックベットが可能です。

レーストラックベットっていつ使うの?

私はレーストラックベットを使う事がほとんどありません。このブログで度々ルーレット攻略の賭け方を紹介していて、そのベットが基本だからなのですが。

制限時間がある

けどライブルーレットのベッティングタイムは約20秒と非常に早く、あらかじめ賭けるエリアを決めてないとスムーズに賭けができません。

※私も時間を見ずにベットしていて間違えて$200もベットしてしまい、気づいたときには遅し。ベットを戻すことが出来ず大損してしまったことがあります。

なのでいっぺんに多数のエリアにこの時間制限がある中でベットしたいと思ったならレーストラックベットを使うタイミングかもしれません。そんな方にお勧めの機能です。

ホイールの癖や落ちやすいエリアを探す人たちもいる

本場のランドカジノのルーレットですと「この周辺に落ちるのではないか」ということでホイールの円盤上の一続きの弧にまとめてベットするケースがあります。

例えばホイールを4分割して0の左右4ポケットずつに賭けてみよう、といった具合です。

ベラジョンカジノのライブのホイールも本物の機材を使用しているためディーラーのボール投入の癖やホイールの癖があるかもしれないと考える人たちにとっては円弧にベットするのは彼らなりの攻略の1つかもしれません。

その時に数字の配置と対応するテーブルのベッティングエリアの配置を覚えておかないと、パパッとチップを置けません。けど、ベラジョンカジノのレーストラックを使えば簡単にチップを置けるわけですね。

ルーレットのホイールを見てみよう

ルーレットのホイールの数字は1から順番に2,3,4,5、、、、と隣り合っていないのです。

ヨーロピアンルーレットとアメリカンルーレットと2種類のホイールがありますが、基本的にベラジョンカジノで採用されているのはヨーロッパタイプです。

アメリカンよりも数字が1個少なく(00が無い)全部で37個のポケットがあり還元率が良いのです。

ルーレットの円盤は以下のような数字の並びになっています。

見ればわかるとおり1から順番には並んでいないでしょう。

それなのにベッティングエリアは1から順番に並んでいるものですから、どのようにチップを置けば一定の弧をカバーできるか、というのは覚えておかないといけないわけですね。

レーストラックベットの種類と損益計算

①Evolution GamingとNetEnt系のルーレットと、②Hogamingのルーレットではレーストラックベットの種類が若干異なるので分けてみていきますね。

①Evolution GamingとNetEnt系のルーレット

ではレーストラックの名称とチップの配置を見ていきましょう。なぜこの名称なのかわからないのですが。

Tiers

これは8から左の6個の数字と、23から右の6個の数字をカバーする賭けかたです。

数字で言えば27、13、36、11、30、8、23、10、5、24、16、33の12個のカバーです。

スプリットベットで5と8、11と10、13と16、24と23、27と30、33と36の6か所にいっぺんにチップを配置できます。

賭け金はスプリットベットに$1を6か所なので、全部で$6ですね。(もちろん自分の賭けたい額を乗せればよい)

Orphelins

これは8個の数字をカバーします。1、20、14、31、9、6、34、17です。

ホイールで言えば1,20,14,31,9と、それの反対側の3個の数字(6,34,17)に落ちることを予想する賭けかたですね。

スプリットベットで6と9、14と17、17と20、31と34の4か所に賭けて、ストレートアップベットで数字の3にベットします。

ベット額は$5ですね。

Voisns

これは数字の0の周囲でホイールの半分をカバーする賭け方で、チップは9単位必要とし17個の数字をカバーします。

スプリットベットで4-7、12-15、18-21、19-22、32-35にチップを1つ賭けます。

コーナーベットで26-25-28-29にチップを2つ賭け、トリオベットで0-2-3にチップ2つを置きます。

Zero

これは数字の0まわりの7個の数字をカバーします。

スプリットベットで0-3、12-15、32-35にチップを1つずつ。そしてストレートアップベットで26にチップを1つ。

合計で$4なのでこの中の賭け方としては最も手ごろなベッティングです。

②Hogamingのルーレットレーストラック

・The Third Cylinder
前述のTiersと同じ

・Orphans
前述のOrphelinsと同じ

・Neighbors of Zero
これも0近隣ということで前述のVoisnsと同じです。

HogamingにはZeroの賭け方がありません。

レーストラックベットが当たった時の利益とは

ここでは損益の計算を事例で紹介します。

エリア列には賭け方を示します。次の数字列ではそのチップによってカバーできる数字を示しています。

賭け金列~合計確率の列までは説明は不要ですね。

次の列からどこかが当たった時の各チップに対する損益を表示し、利益列はそれによって合計の利益がどれぐらい出るかを表しています。

Tiers

エリア 数字 賭け金 賭け金合計 確率 合計確率 スプリット当たり 利益
スプリット 5-8 1 6 2/37 12/37 17 12
スプリット 11-10 1 2/37 -1
スプリット 13-16 1 2/37 -1
スプリット 24-23 1 2/37 -1
スプリット 27-30 1 2/37 -1
スプリット 33-36 1 2/37 -1

上記の例は数字の5が出てスプリットの5-8が当たったケースです。スプリット5-8は報酬が出ますが、その他に賭けたスプリットのチップはすべて没収されますので、差引で+12になっていることを表しています。

Orphelins

エリア 数字 賭け金 賭け金合計 確率 確率 スプリット当たり 利益 スプリット7当たり 利益 ストレート当たり 利益
スプリット 6-9 1 5 2/37 8/37 17 13 -1 31 -1 31
スプリット 14-17 1 2/37 -1 17 -1
スプリット 17-20 1 2/37 -1 17 -1
スプリット 31-34 1 2/37 -1 -1 -1
ストレート 3 1 1/37 -1 -1 35

Voisns

エリア 数字 賭け金 賭け金合計 確率 確率 スプリット当たり 利益 コーナー当たり 利益 トリオ当たり 利益
スプリット 4-7 1 9 2/37 17/37 17 9 -1 1 -1 4
スプリット 12-15 1 2/37 -1 -1 -1
スプリット 18-21 1 2/37 -1 -1 -1
スプリット 19-22 1 2/37 -1 -1 -1
スプリット 32-35 1 2/37 -1 -1 -1
コーナー 26-25-28-29 2 4/37 -2 8 -2
トリオ 0-2-3 2 3/37 -2 -2 11

Zero

エリア 数字 賭け金 賭け金合計 確率 確率 スプリット当たり 利益 ストレート 利益
スプリット 0-3 1 4 2/37 7/37 17 14 -1 32
スプリット 12-15 1 2/37 -1 -1
スプリット 32-35 1 2/37 -1 -1
ストレート 26 1 1/37 -1 35

レーストラックベットの操作方法を解説

スマホでの操作方法がわかりにくいので残しておきます。画面構成はわりとアップグレードされたりしてより使いやすくなっていってる気がしますので、現時点の画面で説明。

①Evolution Gaming

ルーレットの画面の左下のアイコンをタップしてレーストラックを呼び出すことでベットができます。

ネイバー数の設定は画面右側の設定ボタンをタップして設定画面を呼び出します。ネイバーの数と表示される部分をタップして0~9まで選択できます。

②NetEntertainment

こちらはは特に迷うことはないでしょう。PCと画面構成がほぼ同じですので。

③HoGaming

こちらは画面左下のチップのちょっと上にあるボタンを押してレーストラック画面を呼び出します。ここでベットしてください。

ネイバー数は画面右側にあるNo of neighborsの数字を選んでください。

隣接するポケットへのベットを簡単にする

提供元によって画面構成が違いますが、レーストラック付近にプラスとマイナスのボタンがあると思います。

この数字を4にしてみましょう。

さらに今度はTiersやVoisinsではなく、レーストラック上の数字上にマウスを持っていってみてください。スマホなら数字の上をタップ。

そうするとクリックした数字の周囲4マス(自分と左右4つの合計9マス)にチップが配置されます。

これは前述のホイールを4分割してその1つの円弧にチップを置くやり方と同じです。

37個のポケットを4分割すれば1円弧あたり9ポケットになりますから。

隣接するマスはご自身で増減することができます。数字を1にすれば左右1マスになるし、8にすれば自分と左右8なので全部で17ポケットをカバーします。(別に4分割じゃなくてもいいわけで)

例えばこちらのルーレットテーブルの画面をみてみましょう。最近の出目の統計が表示されていて、出やすい数字がグラフィカルに見てわかります。

どうもこのホイールはこのあたりが出やすいと思ったのなら、数字の30~31までカバーしてみるとよいです。

隣接するポケットへネイバーで賭けたときの損益

◆例えばネイバー数を4にして9個のポケットにベットしたとします。

当たる確率は37ポケットのうちの9ポケットなので9/37。およそ4分の1弱の確率です。

この時は各ポケットに$1ずつベットすることになるので合計するとベット額は$9

すべてストレートアップベットになるのでもし当たりが出れば36倍の配当になります。

当たりが出れば36-9=$25の利益ですし、外れれば-$9となるのです。

すなわち約4分の1の確率で$25の利益が出る賭け方となります。

◆例えばネイバー数を9にすることも出来ます。ベットするポケットは19個。

当たる確率は19/37なのでおよそ2分の1強です。

ベット額は$19で、当たり時の配当は$36なので利益は$17。外れ時はマイナス$19になります。

すなわち約2分の1の確率で$17の利益が出る賭けかたです。

お分かりのことと思いますがルーレットはどこまで行ってもどこへ賭けてもベラジョンカジノ側のアドバンテージが2.70%になっています。

レーストラックを使ったベッティング方法まとめ

以上でベラジョンカジノで採用されているレーストラックを使ったチップの置き方や考え方、損益の説明が出来たかと思います。

ルーレットのチップの置き方は本当に千差万別。私はレーストラックは使わない派ですが、もし本物のホイールを使った出目の偏りを見つけたらこれらの賭け方も有効に働くのではないでしょうか。

わかりにくかったら申し訳ないので、簡単な動画をつくりました。