ベラジョンカジノにかつて見たことないギャンブルが入荷していました。その名も「Dungeon Immortal Evil」。
ベラジョン内のジャンル的にはRPGになっていますが、いったいどんな仕組みでギャンブル化してるのか興味津々。早速プレイして理解してみました。
また500プレイから見えてきたこのゲームの傾向をお伝えしたいと思います。
Dungeon Immortal Evilはモンスターを倒すRPG!と思いきや…?
概要をお話しすると、このゲームはストーリー性があって、奪われた富を取り返しに行く主人公(ヒーロー)の物語になってるようです。
迫りくるモンスターを次々となぎ倒し、戦利品を獲得していきます。
一見するとRPGのようになっていますが、実は裏では5リール1行のスロットと同じ仕組みで勝ち負けや賞金がランダムに発生しているとのこと。また幸運が訪れればフリースピンボーナス獲得もあります。
画面上はRPGで敵を倒す仕様なので難しそうに見えますが、実は1ラインスロットだと思うと簡単な運試しゲームなんだなと理解できますので、初心者でも問題なくプレイできるでしょう。
ただ、ドラクエやFFのRPGのようにプレイヤーが行き先を選んだり、バトル戦略を考える余地はなく、完全に運ゲームとなっていますので、そこは把握しておきましょう。
Dungeon Immortal Evilでの遊び方やルール、画面説明
こちらがこのゲームの基本的な画面構成。
手前にいる白髪おじさんが主人公です。RPG風ですが特に体力やライフはなく死にはしないので安心してください。モンスター絶対殺すマン。
画面下にあるアックスのマーク、これがスピンボタンです。スピンボタンを押すと1フロア先に進んだところにモンスターが出現します。
モンスターは1体の場合もあるし複数体が出てくる場合もありますが、ヒーローはメインモードでは絶対に死なないけど戦うモーションをやってモンスターを倒します。
倒したときにモンスターから戦利品が出る場合があって、それがプレイヤーの賞金になります。
モンスターが戦利品を出すかどうかは完全にランダムなので、その部分がギャンブルになってるわけです。
例えば$1をベットしてスピン、モンスターを倒したけど何も戦利品を落とさなかった‥これは赤字になっちゃうイメージ。
モンスターには体力メーターがあって演出的には体力メーターをゼロにすれば撃破になるし、モンスター側も攻撃をしかけてきますが、この主人公は無敵の人なのでただの演出でしかありません。
クイックモードにすると戦闘シーンは省略されます。
7体のモンスターと、勝敗・賞金の仕組み
このゲームには7体のザコモンスターと、1体のボスがいます。
Imp | 悪鬼 | ![]() |
---|---|---|
Skeleton | スケルトン | ![]() |
Acolyte | 司祭 | ![]() |
Gargoyle | ガーゴイル | ![]() |
Succubus | サキュバス | ![]() |
Spider | スパイダー | ![]() |
Inferno | インフェルノ | ![]() |
倒したときにランダムに手に入る戦利品の種類によって賞金が異なります。
戦利品のレベルは5段階あります。
アンコモン → ブルー
レア → 黄色
エピック → 紫
レジェンダリー → オレンジ
倒したときにこんな風に戦利品をゲット。
ちょっと見にくいと思いますが戦利品の枠がブルー色になってます。これはアンコモン系の戦利品ということがわかる。
(ゲーム中は実際に戦利品の色とか見たりしてる暇はないので無視してOKですが)
ペイテーブルと賞金を計算してみる
こちらがペイテーブルです。
ベット額にテーブルにある戦利品のところの係数を掛け算すればそれが賞金になるのでわかりやすいと思います。
例えば悪鬼のレジェンダリーはx10なので10倍です。仮に$1ベットなら$10の獲得に。
例えばインフェルノのエピックはx10なのでこちらも10倍。
高位のモンスターを倒して得られる戦利品の方が賞金が高くなることもわかりますね。
では、実際に計算してみましょう。
このケース
これはサキュバスが同時に3体出てきて倒し、戦利品が3つ手に入った状態です。
今回のベット額は$0.2でした。
レアのx3が1個 → $0.2×3=$0.6
エピックのx15が1個 → $0.2×15=$3
アンコモンのx1が1個 → $0.2×1=$0.2
以上3つを足せば$3.8の勝利金獲得になってることがわかります。このゲームの配当計算はペイテーブルに照らし合わせれば簡単ですね。
メインゲームで発生するイベント
スピンを押すと通常はランダムにモンスターが発生しますが、それ以外にもイベントが発生する場合があります。
イベントが発生するとラッキーなので賞金獲得のチャンスになります。
ミミックの発生
宝箱が目の前に出現し近づいていくとミミックが襲い掛かってきます。当然ヒーローは不滅の人なので慌てずに斧を振り回してブッ倒します(笑)この時の配当は結構大きめなので急襲されるけど実はラッキーな事象。
宝箱
こちらは本物の宝箱。敵は出現せず中の戦利品をゲットできます。滅多に宝箱は出ることがありませんが私がプレイしたときは500回に1回だけ出ました。でも10倍程度の戦利品だったのでちょっと不満。
ビッグゲーム
公式の名称がBig gameなのでそのままビッグゲームイベントと呼んでいます。
スピン後に部屋に入るとアナウンスが発生。4体のモンスターと色違いモンスター1体が現れるイベントです。普通に全部倒すとBIGWINの戦利品が手に入る可能性があります。
バッドカンパニー
Bad Company。ジョジョのスタンドなのかロックバンドの名称か。
こちらもスピン後にアナウンスが発生。5体の通常モンスターが現れるイベントで、倒すと戦利品が手に入る確率が倍になる。
フリースピンボーナス(ダンジョンモード)
スピン後に次のフロアにヒーローが前進していくと、このような門が現れる事があります。確率が非常に低く、ハイエナおじさんは500スピン回してやっと1回出ました。
これ実はフリースピンボーナス獲得なのです。ダンジョンモードに移行します。
ダンジョンモードでは6つの部屋と通常モンスターの後にラスボス(Evil)が現れる仕様です。
ダンジョンモードでは画面が切り替わり、次のような画面構成になります。
まずボーナスステージなので1スピンにかかる金額は0ドル。全部で7部屋あるから7回の無料スピンが回せるのと同じになります。
通常モードとの違いは、ヒーローに体力メーターが存在することですね。この体力メーターが無くなるとヒーローは倒れてしまい、ボーナスが終了して通常モードに戻されます。
いかに体力を減らさずに1部屋1部屋のモンスターとラスボスを倒せるかにかかっています。
1部屋には7種類の通常モンスターがランダムに現れて、モンスターを倒して手に入る戦利品は賞金になります。
出てくるモンスターのHP・攻撃力・スピード
公式マニュアルによると次のように各モンスターごとにパラメータが設定されています。意外と細かいですね。
体力 | 攻撃力 | 反撃速度 | |
---|---|---|---|
Imp | 60 | 20 | 1 |
Skeleton | 80 | 40 | 2 |
Acolyte | 130 | 30 | 1 |
Gargoyle | 150 | 35 | 1 |
Succubus | 150 | 25 | 1 |
Spider | 180 | 60 | 2 |
Inferno | 250 | 60 | 3 |
Evil | 900 | 50 | 1 |
ダンジョンモードはヒーローにも体力メーターが設定されるので、通常モードのように無敵ではなく攻撃を受ける事があります。
攻撃力はヒーローに与えるダメージを表していますし、
反撃速度はモンスターの反撃スピードを表していて1が最も早く、ヒーローの1回の攻撃に対して1回反撃。インフェルノの3が最も遅くてヒーローが3回攻撃すると1回反撃してきます。
ヒーローの初期HPは800、攻撃力は30から始まります。
例えばACOLYTEが出現したシーン。
ACOLYTEのHPは130、攻撃力は30、速度は1
ヒーローのHPは800、攻撃力は30
なので、1回攻撃(30のダメージを与え)ると、1回反撃を受け(30のダメージ)になるので、ACOLYTEのHPは100へ。ヒーローのHPは770になってるのがわかります。
この調子で攻撃していくので
ACOLYTE | ヒーロー | |
---|---|---|
ターン1 | 130 | 600 |
ターン2 | 100 | 770 |
ターン3 | 70 | 740 |
ターン4 | 40 | 710 |
ターン5 | 10 | 680 |
ターン6 | 0 | 680 |
こういう具合で倒したときにヒーローのHPは680になってしまう訳です。戦闘は自動的に始まるのでプレイヤーは見てるだけです。
その後モンスターを倒せば宝が手に入ります。
宝箱の中身とその効果
モンスターを倒せば奥にある宝箱もゲットできます。
宝箱の中には3つのランダムなアイテムが入っています。
・アックス → 攻撃力アップ
・アーマー → 最大HPアップ
・ポーション → HP全回復
攻撃力は3段階まであって、レベル1が通常でモンスターへのダメージは30。レベル2は35ダメージ、レベル3は40ダメージになります。
ヒーローの初期HPは800ですが、アーマーを獲得すればレベル2は1000、レベル3は1200まで増大します。
ヒーリングポーションはそれまで受けたダメージを全回復してくれる。
ラスボスEvilを倒すには?
EvilはHP900の攻撃力50、その時ヒーローはHP1200の攻撃力50になってないと負けます。
つまりHPも攻撃力もMAX状態じゃないと駄目ってことですね。
Evilとヒーローの体力の減り具合を、パラメーター別に表にしてみました。
パターン1 | パターン2 | パターン3 | パターン4 | パターン5 | パターン6 | パターン7 | パターン8 | パターン9 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Evil | ヒーロー | Evil | ヒーロー | Evil | ヒーロー | Evil | ヒーロー | Evil | ヒーロー | Evil | ヒーロー | Evil | ヒーロー | Evil | ヒーロー | Evil | ヒーロー | |
攻撃力 | 50 | 30 | 50 | 35 | 50 | 40 | 50 | 30 | 50 | 35 | 50 | 40 | 50 | 30 | 50 | 35 | 50 | 40 |
HP | 900 | 800 | 900 | 800 | 900 | 800 | 900 | 1000 | 900 | 1000 | 900 | 1000 | 900 | 1200 | 900 | 1200 | 900 | 1200 |
1 | 870 | 750 | 865 | 750 | 860 | 750 | 870 | 950 | 865 | 950 | 860 | 950 | 870 | 1150 | 865 | 1150 | 860 | 1150 |
2 | 840 | 700 | 830 | 700 | 820 | 700 | 840 | 900 | 830 | 900 | 820 | 900 | 840 | 1100 | 830 | 1100 | 820 | 1100 |
3 | 810 | 650 | 795 | 650 | 780 | 650 | 810 | 850 | 795 | 850 | 780 | 850 | 810 | 1050 | 795 | 1050 | 780 | 1050 |
4 | 780 | 600 | 760 | 600 | 740 | 600 | 780 | 800 | 760 | 800 | 740 | 800 | 780 | 1000 | 760 | 1000 | 740 | 1000 |
5 | 750 | 550 | 725 | 550 | 700 | 550 | 750 | 750 | 725 | 750 | 700 | 750 | 750 | 950 | 725 | 950 | 700 | 950 |
6 | 720 | 500 | 690 | 500 | 660 | 500 | 720 | 700 | 690 | 700 | 660 | 700 | 720 | 900 | 690 | 900 | 660 | 900 |
7 | 690 | 450 | 655 | 450 | 620 | 450 | 690 | 650 | 655 | 650 | 620 | 650 | 690 | 850 | 655 | 850 | 620 | 850 |
8 | 660 | 400 | 620 | 400 | 580 | 400 | 660 | 600 | 620 | 600 | 580 | 600 | 660 | 800 | 620 | 800 | 580 | 800 |
9 | 630 | 350 | 585 | 350 | 540 | 350 | 630 | 550 | 585 | 550 | 540 | 550 | 630 | 750 | 585 | 750 | 540 | 750 |
10 | 600 | 300 | 550 | 300 | 500 | 300 | 600 | 500 | 550 | 500 | 500 | 500 | 600 | 700 | 550 | 700 | 500 | 700 |
11 | 570 | 250 | 515 | 250 | 460 | 250 | 570 | 450 | 515 | 450 | 460 | 450 | 570 | 650 | 515 | 650 | 460 | 650 |
12 | 540 | 200 | 480 | 200 | 420 | 200 | 540 | 400 | 480 | 400 | 420 | 400 | 540 | 600 | 480 | 600 | 420 | 600 |
13 | 510 | 150 | 445 | 150 | 380 | 150 | 510 | 350 | 445 | 350 | 380 | 350 | 510 | 550 | 445 | 550 | 380 | 550 |
14 | 480 | 100 | 410 | 100 | 340 | 100 | 480 | 300 | 410 | 300 | 340 | 300 | 480 | 500 | 410 | 500 | 340 | 500 |
15 | 450 | 50 | 375 | 50 | 300 | 50 | 450 | 250 | 375 | 250 | 300 | 250 | 450 | 450 | 375 | 450 | 300 | 450 |
16 | 420 | 0 | 340 | 0 | 260 | 0 | 420 | 200 | 340 | 200 | 260 | 200 | 420 | 400 | 340 | 400 | 260 | 400 |
17 | 390 | 150 | 305 | 150 | 220 | 150 | 390 | 350 | 305 | 350 | 220 | 350 | ||||||
18 | 360 | 100 | 270 | 100 | 180 | 100 | 360 | 300 | 270 | 300 | 180 | 300 | ||||||
19 | 330 | 50 | 235 | 50 | 140 | 50 | 330 | 250 | 235 | 250 | 140 | 250 | ||||||
20 | 300 | 0 | 200 | 0 | 100 | 0 | 300 | 200 | 200 | 200 | 100 | 200 | ||||||
21 | 270 | 150 | 165 | 150 | 60 | 150 | ||||||||||||
22 | 240 | 100 | 130 | 100 | 20 | 100 | ||||||||||||
23 | 210 | 50 | 95 | 50 | 0 | 50 | ||||||||||||
24 | 180 | 0 | 60 | 0 |
パターン9のときだけ勝利できます。
こういう感じになるので、HP1200と攻撃力50ないといけないから、これは結構厳しい。
ボス戦に向かう6つのステージで宝箱からちょうどアックスx2、アーマーx2を出し、ボス戦直前でポーションを取らないとボスには勝てないようです。
Dungeon Immortal Evilを500スピンしてみた
今回は$0.2ベットで500プレイしてみました。結果は以下のようになりました。
スピン数:500
トータルベット:$100
当たり数:171
総戻し額:$81.82
損益:-$18.18
RTP:81.82%
ということで500スピン後には約18ドルのマイナスになりました。
だいたい100スピンで34回のアタリが出るイメージです。
宝箱:1回
フリースピン:1回
途中で獲得した宝箱の数はこんな感じ。それにしてもフリースピンがなかなか出ませんね。1回だけ獲得したダンジョンモードですが、最後のEvilに負けたので、そこで稼いだ賞金は70倍程度。$0.2×75=$15ぐらいです。
期待値の参考になれば幸いです。
幸運にフリースピンが短いスパンに2回、3回と出ればいい稼ぎになるのかもしれません。