Hacksaw Gaming社から「HILO(ハイロー)」というカードゲームが提供されました。

Hacksaw Gaming社は最近ベラジョンカジノ内で勢力を伸ばしている提供会社です。主にスロットをメインで開発しているようですが、今回のハイローはスロットではなく単純なカード予想ゲームとなっています。

この記事はハイローの解説と攻略の話です。

ハイローのルールと遊び方

このゲームは表示されたトランプのカードを見て、次のカードを予想するギャンブルの一種です。選択肢は4つあります。

例えばこの状況は「♦6」が表示されている状態です。次のカードは

・今のカード以上が出る
・今のカード以下が出る
・黒色のカード(♠♣)のいずれかが出る
・赤色のカード(♦♥)のいずれかが出る

のいずれかを選ぶことでベットに参加できます。予想が当たれば配当を貰え、予想が外れればベット額を失う至ってシンプルなゲームですね。

ターゲットのカードをチェンジできる

このゲームの特殊なところは表示されているターゲットカードをプレイヤーが任意に変更できる、という点です。

カードの右上に≫の矢印が見えるでしょうか。このボタンを押せばベットする以前なら何回でもチェンジできるし、ベットした後も最大5回までカードチェンジが出来ます

そのようにして自分が予想しやすいカードが出るまで勝負を先送りすることが出来るのです。これはかなりプレイヤーにとって選択肢の幅が広がるのでメリットだと思います。制限回数以内ならAやKが出るまでカードチェンジしてもいい訳なので。

ハイローの遊び方の手順

まずはベット額を決めましょう。最低$0.2(今だと約30円)~最大$100まで1度のゲームにベットすることができます。

次にターゲットカードを決定します。前述のようにカードを変更できます。

ターゲットカードがきまれば「ベット」ボタンを押下してゲーム開始です。この時点で「黒」「赤」「低い」「高い」あるいは「同じ」のボタンが活性化され押すことができるようになります。4つのボタンから1つを選んで押せば、次のカードが表示されます。

ここで最初の勝負が決定します。もし勝利することが出来た場合、今のターゲットカードに対して次のギャンブルに引き続き挑戦することも可能ですし、賞金を回収して今回の勝負を終えることもできます。もし終了するには「コレクト」ボタンを押せばOKです。勝負を続行するなら引き続き4つの選択肢ボタンを押せば自動的に次の勝負が始まります。あなたが好きなだけ何ラウンドでも勝負を続けることができますが、1度でもハズレてしまうと今までの賞金は全て失うことになります。

カードの順列(低い/高い)や同じ場合の判定

勝負の判定は次のように行われます。

まずカードの数値の順列ですが、絵柄は評価されず数値だけが判定されます。最低がAで、最大がKです。つまりA-2-3-4-5-6-7-8-9-10-J-Q-Kの順で大きくなるわけです。

例1)表示が「A」の場合、選択肢は「同じ」か「高い」のどちらかです。「低い」が無いことに注目してください。「A」より低いカードは無いので次にAが出ることを予想したら「同じ」ですし、2以上のカードを予想したら「高い」を選択しましょう。大抵の場合確率が高いのは「高い」を選択することですが、もし「A」が出たらハズレになります。

例2)表示が「4」の場合、選択肢は「低いか、または同じ」か「高いか、または同じ」の2つです。この場合、つぎのカードが「4」だったとき、どちらにベットしてても当選になります。優しい!

基本的なカードの順列は以上です。次に赤黒を見ていきましょう。
赤黒は単純に確率半々のギャンブルと同じです。現実のカードゲームではなくビデオゲームなので無限に存在するカードデッキがあるのと同意(ルール上もそう書いてある)ですから。いつどのタイミングで何のカードが出ようとも次に出るカードの赤黒は50%ずつとなります。完全に運試し状態ですね。

当選したらいくらもらえる?配当と確率の話

ゲームを始め、4つの選択肢から1つを選ぶときにボタンの枠の下に2つの数値が表示されてるのが見えるでしょうか。

左側の数字は当選倍率を表し、右側のカッコ内の数字は当選する確率を表しています。上図の場合の4パターンを書き出してみます。

配当 確率
♠♣ x1.88 50.00%
♥♦ x1.88 50.50%
同じ x12.22 7.69%
高い x1.01 92.31

こうですね。確率をちょっと見てみましょう。

同じ A~Kまで13種のカードからKが出る確率は1/13≒0.076923だから7.69%
高い A~Kまで13種のカードでKより低いのはA~Qまでの12種。だから12/13≒0.92307だから92.31%

みたいな感じ。全ての確率を計算した表を示します。

表示 低い 高い
A 0.076923 0.923077
2 0.153846 0.923077
3 0.230769 0.846154
4 0.307692 0.769231
5 0.384615 0.692308
6 0.461538 0.615385
7 0.538462 0.538462
8 0.615385 0.461538
9 0.692308 0.384615
10 0.769231 0.307692
11 0.846154 0.230769
12 0.923077 0.153846
13 0.923077 0.076923

その時の配当は以下です。これはベット額$1の時の配当を調べました。ベット額が$0.2など低い場合、小数点以下の端数が出てしまうので、ハイロー側内部で丸められるように機能します。(表には還元率も併記しました)

表示 配当 還元率
低い 高い 低い 高い
A x12.22 x1.01 0.940000 0.932308
2 x6.11 x1.01 0.940000 0.932308
3 x4.07 x1.11 0.939231 0.939231
4 x3.05 x1.22 0.938462 0.938462
5 x2.44 x1.35 0.938462 0.934615
6 x2.03 x1.52 0.936923 0.935385
7 x1.74 x1.74 0.936923 0.936923
8 x1.52 x2.03 0.935385 0.936923
9 x1.35 x2.44 0.934615 0.938462
10 x1.22 x3.05 0.938462 0.938462
11 x1.11 x4.07 0.939231 0.939231
12 x1.01 x6.11 0.932308 0.940000
13 x1.01 x12.22 0.932308 0.940000
ちなみに
1回目の勝負で勝利して以降、引き続き勝負を続行する場合の配当はリターンを表しています。例えば$5をベットしてカードは[3]表示の時、「低い」で勝負して4.07倍を獲得したら、$5×4.07=$20.35のリターンです。

引き続き次のカードを見てみると[A]が出ています。このとき「高い」の配当はx4.41となってますね。これは「高い」を予想しますが配当は最初のベット額$5×4.41=$22.05になる感じです。(動画③)直感ではわかりにくいので覚えておきましょう勝負が何度か続いた後のリターン額は、最初のベット額×配当になると。(いま勝利して稼いだ額×配当じゃないってことを念のためお伝えしました)

また、赤黒の確率および還元率は以下のとおりです。赤黒の予想は完全に50%の確率です。それに対する配当は1.88倍ですからかなり部の悪い勝負になっています。これならルーレットの赤黒にベットした方が面白いし配当もいい。

確率 配当 還元率
赤黒 0.5 x1.88 0.94

ハイロー攻略!いいカードが出るまでパス?

ハイロー攻略はあまり考えない方がよいでしょう。ハイローでは出来るだけ[A][2][3][J][Q][K]を選び次のカードの予想をしやすい時に勝負にいくことです。なのでいいカードが出るまでスキップを続けるのが定石です。しかし還元率で見れば最大の94%となるのは表示が[A][2][Q][K]の時の確率が低い側に賭けることです。逆に確率が高い方に賭けると還元率が最低の93.23%となってしまいますから確率の高い方に賭けたい心理を逆手にとって配当が安くなっていると言えます。そもそも論ではベラジョンカジノの中で還元率94%は低めの数値ですからどちらかというとギャンブラーには敬遠されがちなゲームに入ると思います。なのでハイエナおじさん的には運試しや気まぐれで遊ぶにはいいと思いますが攻略を狙って継続的にプレイするのは資金をリスクに晒すことに他ならないのでお勧めはしません。もし挑むのであれば高額ベットの短期決戦で利益が出たら辞める、負けてもやめる資金管理で遊ぶぐらいがちょうどいいと思います。

$100ベットで[A]か[K]が出た時のリターンx1.01(つまり利益$1)を狙いに行くでもいいし。(そのかわりハズレると$100も失う)$1ぽっちの利益のために$100もリスク覚悟しなきゃいけないなんてやらない方がマシです。ならば確率50%の赤黒狙いでベッティングシステムを使って挑むのでもよいでしょう。あるいは真ん中の数字[7]が出たらベットすれば確率53.85%で配当x1.74なのでそこにベッティングシステムを使って勝負してもいいです。どちらでもいいけど長くは続けない事です。(かといって最初から連敗するとベッティングシステムを使っても損失が大きくなることも忘れてはいけません)短期勝負で効果的なマーチンゲール法、少しの長期勝負で軽めのリスク&少しの利益を目指すならダランベール法も活用できます。

それでは以上です。私だったらこの配当ではやりたくありません💦もう少しプレイヤーに有利になるような配当倍率を付与しないとプレイヤーを獲得するのは難しいんじゃないかなと思います。エラそうにベラジョンさんに講釈たれてすみませんでした🤣