ギャンブルのシステム的なベッティング方法(攻略法)の1つに「フィボナッチ数式」と呼ばれる方法があります。

今日はベラジョンカジノでこのフィボナッチを用いていくつかのゲームで検証してみます。

フィボナッチ数列とはどんな賭け方か

イタリアの数学者のフィボナッチさんにちなんで名付けられた数で、

1→1→2→3→5→8→13→21→34→55→89→144→…

と続く数列のことです。どの数字を見ても「左2つの足し算が次の数字」になっています。

例えば21を見てください。その左2つの数字は[8]と[13]。この2つを足すと21ですよね。

このような賭け方をしていく手法です。

有名な倍プッシュ法(マーチンゲール法)だと前の賭け金の2倍を賭けていくので
1→2→4→8→16→32→64→128→‥
となりますから、フィボナッチはマーチンゲールよりも賭け金の上昇が緩やかです。

そのぶんフィボナッチは負け額も大きくなりにくいので、長く遊ぶのに適している資金管理といえますね。

※数字の1は1単位という意味で読んでください。実際にベラジョンカジノで賭けるときは1単位=$10で検証しています。資金にあわせて$5でもいいし$1でも構いません。

数学に明るい人なら

フィボナッチ数をFであらわすと、Fnは以下の式であらわすことが出来ます。

F(0) = 0
F(1) = 1
F(n+2) = F(n) + F(n+1)

そういえばジョジョ7部のスティール・ボール・ランで黄金長方形っていうのがあったけど、これのことだったんだなと思います。

実際の賭け方①(負けたら金額を右へずらす)

負けたら賭ける金額を右側にずらしていく手法とします。

つまり数式がこうなっているので

1→1→2→3→5→8→13→21→34→55→89→144

最初に1単位を賭けます。

負けたら1単位を賭けます。

負けたら2単位を賭けます。

負けたら3単位、また負けたら5単位、また負けたら8単位‥と増やしていきます。

勝ったら1単位に戻します。

1→1→2→3→5→8

となっていくので、2連敗しても3回目で勝てばプラマイゼロ。
3連敗して4回目勝てばマイナス1、4連敗してもマイナス2になるところに注目すれば、
連敗に強い賭け方とも言えます。

勝ち負けを繰り返すような確率50%のゲーム(バカラやルーレットの赤黒)で効果を発揮しそうです。

金額の動きと利益は以下のようになります。

8連敗のあと4連勝したケース

8連勝のあと4連負したケース

実際には確率50%のギャンブルで勝負を連続していくので連勝、連敗はあまりなく、勝ったり負けたりを繰り返しながら進んでいきます。

(極端な例を出したほうがわかりやすいかと思って)

実際の賭け方②(勝ったら金額を右へずらす)

逆に勝ったら金額を右側にずらしていく手法もあります。

最初に1単位を賭けて、勝ったら次も1単位。

勝ったら2単位に増やし、勝ったら3単位に増やし、勝ったら5単位‥と増やしていきます。

負けたら1単位に戻します。

勝てば勝つほど賭け金をアップさせていきますが、先程の逆で

1→1→2→3→5→8

となっていくので連勝すると利益を出しやすいことがわかります。

3連勝のあと3賭けて負けても手元に1が残りますし、4連勝のあと5を賭けて負けても2が残ります。

逆に言うと連勝後の負けは、連勝中の利益の半分を失いますので「連勝中のどこで止めるか」が重要なポイントと思われます。

これも金額の動きと利益をおみせします。先程と同じ例です。

8連敗のあと4連勝したケース

8連勝のあと4連敗したケース

さっきの負けたら増やす方法と、勝ったら増やす方法とで比較してみると「勝ったら増やす」方法のほうが優秀なように見えますね。

この攻略法は次のことが言えるかと思います。

・負けたら増やすフィボナッチ→守り。連敗してもなるべく取り戻し、資金を減らしにくくしたい人
・勝ったら増やすフィボナッチ→攻め。連勝に上じて大勝ちを狙いに行きたい人

ベラジョンカジノのルーレットにてフィボナッチを用いた検証結果

では実際にベラジョンカジノのヨーロピアンルーレットで赤黒ベットに賭けてフィボナッチを試してみましょう。

勝ったら増やすという攻めの方式でやった結果を示します。

1単位を$10として進めてみます。

結果:100回終えた時の結果はプラスマイナス0でした!なんてことでしょう、そんなことあるんですね。汗

具体的に見ていくと以下のようになりました。

1~50回めまで

50回めまでは合計利益$90で勝ってたんですよね。
それが勝ってるうちに止められないと次のようになっていきました。

51回~100回めまで

勝利数は50で負け数も50でした。連勝中にどこで止めるかを予め決めておかないといけないですね。

ベラジョンカジノのバカラにてフィボナッチを用いた検証結果


バカラでは常にバンカーにベットして合計100回のプレイ試行で検証しました。賭け上限額が高額なのはベラジョンカジノの「Baccarat High-Limit」です。

検証結果は以下のようになりました。

100回終えた時の利益は+63.5(約6794円)。(この日の為替で換算)となりました。

具体的に見ていくと

50回めまではマイナス28ドルえ負けてるんですよね。

幸運なことに80回目からタイ(引き分け)を挟んで9連勝しています。そして10回目に$550をベットして負けても利益を残せているところに注目です。

9連勝で止めるメンタルコントロールが出来ていれば+$635.5で(約+65000円)終えることが出来たのですが。

フィボナッチを用いての考察

ベラジョンカジノのルーレットとバカラの事象を整理すると、ルーレットは赤・黒に賭けても実際には50%での勝利ではありません。[0]の緑のポケットが1個あるからです。バカラも50%に近いけどバンカーのほうが少し有利になっています(そのぶん利益は2倍ではなく1.95倍)

ベラジョンカジノのゲーム側が不正が無い事が前提ですが、ランダムに公平に出目がでると信じてベッティングに集中しました。

プレイを継続していく中で、フィボナッチはあまり勝ちに向かない攻略法だなと感じます。というのもどこかで連勝をしないといけないからです。

例えば以下のように6連勝してようやく20単位の利益になるわけです。

1→1→2→3→5→8

5連勝なら12単位の利益です。

3連勝ですら難しいし、その次で負ければ1の利益で終わりですからね。これは実際に試してもらわないと体感としてわかりにくいと思うのですが、100回もプレイしてれば「うーん、これ勝てるの?」という雰囲気が出てきます。

フィボナッチで遊ぶ時はほんとうに遊びで、勝ちに拘らないようにすると良いと思いました!

 

その後、他のいくつかのバカラの攻略法を使ってみた結果、こちらのほうが良い気がしました。→バカラの攻略法を使って挑戦