さて、今回は「ダランベール法」と呼ばれる有名なベッティングシステムの1つを実践で試してみた記事です。ハイエナおじさんもこの戦略ばかりは気に入って使っていて、数ある戦略の中でも一推しといって過言ではありません。

ベット額を10単位から始め、勝てば‐1、負ければ+1して勝負を続けるシンプルな戦略。確率50%のゲームで適用できますが詳しいやり方はこちらのダランベール法の記事をご覧ください。

この記事ではベラジョンカジノで遊ぶことができる以下のゲームで実際にダランベール法を50ラウンドずつ試したらどうなったかをレポートしていきたいと思います。

① シックボ
② マネーホイール
③ バカラシュプリーム・ノーコミッション(PLAYERベット、BANKERベット)
④ ベラジョンブラックジャック

ベラジョンカジノには1000を超える多様なゲームがありますが、スロットではダランベール法が使えないのは当然として、テーブルゲームでも使えるモノとそうでないモノがあり、今回は上記4つをピックアップ。いずれも確率およそ50%のベットが出来る部分があるので、そこを使ってみました。

ベラジョンカジノでダランベール法を使えるゲームを選定

なぜこの4つのゲームを選定したかというと以下の通りです。

シックボ:
シックボの「大」や「小」へのベットは概ね確率50%で当選します。厳密には3つのダイスを振った時の全パターン6^3=216通り – ゾロ目(⚀~⚅のゾロ目6通り)÷2÷216通り=0.486111ですから50%やや少ない感じです。一方で配当は2倍になるのでダランベール法が適用できるだろうと考えました。シックボには他にもベットエリアがありますが適用できないので除外することになります。

マネーホイール:
マネーホイールには配当1、3、5、11、23、マークの6種類ありますが、ダランベールが適用できるのは「1」へのベットのみです。ホイールは全部で54個に分割され「1」のセグメントは24個しかないので厳密な確率は0.4444で50%より結構下ります。マネーホイールは確率が悪いのはダランベールを適用させるのは難しいように思いますが、実際にやってみてどれぐらい駄目かも観察したいと思いました。

バカラシュプリームノーコミッション:
このゲームは一般的なバカラのルールを採用しているものの、ノーコミッション版なので、BANKERのルールがやや特異になります。PLAYERベットの場合は確率が49.32%で配当が2倍なので当然ダランベール法を適用できます。BANKERベットはなんと配当が2倍で一般的なバカラの1.95倍よりも有利です。確率も50.68%とBANKERが勝つ確率が多い。残念な点は6点でBANKERが勝利すると配当が安くなってしまう事です。BANKERベットでもダランベール法を適用してみますが、6点勝利がどう影響するかを見ていきたいですね。

ベラジョンブラックジャック:
ブラックジャックはプレイヤーもディーラーもほぼ同じ条件で対戦するので勝率はほぼ五分と想定し配当も1:1ですし(Blackjack勝利は1.5倍)とダランベール法を適用できるはずと思いました。プレイヤーのHIT, STANDの判断が勝負に大きく影響しますのでブラックジャックの最適戦略に従ってゲームを進めることにしました。

シックボでダランベール法を実践した結果

初手からの順を追ってベットとゲーム進行の流れを解説していきます。(序盤だけ)

開幕は[大]に$10ベット。⚀⚅⚃の合計11が出て勝利。リターン$20

次戦は減らして$9ベット。⚃⚁⚀で合計7が出て負け。

3戦目は増やして$10ベット。⚂⚃⚃の合計11で勝利。リターン$20

この調子で続けていきました。つまり勝てば次のベット額-1をし、負ければ次のベット額+1を続けていく訳ですね。勝ちが多くなるとベット額が最後は$1になるので、そこまでいけば利確して終了になります。

50ラウンドの結果をグラフで表しました。(資金のグラフは緑色です。ベット額のグラフは紫色。)

残念ながらシックボにダランベール法を適用してみたものの、勝利数20に対し負け数が30もあり、そもそも運が悪すぎてベッティングシステムが機能せずに負けてしまい、損失はトータル-$121で終了しました。

やはりシックボは確率が悪くさらに下振れしてしまったのが影響していると思います。シックボでのダランベール法は非推奨にしましょう

マネーホイールでダランベール法を実践した結果

マネーホイールの「1」が出る確率はシックボよりも低いのでさらに悲劇になる気がしています。頑張って実践してみましょう。

まずは$10ベットからですが結果は[10]でハズレ。

次は$11ベット。[5]のハズレ。

さらに$12ベット。[20]でハズレ。

いきなり3連敗してしまいました。この調子で継続したところ最終50ラウンド後には-$87の損失で着地しました。50ラウンドまでの資金増減をグラフにすると以下のようになりました。

最悪ー$172まで行きましたがその後少しだけ盛り返した感じです。勝利数21に対しハズレは29回です。勝率42%ですからマネーホイールで想定していた44%とそう変わりませんので下振れしたイメージではないですね。それでいて50ラウンドで大きなマイナスになってますからやはりマネーホイールでのダランベール法はリスクが高くお勧めできないものと結論づけたいと思います。

バカラシュプリームでダランベール法を実践した結果

バカラはPLAYERベットとBANKERベットでそれぞれ50ラウンド実践しました。

-PLAYERベットでダランベール法を50ラウンド

初回は$10をPLAYERベットにして、7対6で勝利。$20のリターン。

次戦は$9ベットです。8対5で勝利、$18のリターン。幸先良さそうですね。

3戦目は$8ベット。7対7で引き分け(タイ)になりました。リターンは$8なので損益±0ですから、次戦も$8ベットを維持します。

4戦目は9対0で勝利。$16のリターンです。タイを挟んでの3連勝で調子が良さそうですね。

と、思ったのもつかの間でした。50ラウンドを終えた時は勝利数19、負けが30で、タイが1回。-$146で終了しました。その時のグラフは以下のようになります。

中盤まではよさそうに見えたものの、中盤以降から終盤でベット額が大きくなったタイミングでの5連敗が効いて大負けに繋がってしまっています。PLAYERベットはもっと勝率がいいはずなので今回は下振れした影響もあります。本来はもっと勝ってもいいと思います

-BANKERベットでダランベール法を50ラウンド

次はBANKERベットですね。原則に従えばBANKERの方が勝率がいいのできっと利益を出してくれるでしょう。

ベット額$10で開始、0対9で勝利。$20のリターン。

次はベット$9です。1対5で勝利、$18のリターンですね。

3戦目は$8ベットでBANKER6点で勝利。6点での勝利は1.5倍配当なので$8→$12のリターンです。

バカラは勝ったり負けたりの流れになることが多いように思います。連勝や連敗もあるけどそんなに珍しくはないです。そんなこんなで22ラウンドまでプレイしたところベット額$1になったので利確して終了しました。

最終的には+$52.5で着地しました。途中、6点勝利のため利益が安い時がありましたけど、それでもダランベール法を使って勝つことができました。今回はハズレが6回に対しアタリが16回と大幅な上振れを経験したことが大きな勝因です。

これだとダランベール法のおかげで効果的に勝てた訳ではありませんね💦 別にダランベール法じゃなくて普通に賭けてても勝てた流れです。ダランベール法の真価は勝ち→負け→勝ち→負けのように交互の結果を繰り返したときでも利益が出せるのが強みなのでバカラにはうってつけなのですが、今回は一方的に勝ちが多かったです。

ベラジョンブラックジャックでダランベール法を実践した結果

最後はベラジョンブラックジャックでの実践結果です。

このゲームはベラジョンカジノ特製のブラックジャックなので、通常では見られないようなサイドベットが用意されています。ハンドも3つあるし、それでも一般的なブラックジャックと同等の遊び方ができるのでダランベール法も使えることでしょう。

留意点として次のポイントが挙げられます。

・サイドベットは使わない、メインベットで行う

・3ハンドあるけど、実際に使うのは1ハンドで行う。これは3つのハンドでやるとベット額の設定が難しいからです。

スプリット、ダブル、インシュランスは使わない。これらは途中でベット額が可変になってしまう、プレイヤーに与えられたオプションです。ベーシックストラテジー通りにプレイするなら論理的な還元率を高めてくれるのでダブル、スプリットは使った方がよいと思いますが、ダランベール法を平行して行うには難しくなってしまうので、今回は取り入れないようにしました。

さて、それでは1ラウンド目。$10ベットに対し、プレイヤー21点、ディーラー17点で勝利。$20のリターン。

2ラウンド目は$9ベット。プレイヤー17点のディーラー20点で負け。アップカードが10点カードだと絶望しますね💦

3ラウンド目は$10ベットですが、Blackjackが出たのでリターンが$25になりました。ラッキー!配当は多めです。

この調子で50ラウンド実践したところ、+$28で終了しました。

内訳は以下のとおり。

勝利:23回(うち1回Blackjack)
負け:23回
引き分け:4回

勝敗数がトントンなので±0ぐらいで着地?と思いきや利益が+$28も出るということで、やっとダランベール法の効果が表れた結果を得たと思います。このように勝敗数が同じぐらいなのにやや多めの利益が出るのがダランベール法ですから、今回は思惑通り上手くいったという事です。

さらにちょっと取り入れるのが難しい面もあるのかなと思ったブラックジャックですが、難なくダランベール法がハマりました。

ダランベール法実践の結果まとめ


以上のことから、シックボやホイールオブフォーチュン系の確率が悪い勝負にはダランベール法は適用できず。バカラやブラックジャックでは有効である、とまとめたいと思います。

是非お試しあれ。