この記事は「オスカーズグラインド法」と呼ばれれるベッティングシステムをいくつかのゲームで実践したらどうなったかの記事です。オスカーズグラインド法の詳しいやり方はこちら。

ベラジョンカジノには様々なテーブルゲームがあり、オスカーズグラインド法を適用して攻略に挑めるゲームも存在します。

前回、ルーレットで実践し動画も公開しています(オスカーズグラインド法ルーレット【実録】)が、今回は以下のゲームで実践した結果となります。

オスカーズグラインド法の概要とベラジョンカジノでどう適用するか

ベラジョンカジノには多様なゲームがあります。その中で確率半々で勝利でき、配当が2倍となるベットを探す必要があります。そこで以下のビデオゲームでオスカーズグラインド法を適用して挑戦できると考えました。
・バカラ
・100 Bit Dice
・Sicbo
・ベラジョン・バック・ブラックジャック

オスカーズグラインド法でバカラ(ノーコミ版)をプレイ

バカラではPLAYERベットとBANKERベットがあるけど若干勝率の高いBANKERベットを使いたいと思いました。なおかつBANKER勝利時の配当が0.95ではなく1貰える「バカラのノーコミッション版」のテーブルで実践。

初期ベット額は$5とし50ラウンドを回す。その間に1単位(つまり今回は$5)の利益が出れば1サイクル完了とし、それを何サイクルも繰り返します

・1サイクルの1ラウンド目
$5ベット、結果はハズレ(PLAYER勝利)

・1サイクルの2ラウンド目
前でハズレなのでベット額は据え置きの$5、結果はハズレ

・1サイクルの3ラウンド目
同じく$5ベット、結果はタイ、$5のリターンだけど勝利ではない。

あまり調子は良くなさそうだけどこの流れで継続。

以下のように1サイクルは全8ラウンドで1単位の利益を出すことができて完走しました。

サイクル 回目 ベット 結果 リターン 損益 サイクル損益 累計
1 1 5 x -5 -5 -5
2 5 x -5 -10 -10
3 5 T 5 0 -10 -10
4 5 x -5 -15 -15
5 5 o 10 5 -10 -10
6 10 x -10 -20 -20
7 10 o 20 10 -10 -10
8 15 o 30 15 5 5

4サイクル目が色々起こったので詳細を列記。

サイクル 回目 ベット 結果 リターン 損益 サイクル損益 累計
4 14 5 x -5 -5 10
15 5 o 10 5 0 15
16 10 x -10 -10 5
17 10 o 20 10 0 15
18 15 x -15 -15 0
19 15 o 22.5 7.5 -7.5 7.5
20 15 x -15 -22.5 -7.5
21 15 T 15 0 -22.5 -7.5
22 15 x -15 -37.5 -22.5
23 15 x -15 -52.5 -37.5
24 15 x -15 -67.5 -52.5
25 15 o 30 15 -52.5 -37.5
26 20 x -20 -72.5 -57.5
27 20 o 40 20 -52.5 -37.5
28 25 x -25 -77.5 -62.5
29 25 x -25 -102.5 -87.5
30 25 o 50 25 -77.5 -62.5
31 30 o 60 30 -47.5 -32.5
32 35 o 70 35 -12.5 2.5
33 20 x -20 -32.5 -17.5
34 20 o 40 20 -12.5 2.5
35 20 o 40 20 7.5 22.5

ラウンド19で$15ベットに対し、BANKER 6点勝利のため配当が少なく$22.5のリターンとなってしまったケースもありましたが、続行。(ノーコミ版の宿命)

オスカーズグラインド法のベット額設定の例外として注目ポイントについて

ラウンド32で$35ベットに対し勝利の$70リターンで、損益が-$12.5まで減らすことができ。次のラウンドでベット額を$40に増やすのがこのシステムの通常ですが、勝利時に1単位の利益が出るように微調整するためベット額を$20にあえて減らしています。

この第4サイクルでは最終的に+$7.5の利益で完走できました。

あとは順調に50ラウンドまで走り切りました。

合計ラウンド数:50
合計のサイクル数:10
合計ベット:$600
合計リターン額:$652.5
累計の損益:+$52.5

このように利益が出て終了することができました。勝敗スコアは

ハズレ数:21
勝利数:24

やや勝利数が多かったのも影響してると思います。

道中のベット額の上げ下げ状況、サイクル単位での損益、トータルの損益をグラフ化すると以下のようになりました。

実はオスカーズグラインド法は期待していませんでした。(以前にシミュレーションを実施して、最終的に利益が出にくい戦略だと結論づけていたので)ですが実際フタを開けてみるとそう多くない繰り返しのプレイの中では利益が出ることもあるんだなぁと関心した想いです。

ベット額が増えすぎてリスクが高くなる部分もあるけど、まぁまぁイケる戦略なのか?と思いました。引き続き他のゲームでも試してみます。

オスカーズグラインド法で100Bit Diceをプレイ

100Bit Diceでも勿論オスカーズグラインド法を使って勝負することができます。設定は以下の様に行うのが良いかもしれません。

手動で100Bit Diceを設定してプレイ

今回はBET BLUEにベットしています。$5ベットに対するペイアウトで10.00を指定。するとチャンスは49.49%となります。これの逆でBET GREEN(チャンス50.5%)でもよいのですがペイアウトが9.8になり損益計算が難しくなります。

さてこれでプレイしました。

・1サイクル目の1回目、$5ベットで結果ハズレ

・2回目も$5ベット
アタリリターン10につきここまでの損益は±0です。今回勝利したので1単位ベット額をアップ。

・3回目は$10ベット
3回目は$10ベットに対しアタリ、リターン20につき利益$10となりました。ここでサイクル1が終了

順調ですね。このまま50ラウンドまで継続結果は以下のとおり。

合計ラウンド数:50
合計のサイクル数:11
合計ベット:$585
合計リターン額:$650
累計の損益:+$65

意外と多めの利益が出ましたね。ROIも11%を超えイイ感じです。詳細をお伝えしたいのは7サイクル目です。

ここだけで利益+1単位が出るまで24ラウンドも要しました。

サイクル 回目 ベット 結果 リターン 損益 サイクル損益 累計
7 18 5 x -5 -5 30
19 5 x -5 -10 25
20 5 o 10 5 -5 30
21 10 x -10 -15 20
22 10 x -10 -25 10
23 10 x -10 -35 0
24 10 x -10 -45 -10
25 10 x -10 -55 -20
26 10 o 20 10 -45 -10
27 15 x -15 -60 -25
28 15 o 30 15 -45 -10
29 20 x -20 -65 -30
30 20 o 40 20 -45 -10
31 25 x -25 -70 -35
32 25 x -25 -95 -60
33 25 o 50 25 -70 -35
34 30 o 60 30 -40 -5
35 35 x -35 -75 -40
36 35 o 70 35 -40 -5
37 40 o 80 40 0 35
38 5 x -5 -5 30
39 10 x -10 -15 20
40 10 o 20 10 -5 30
41 10 o 20 10 5 40

ご覧のとおり37回目でベット額が大きく$40にまで増え上がりリスクも増大しつつありますが、このタイミングで±0になり、次回のベット額を$45にせず$5へと戻しています。無理をしないこの扱いのおかげで結果的にこのサイクルでは+$5で完走することができたのです。

グラフは以下です。

オスカーズグラインド法は勝ったり負けたりを繰り返しながら徐々にベット額が増大していくと苦しくなっていく戦略だと思います。どこかで連勝する流れを掴みたい。システムベットなのに「流れ」とか言うとオカルトっぽいけど。

自動ベットを使ってオスカーズグラインドを実現できるかもしれない

100Bit Diceには連続プレイの自動設定機能がついています。この機能を使うと自動的に何度も繰り返してオスカーズグラインドで手早くプレイ出来るのではと考え、そこで以下のように設定してみました。

特徴は以下。

  • 初期ベットは5に設定
  • 自動プレイ回数を10に設定
  • 停止する全体の利益額を5に設定(これにより1単位の利益が出たタイミングで1サイクルを終了できるようになる)
  • 最大ベットサイズはMAXに設定
  • 勝利の場合、次のベットサイズを200%に調整(これにより勝利後のベット額が2倍になる。通例の1単位増ではなく2倍にもすることに注意。本当は1単位増にしたかったけど、その設定がないので代用)
  • 勝利なしの場合、次のベットサイズを100%に調整(これによりベットサイズは維持される)

これで完璧なオスカーズグラインド法ではないけど、やや攻めた(それによりリスクも微増)なオスカーズグラインド法(改)が出来るのではと思いました。

この作戦で50ラウンドを実施。

結果の50ラウンド(13サイクル)の全成績履歴は以下のようになりました。

サイクル 回目 ベット 結果 リターン 損益 サイクル損益 累計
1 1 5 o 10 5 5 5
2 2 5 o 10 5 5 10
3 3 5 x -5 -5 5
4 5 o 10 5 0 10
5 10 o 20 10 10 20
4 6 5 o 10 5 5 25
5 7 5 o 10 5 5 30
6 8 5 o 10 5 5 35
7 9 5 o 10 5 5 40
8 10 5 o 10 5 5 45
9 11 5 x -5 -5 40
12 5 o 10 5 0 45
13 10 x -10 -10 35
14 10 o 20 10 0 45
15 20 o 40 20 20 65
10 16 5 o 10 5 25 70
11 17 5 x -5 20 65
18 5 x -5 15 60
19 5 x -5 10 55
20 5 o 10 5 15 60
21 10 x -10 5 50
22 10 x -10 -5 40
23 10 x -10 -15 30
24 10 x -10 -25 20
25 10 o 20 10 -15 30
26 20 o 40 20 5 50
12 27 5 x -5 -5 45
28 5 x -5 -10 40
29 5 o 10 5 -5 45
30 10 x -10 -15 35
31 10 o 20 10 -5 45
32 20 x -20 -25 25
33 20 x -20 -45 5
34 20 x -20 -65 -15
35 20 o 20 0 -65 -15
36 40 x -40 -105 -55
37 40 x -40 -145 -95
38 40 o 80 40 -105 -55
39 80 x -80 -185 -135
40 80 o 160 80 -105 -55
41 160 o 320 160 55 105
13 42 5 x -5 -5 100
43 5 x -5 -10 95
44 5 x -5 -15 90
45 5 o 10 5 -10 95
46 10 x -10 -20 85
47 10 o 10 0 -20 85
48 20 x -20 -40 65
49 20 o 40 20 -20 85
50 40 o 80 40 20 125

最終的には+$125で着地。勝利数26にたいしハズレ数24とたいして勝利数が多いわけではないのに大きな利益を出しています。

途中のマイナスが増大した部分でリスクの片鱗が見える。

今回はラウンド36~41の所を見てください。ベット額が40→80→160と倍プッシュで増えてしまっていますね。これが今回のピンチであり山場であると思います。ただ運がよかっただけかもしれませんが、「オスカーズグラインド改」については別途よくよく検討し施行を続けたいと思いました。

グラフを示します。

ここまで3連勝。

オスカーズグラインド法でSicboをプレイ

Sicboはダイス3個の出目を予想するテーブルビデオゲームです。ライブカジノにもあるのでそちらで遊んでもいいです。

Sicboでは「大」「小」へのベットでオスカーズグラインド法を使う事ができますが、他のゲームと比較して当選が出にくい(つまり確率が悪い)ので、うまくいかないかもしれません。

今回は「小」へのベットで50ラウンド実践しました。すると‥

アタリ数:29回
ハズレ数:21回

ということで幸運が続いてしまいアタリの方が断然多くてオスカーズグラインド法無関係で利益が出る結果になってしまいました。

合計ラウンド数:50
合計のサイクル数:17
合計ベット:$335
合計リターン額:$410
累計の損益:+$75

特筆すべきポイントがあまりなく、グラフを示します。

オスカーズグラインド法でベラジョン・バック・ブラックジャックをプレイ

ブラックジャックテーブルはたくさんありますが、今回は「ベラジョン・バック・ブラックジャック」を使います。このゲームはサイドベットに特徴があるゲームですが、サイドベットを使わなければ通常のブラックジャックと同様です。

ブラックジャックでも場合によってはオスカーズグラインド法を使う事ができます。残念ながら「ダブル」や「スプリット」を使うとシステム的なベットがやりにくくなるのでダブル/スプリットは使わずにやります。

1回目、2回目と2連勝をしたあとの3サイクルは20ラウンドでようやく1単位の利益が完走できたので、そこを抽出して掲載します。

サイクル 回目 ベット 結果 リターン 損益 サイクル損益 累計
3 3 5 T 5 0 5 10
4 5 x -5 0 5
5 5 x -5 -5 0
6 5 o 10 5 0 5
7 5 x -5 -5 0
8 5 x -5 -10 -5
9 5 x -5 -15 -10
10 5 x -5 -20 -15
11 5 x -5 -25 -20
12 5 x -5 -30 -25
13 5 x -5 -35 -30
14 5 BJ 12.5 7.5 -27.5 -22.5
15 10 o 20 10 -17.5 -12.5
16 15 x -15 -32.5 -27.5
17 15 T 15 0 -32.5 -27.5
18 15 o 30 15 -17.5 -12.5
19 20 x -20 -37.5 -32.5
20 20 o 40 20 -17.5 -12.5
21 25 T 25 0 -17.5 -12.5
22 25 o 50 25 7.5 12.5

7回目~13回目まで7連敗して$5ずつマイナスが積み上がってるのが酷い。ディーラー強すぎ問題。

しかしその後BJ→勝利→負け→タイからの勝利→負け→勝利→勝利で利益が出せています。

連敗すると苦しくなってきますが早い段階の連敗はベット額が安いので、たいしたダメージにならないことを認識しました。むしろベット額が上がってからの連敗の方はキツイでしょうね。辞め時も勘案しないといけない。

50ラウンドの結果は

勝利数:19回(Blackjack3回含む)
負け数:23回
タイ:8回

残念ながら負けの方が多かった。けど利益が出るという結果になりました。オスカーズグラインド法の真骨頂が現れた勝負となりました。

合計ラウンド数:50
合計のサイクル数:11
合計ベット:$360
合計リターン額:$377.5
累計の損益:+$17.5

グラフは以下です。

ベラジョンカジノ×オスカーズグラインド法まとめ

まとめると

ゲーム 結果
バカラ +$52.5
100Bit Dice +$125
100Bit Dice改 +$65
Sicbo +$75
ブラックジャック +$17.5

全体的にプラスで終えることができるという結果に。最初はオスカーズグラインド法なんて「破滅のシステムだろ」なんて思ってたのに意外と勝てた結果で驚いています

重要なポイント

このシステムで戦略を組んで挑む際に重要なのは「現在いくら損益が出てるかがわかりにくい」な事だと思います。プラス1単位の利益を目指してプレイするのに、いまの損益を頭の中で計算できてないと次いくらベットすればよいかわからなくなっちゃう。ライブカジノなら自動的にプレイが進行していくので、よけい難しいかと。

うーん。これはオスカーズグラインド法サポートツールでも作ろうかな、と思いました。では、以上です!