海外のルーレット攻略家のサイトやYoutube映像を見て発見したルーレットの最高戦略と呼ばれている1/6法について解説していきます。
この海外の方はYoutubeで数千人の登録者がおり2分間で1万円を稼ぐ動画を始め、数々の動画を投稿し100万回ほども再生されている戦略家と自ら言っています。
私もルーレットの攻略には熱心な方ですが確実に勝てる方法は無いと思っていますしどれほど凄いのか確認して、またベラジョンカジノのルーレットで検証してみようと思います。
ルーレットの1/6戦略とは
Roulette 1/6 Strategyで読み方は6分の1戦略と呼ばれています。
◆6ラインベットを行う
これはダブルストリートベット(6ラインベット)と呼ばれる賭け方をし続けます。つまり数字6個にいっぺんに賭けられる以下のようなチップ配置のことをいいます。
ルーレットは36個の数字+[0]の合計37ポケットありますが、1回のスピンで1度に6個の数字をカバーしますので当たる確率は6/37です。概ね36分の6なので「6分の1戦略」と呼ばれているのだと思いますが。なので6回に1回は当たると想定できます。
また6ラインベットの当たりの配当は5:1ですので、もし$1を賭けて当たれば$6が戻ってきます(利益は$5)。
このことから6回に1回当たれば±0になることがわかるでしょう。
例)
1回め 負け -1
2回め 負け -1
3回め 勝ち +5
4回め 負け -1
5回め 負け -1
6回め 負け -1
となれば±0ですよね。
◆ダランベール法との掛け合わせ
ダランベール法は次の賭け金をいくらにするか、また資金管理の方法としても優秀な手法だと思います。(詳細はこちら)
この6ラインベットにダランベール法を掛け合わせたのが「1/6戦略」と呼ばれています。
ルーレット1/6戦略のやり方
まずはチップをこのように配置します。今は[13,14,15,16,17,18]の6個の数字をカバーする6ラインベットにしていますが、他の6ラインでも構いません。ここで使用するチップは$1です。
もし当たれば次の回も同様にチップを配置し$1をベットします。勝ち続けてる間は$1です。
どこかで外れたらダランベール法のように次は1ドルを追加して$2をベットします。負けてる間は追加の$1を続けていく形です。
負け分を取り戻すべくベット額を上げていく訳ですね。
しかし有名な戦略のマーチンゲール法のように賭け金が倍々に膨れ上がっていくような緊張感はありません。
どこかで当たれば、次のラウンドはダランベール法のようにベット額を減らして賭けます。
このようになります。
$7で当たったら次は$2に戻ります。$15で当たったら$10に戻ります。つまり今回の賭け金から5を引いた数を次にベットする、と覚えておけば良いかと思います。
6回に1回は当たると想定されているので5を引いたところからの6連敗までは今回の利益を確保できる、という考え方のようです。
例えば$10で当たれば利益は$50です。次に$5からベットしていきますが$5→$6→$7→$8→$9→$10まで6連敗してもこの時点では合計$45の損失ですから最初に出した利益$50と相殺しても$5は利益が残ります。
事例として一連の流れを表にしてみました。
表の見方ですが、全体で縦に25回のスピンを実施しています。ベット額の列を見ればどのタイミングで額を増減しているかがわかります。○×の列ですが、ベットが当たったときは○を、外れたときは×を記述しています。損益列は今回のラウンドでの損益です。1ベットして外れたら-1ですし、7ベットして当たったら6倍の42となります。合計列は現時点での資金のプラマイ状況を記述しています。
表をみると7回目までは外れ続けていますが、7回めの$7ベットで当たり$42を獲得し、これまでの負け分$21と相殺して$21の利益となっています。また次のラウンドでは$7から5を引いた$2からベットを開始しています。
この戦略のキモ
この戦略は当たったらベット額をへらす、外れたら負けを取り戻すためにベット額を増やすという部分にあります。
そして勝利したときの減らすベット額は6連敗でも利益が出るぶんを残しておくために-5した金額をベットするという事です。
6回に1回は当たる(だろうという想定)ですし、ベット額をアップして勝利すれば配当も増えるので徐々に右肩上がりに資金が増えていく算段なのです。
では、次の章でその戦略がどれほど真実味があるか確かめていきます。
ルーレット1/6戦略をシミュレーション
実際にルーレットをプログラムに落とし込んでシミュレーションをしてみました。
ルーレットはヨーロピアンタイプ(37ポケット)、オッズも同等でランダム関数を使い公平に勝負を行います。
ベラジョンカジノのルーレットをサンプルに、6ラインベットの上限は$600としました。
$10000(約100万円)の資金を持った状態から開始し、$1ベットからスタートします。試行回数は1000回です。またそれを×10回行ったので、合計10000スピン回したシミュレーションになっています。
1000スピン後に資金が増えた(儲かった)のは10回中6回となりました。そして儲からなかったのは10回中4回。そのうち資金を大幅に減らしたのは2回でした。
ということでこの戦略はやはり必ずしも儲かる戦略ではないことがスグに判明しました。
10回中6回は儲かっている(MAX利益でも約$2000)ので、個人的には他の○○法などの戦略と遜色ない(言い換えれば飛び抜けて良いわけでもない)攻略法だと思いました。
海外やYoutubeで紹介されてるほどの素晴らしい戦略とは思えない。
ただ、負けた4回に関しても序盤などで好転してプラスになったケースが見られますので、このタイミングで辞められれば利確できたかもしれません。辞め時が肝心てこともわかります。
さて、試行回数合計10000回の勝率は15.88%でした。6ラインベットは37ポケット中の6個をカバーするので単純に6÷37=16.21%は当たります。なんとなく近い勝率は出ていますね。さらに試行回数を増やせばこの数字に収束するだろうと思います。
ちなみに$1000の資金持ちで始めた場合、ラウンド数は100回が限界だろうと思います。連敗が続くと資金の減りが激しくなるので。
もし$10000持ちの資金なら最初のベット額が$10や$100から開始してもよいでしょう。
ルーレット1/6のメリット、デメリット
ここでこの戦略の利点を整理したいと思います。
【メリット】
・賭け方、ベット額の増減方法がとても簡単で初心者でも取り入れやすい
・1点賭けを続けるのでオンラインカジノでやりやすい
・負けた次のラウンドでベット額を増やすもののマーチンゲール法ほど急ではないため資金ショートしにくい
・なんとなく勝てそうな気がする
【デメリット】
・勝ち逃げのタイミングが重要(こればかりは個人の采配)
・当たる確率は6/37。6回1回あたらないどころか20連敗することもある。
・連敗が続きすぎると、負け分を取り戻すのが大変になってくる
ベラジョンカジノで検証してみた
少ない試行回数ですが約2~3分のチャレンジで資金を約$100(1万円)増やすことができました。その時の動画もご覧ください。
この手法のやり方やベット額増減の流れも以下の動画で学習できます。