この記事ではルーレットにおける基本戦略として有名な「ピボット法」「ピボットベッティングシステム」について解説すると共にベラジョンカジノのルーレットを用いて実際にどんな効果があるのかを確認したいと思います。
で、実際にやってみて最初に結論を述べますが、ピボット法では大きく稼ぐことは難しいです。稼ごうと思えば短期決戦で勝ち逃げをしないといけません。システムとしてはシンプルで資金も最低$36あればよく誰でも初心者でもこのやり方に取り組むことができるのがメリットです。試行回数を増やせばカジノ側の利益に収束するでしょう。
ピボット法の詳しいやり方はこちらに記載しています。今回はEuropean Rouletteの無料プレイ版にて行います。
ピボット法(基本)をルーレットで実践
まずはルーレットに賭けをせずに空スピンを繰り返します。その中で出やすい数字を見極めます。
そうこうしているうちに10回目で「6」の数字が2回出たので、この「6」を狙い撃ちします。
ここから出やすいと思われる「6」に$1ずつベットを36回繰り返します。35回目までに当たりが出ればストレートベットなので$36が報酬で支払われ、利益となります。
結果はエクセルに書きながら、スピンを回すという段取りで進めました。
結果は‥残念ながら出やすいと思われた「6」の数字は1度も出ず、$36の損失となってしまいました。
次に、今行った直近36回のスピンのうち最も出やすい数字を発見しました。それが「8」です。4回も出ているので、次からの勝負は「8」に倍額の$2を賭けつづけます。
20回目でようやく「8」が出ました。$2に対してストレートベットなので$72の配当です(利益は$64)。とは言えトータルではマイナスなので続行します。
32回目でまた「8」が出て$72の配当で、ここでトータルがプラスになりました。$5000から始めてプラス$24です。
ここまでやってきて、あまりにも当たりが出ないので他の数字へ賭けたいとか、賭け金をアップさせたい、疑念が出てきます。それもそのはずで当たりが出やすいと思われる数字は、単に過去36回の統計で出た回数が多かっただけです。過去1万回の統計だったら「8」の数字は出現率が低いかもしれません。ベラジョンカジノのゲームは確率に支配されており数字に偏りは出るもののホイールの癖や物理的な歪みなどありません。100万回スピンをすればどの数字も均等に出現するはずです。
この時点でピボット法はこれ単体で取り組んでも面白みがないように思いました。
応用編1のピボット法を試してみる
ここから自分で考えた応用編です。1点賭けだから単純に36分の1の確率で当たりにくいのであってダズンベット(12個の数字に賭ける)にすれば、36分の12で確率33%で当たります。これだと連続的な賭けの中で当たる回数が多いので気持ち的には楽ですし初心者も楽しめるのではないかと思います。ただし配当は安くて当たる確率が1/3だから配当は3倍になります。
まずは10スピンを空回ししてみます。
このように出ました。ダズンベットは左・中・右とありますが今回は中(2nd12といって13~24の数字)が多く出ました。この真ん中が出やすいということで、次からはダズンベットに賭け続けます。
36回回した結果は+$4の利益となりました。
途中で右側のダズンベット(3rd 12つまり25~36の出目)がよく出るようになったので賭けるエリアを切り替えています。
頭では完全に確率の問題とはわかっていても、出やすい数字は別に出やすいわけじゃないのに、やっぱり出やすい気がしてきちゃいますね(; ・`ω・´)
応用編2のピボット法の結果はいかに?
次に別の応用編です。
実はベラジョンカジノのルーレットには「HOT」や「COLD」というよく出ている目の表示がなされています。ルーレットのプレイヤーはこのHOTを見て賭けるエリアを決める参考にしたりします。
なので空スピンをせずに、このHOT/COLDを見てベットをしようというのが今回の試みです。HOTもCOLDも4つずつ数字が表示されています。HOTの各数字に$1ずつ合計$4をベットしていきます。
1回のスピンで$1×4ヶ所=$4を使用
当たれば$36がもらえるので、差し引き$32の利益
外れれば$4の損失
これで取り敢えず9回スピンしたら以下のようになりました。
36個の数字の4つをカバーするのですから9回に1回は当たる計算です。早い段階で当たれば利益になり、9回中1回も当たらなければ損です。
ここで途中で気づいたのですが、ベラジョンカジノの今回はヨーロピアンルーレットですが、このHOTの数字、自分が操作していないのに時間が経つと少し変化があります。よく解りませんが自分が出した数字を含むベラジョンでプレイ中の全プレイヤーの数字がここに加算されているのでしょうか。
だからこのHOT/COLDはあまり参考にならないかも、と思いました。
ちなみに例えば9回目で当たれば利益は±0です。
トータルで負けないように途中でベット額をアップさせれば投資に対する利益率を一定に保つ事ができます。
なので9回目は各数字に$2ずつ合計$8を賭けます。もし当たれば$2×36=$72で賭けた$8を引いて$64の利益。
すると以下のようになります。
9回目~13回目は$8ベットで13回目で当たれば±0。それ以前に当たれば利益が出ます。
もし13回目で負けたなら14回目からはさらにベット額を増やし、$3×4=$12とします。この場合当たれば$96の利益が出ます。
15回目で負けたらこの時すでにトータル$96のマイナスになっており、もはや微々たる賭け金のアップではこの損失を取り戻せなくなりつつあります。
ここから大幅なベット額アップが求められる訳ですね。
この手法は資金を決めて取り組まないと過剰に支出する可能性を秘めているので、この点はご注意いただきたい。
ただ手持ち資金が96単位あれば15回はスピンで遊べる‥ということもわかります。そして15回中1回でも勝てば利益がでることも心にとめておきたい。
お薦めについて
ピボット法の情報源は海外のカジノサイトです。取り入れてやってみましたが稼げる手法ではないと思います。ルーレット初心者が仕組みを理解し自分なりの基準となる配置法を得るまでの段階で試しにやってみたらよいかな、ぐらいです。
もしどこかのサイトやブログでこの手法がお薦めされていたら、よく熟考して取り組みましょう。
ただ$36持っていれば36回は遊べるのでENDを決めて遊ぶのには向いています。ベラジョンカジノみたいに簡単に入金できて失っていくよりも、海外の物理的なカジノで遊ぶときに良いのではないでしょうか。