このブログではあまり取り上げる事がありませんが「アメリカンルーレット」について解説していきます。
ベラジョンカジノだとROXOR社とNETENT社から出ていて遊ぶことができます。
ROXOR社とNETENT社ともにホイールは同じアメリカタイプですが、オッズが一部異なるのと、画面構成、賭けのしやすさに違いがありますので、そのあたりも含めて見ていきます。
アメリカンルーレットをプレイするメリットとは?
一般的にルーレットには主に2種類ありますね。ヨーロッパ系とアメリカ系。
基本的なルールは一緒ですが、アメリカンルーレットは数字の「0」「1」~「36」までの37個に加えて、「00」ポケットがあるせいで全部で38個のポケット数から予想しなきゃいけないので、ヨーロッパ系よりも難しいんです。
だから2つのテーブルがある場合、アメリカンルーレットを遊ぶメリットは無く、基本的にはヨーロピアンルーレットをプレイしたほうが還元率も高くてオススメしています。
ところで、今日紹介する1つのアメリカンルーレットは還元率が高い部分もあるので、配当、メリット、還元率の計算など諸々を解説しようと思った次第です。
NETENT社のアメリカンルーレット
NETENT社のアメリカンルーレットは一般的なものを踏襲しています。ホイール、ベッティングエリア、配当オッズ、還元率ともに標準的です。
以下のようになります。
NETENTアメリカンルーレットのホイール
ホイールは普通のアメリカンルーレットと同じ並びです。緑色の0と00がありますね。ポケットは全部で38個です。
ベッティングエリア
アメリカンルーレットはヨーロピアンにはない「トップライン」と呼ばれるベッティングエリアが用意されています。
トップラインはファイブナンバーベットとも呼ばれますが、以下のように[0][00][1][2][3]を同時にカバーすることができます。
レーストラックを使ったナンバー&ネイバーベットが出来る
NETENT社はプロ仕様の画面構成が好きです。自分好みの賭けパターンを登録できたり統計を使うことが出来るなど機能面が豊富です。
その中の1つで画面左上のレーストラックベットにも注目。
これはホイールと数字の並びをそのまま反映していて円弧の範囲をカバーしてストレートアップベットを簡単に配置できるツールです。図のように4-6-8の円弧をカバーする、いわゆるヨーロッパエリアに一気にチップ配置したりできます。
このツールは本来は一部のライブルーレットだと活きるんですけどね。ボールが投入されてからどの円弧に落ちるかを予想して円弧ごとカバーしてベットできるので。ビデオゲームだとそういった使い方はできませんが、そういう物もあるんだな、と覚えておいてください。
NETENTアメリカンルーレットの配当と還元率
配当表は以下のようになります。
ベッティングエリア | 配当 |
---|---|
ストレートアップ | 35:1 |
スプリット | 17:1 |
ストリート | 11:1 |
コーナー | 8:1 |
ライン | 5:1 |
トップライン | 6:1 |
コラム | 2:1 |
ダズン | 2:1 |
赤×黒 | 1:1 |
偶数奇数 | 1:1 |
ローハイ | 1:1 |
トップライン以外の賭け方ははヨーロピアンルーレットにも同じようにあり配当も同一です。なのでポケット数が多いアメリカンのほうが稼ぎにくいわけです。
さてトップラインですが、チップ1で5つのナンバーをカバーし、配当は6:1となります。つまり$1賭けて当たったら$7の戻し($6の利益)になります。
いつものようにサンプルからそれぞれの還元率を求めてみます。
例えばストレートアップベットですが、これは配当が35:1ですので、戻し額は36です。
ポケットは全部で38個あるので、ストレートアップベットが当たる確率は1/38ですね。
仮にストレートアップに3800回ベットすると、賭け金は$3800となり、当たる確率に従えば3800回中100回あたります。その時の戻し額は100×$36=$3600です。
還元率=3600/3800なので、0.9474です。
赤の数字は18個あるので、当たる確率は18/38です。当たった時の戻し額は2です。
仮に赤ベットに3800回ベットすると、3800回中1800回がアタリ。戻し額は1800×$2=$3600です。
還元率は同様に0.9474となります。
トップラインベットだけは特殊です。当たる確率は5/38で、アタリ時戻し額は7。
仮にトップラインに3800回ベットすると、3800回中500回アタリ。戻し額は500×$7=$3500です。
還元率は$3500/$3800で、0.9211となります。
すべての賭け方に対する還元率を表にしました。これは世界中のアメリカンルーレットで共通です。
配当 | オッズ | 戻し額 | カバー ナンバー数 |
確率 | 3800プレイ アタリ数 |
3800プレイ 戻し額 |
還元率 | ハウスアド バンテージ |
真のオッズ (ハズレ数÷アタリ数) |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ストレートアップ | 35:1 | 35 | 36 | 1 | 0.026 | 100 | 3600 | 0.9474 | 0.0526 | 37.0 |
スプリット | 17:1 | 17 | 18 | 2 | 0.053 | 200 | 3600 | 0.9474 | 0.0526 | 18.0 |
ストリート | 11:1 | 11 | 12 | 3 | 0.079 | 300 | 3600 | 0.9474 | 0.0526 | 11.7 |
コーナー | 8:1 | 8 | 9 | 4 | 0.105 | 400 | 3600 | 0.9474 | 0.0526 | 8.5 |
ライン | 5:1 | 5 | 6 | 6 | 0.158 | 600 | 3600 | 0.9474 | 0.0526 | 5.3 |
トップライン | 6:1 | 6 | 7 | 5 | 0.132 | 500 | 3500 | 0.9211 | 0.0789 | 6.6 |
コラム | 2:1 | 2 | 3 | 12 | 0.316 | 1200 | 3600 | 0.9474 | 0.0526 | 2.2 |
ダズン | 2:1 | 2 | 3 | 12 | 0.316 | 1200 | 3600 | 0.9474 | 0.0526 | 2.2 |
赤×黒 | 1:1 | 1 | 2 | 18 | 0.474 | 1800 | 3600 | 0.9474 | 0.0526 | 1.1 |
偶数奇数 | 1:1 | 1 | 2 | 18 | 0.474 | 1800 | 3600 | 0.9474 | 0.0526 | 1.1 |
ローハイ | 1:1 | 1 | 2 | 18 | 0.474 | 1800 | 3600 | 0.9474 | 0.0526 | 1.1 |
トップラインベットの還元率を見ると明らかに他の賭け方よりも低いので、トップラインに賭けるのは不利になるので賭けない方がいいことがわかりますね。
さらに言えば、ヨーロピアンルーレットの全ての賭け方の還元率は97.30%なので、そもそもアメリカンルーレットをやるなら、ヨーロピアンルーレットをやろうという話になっちゃうわけです。
そのためいまのベラジョンカジノを始めオンラインカジノのほとんどはヨーロピアンルーレットが主流です。
次章はROXOR社について紹介です。少し配当が異なり有利なので是非見ておいてください。
ROXORアメリカンルーレットはラパルタージュ
ラパルタージュというのは[0][00]にボールが落ちちゃったときに賭け金の半分を戻してくれるお得なルーレットです。
※イーブンベットの時のみ。つまり1:1で支払いが行われる赤黒、奇数偶数、ローハイベットのみが[0][00]でハズレても半分戻しとなります。
ホイールとベッティングエリア
ホイールとベッティングエリアの構成は同じですので難しくなく遊ぶことができます。
ROXOR社のほうは「高速スピン」というボタンがあるので、ホイール上を回るボールの様子を飛ばして結果だけ見たい方やサクサク遊びたい方はこちらをプレイすればよいと思います。
ただ残念ながらレーストラックベットや統計の仕組みは搭載されていません。
ROXORアメリカンルーレットの配当と還元率
配当表は以下のとおりです。ほとんど一緒ですがイーブンベットの赤黒、偶数奇数、ローハイだけ異なります。
ベッティングエリア | 配当 |
---|---|
ストレートアップ | 35:1 |
スプリット | 17:1 |
ストリート | 11:1 |
コーナー | 8:1 |
ライン | 5:1 |
トップライン | 6:1 |
コラム | 2:1 |
ダズン | 2:1 |
赤×黒 | 1:1(0、00が出たら半分戻し) |
偶数奇数 | 1:1(0、00が出たら半分戻し) |
ローハイ | 1:1(0、00が出たら半分戻し) |
では、先ほどと同様に還元率を求めてみましょう。違いが出てくるのは赤黒、奇数偶数、ローハイのみですので、そこだけ計算してみます。この3つのベッティングエリアはいずれも確率、配当ともに同じなのでハイベットで見てみましょう。
で、ローは1800回出て、ハイは1800回出る。そんな確率です。
その時の戻し額ですが、$1ベットだとすると
[0][00]のケース → 200回×$0.5=$100の戻し。
ハイベット当たりのケース → 1800回×$2=$3600の戻し。
あわせるとトータル$3800のベットに対して、$3700の戻しになりますね。還元率は3700/3800=0.9737となります。
ここに関してのみ言えば、ヨーロピアンルーレットよりも還元率が高くなります。
全てを列記すると以下のようになります。
配当 | オッズ | 戻し額 | カバー ナンバー数 |
確率 | 3800プレイ 出る回数 |
3800プレイ 戻し |
3800プレイ 損金 |
還元率 | ハウスアド バンテージ |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ストレートアップ | 35:1 | 35 | 36 | 1 | 0.026315789 | 100 | 3600 | -200 | 0.947 | 0.053 |
スプリット | 17:1 | 17 | 18 | 2 | 0.052631579 | 200 | 3600 | -200 | 0.947 | 0.053 |
ストリート | 11:1 | 11 | 12 | 3 | 0.078947368 | 300 | 3600 | -200 | 0.947 | 0.053 |
コーナー | 8:1 | 8 | 9 | 4 | 0.105263158 | 400 | 3600 | -200 | 0.947 | 0.053 |
ライン | 5:1 | 5 | 6 | 6 | 0.157894737 | 600 | 3600 | -200 | 0.947 | 0.053 |
トップライン | 6:1 | 6 | 7 | 5 | 0.131578947 | 500 | 3500 | -300 | 0.921 | 0.079 |
コラム | 2:1 | 2 | 3 | 12 | 0.315789474 | 1200 | 3600 | -200 | 0.947 | 0.053 |
ダズン | 2:1 | 2 | 3 | 12 | 0.315789474 | 1200 | 3600 | -200 | 0.947 | 0.053 |
赤×黒 | 1:1 | 1 | 2 | 18 | 0.473684211 | 1800 | 3700 | -100 | 0.974 | 0.026 |
偶数奇数 | 1:1 | 1 | 2 | 18 | 0.473684211 | 1800 | 3700 | -100 | 0.974 | 0.026 |
ローハイ | 1:1 | 1 | 2 | 18 | 0.473684211 | 1800 | 3700 | -100 | 0.974 | 0.026 |
ストレートアップベット~ダズンベットまでは一般的なアメリカンルーレットと同一。イーブンベットは一般的なアメリカンルーレットばかりか、ヨーロピアンルーレットも凌駕する還元率です。(とは言ってもちょとだけですが)
イーブンベットを主戦略に展開するプレイヤーならこちらのルーレットテーブルに参加するのはメリットがあるといえます。
アメリカンルーレットまとめ
現状のベラジョンカジノに存在するアメリカンルーレット2テーブルについて解説しました。
オッズの低さから特別な理由がない限りアメリカンはプレイしないのが定石ですが、プレイヤーが居ないとゲーム自体無くなりかねないので(笑)誰かプレイしてあげてください。