ベラジョンカジノにEvolution Gamingから入荷した「Baccarat First Person」について詳細に解説していきます。
Evolution Gamingといえばライブカジノロビーを提供していますよね。ライブバカラは欧州系のディーラーがゲームを進行してくれたり、英語が出来ればチャットなんかもできる様々なテーブルを用意しています。
一方で「First Person」が付いたバカラはビデオゲームになるので人間ディーラーは存在しませんが、本物のバカララウンジを想定した操作が出来るようになっています。
色んなオプションがあったり、自分のタイミングでディール出来たり、攻略に使えそうな部分があるので詳しく見て行きたいと思います。
仕組みをリアルに寄せたビデオバカラ
Baccarat First Personは1組52枚のカードを8組、合計416枚使ってプレイされる一般的なバカラのルールを採用しています。
特徴はビデオゲームなのに毎回シャッフルされず、416枚の山からしっかり1枚ずつカードが減っていく事だと思います。
ギャンブラーによってはカウンティングを使いたい人もいるでしょうから、ライブではなくビデオゲームなのにこの仕様にしたのは少なからずプレイ結果に影響を与えます。(枚数が減るとバンカー/プレイヤーの勝利率が変わるため)
Baccarat First Personは6つのテーブル×2つのルールを用意
参加テーブルと手数料ルールを選択できる
これが最初のラウンジ画面です。バカラテーブルが6台ありますが勿論プレイヤーや観客は居ません。
最初にどのテーブルに着席するかを選択します。画面右側に既に各テーブルのプレイ履歴が出ているのでここを見て参戦しましょう。
個人的にはこの誰かがプレイした風なスコアボードの履歴(ビッグロード等)は好きじゃなく、バカラの次の予想には使えないと考えています。
しかし他方では多くのプレイヤーがバカラのこの履歴を見て攻略に活用する人がいるのも事実。各々のプレイヤーが自由に使えばよいでしょう。
ただ、あくまでビデオゲームであることをお忘れなく適当に履歴が生成されてる可能性は否定できません。カードがどのように使われてるか、履歴は本物なのかを議論する余地はあると思っています。
この画面の使い方は後程解説します。
テーブルに着席の際は手数料のありなしを選択できます。「手数料」なら通常ルールのバカラ。「手数料なし」ならいわゆるノーコミッションバカラ。(後述)好きなルールを適用してテーブルに入りましょう。
Baccarat First Personのテーブルレイアウト
こちらがBaccarat First Personのテーブルレイアウトです。
ライブバカラのように右側にカードシューが設置され、左上には既に使われたカードが貯まっていますね。
画面下段にはプレイヤーが操作するためのボタンがいくつか見えるでしょう。
賭けをするには
賭けを行うにはチップの種類を選択して、ベッティングエリアに配置します。サイドベットにチップを配置しても構いません。手数料あり/なしルールでサイドベットが少し違います。
最低賭け金は$1から、最大$5000までOKです。
チップを配置したら、「ディールボタン」を押せば、カードシューから自動でカードが切られる映像になってゲームが進行します。
予想が当たれば勝利し、配当を獲得。ハズレればベット額は没収です。
Baccarat First Personでは自分でシャッフルが出来る!
ホウキのようなアイコンがあるのが見えるでしょうか。
・テーブル画面の右下の方
・マルチプレイパネルの各テーブルの右上
・マルチプレイパネルの右上
にありますね。
これを押すと、既に使われたカードを含めすべてまとめてシャッフルして改めて416枚からスタートする事ができます。
テーブルに着席した状態でシャッフルした場合は次のような映像になってシャッフルされます。
中切りはプレイヤーに委ねられるので好きな場所で切りましょう。
そこで上下が入れ替えられ、カードシューへセット。カードシューから取り出した最初の1枚のカードを表むきにし、そこに書かれている数字だけカードシューから伏せられて捨てられていきます。
これでシャッフル完了。プレイ履歴もリセットされ1勝負目からのリスタートになる訳ですね。
マルチプレイパネルの右上のシャッフルボタンを使うと、全ての6テーブルのカードを一度にシャッフルすることも可能です。その場合はプレイヤーの中切りの操作はありません。
シャッフルの使い道は?考察
任意のタイミングでシャッフルできるのはプレイヤーに有益と捉える人もいるかもしれません。
またシャッフルするとカードが初期状態からスタートし一番予想がしにくい状態なので無益では、と思う人もいるでしょう。
ライブカジノなど履歴(ビッグロード)を見ただけでは今までどんなカードが切られたかは知る事ができません。
一方Baccarat First Personならシャッフルして再スタートしたところから履歴を追いかけることが出来るので、カード出目をカウントしたり集計することも不可能ではありません。その意味ではプレイヤーに有益な操作と言えると思います。
Baccarat First Personでは観察ができる!ただし‥
ライブバカラですと賭けをしないでゲームの進行を観察することができます。
今までどんなカードが切られたか、バンカーかプレイヤーの出目が偏りが出始めたか、連勝中かどうか、そんな情報を観察して、自分がここだというタイミングで賭けをする人もいます。
Baccarat First Personでは「賭けずに自分で1プレイ起動してその様子を観察」することができます。
それをするには+1と表示されているアイコンです。
・プレイ中画面右下(このテーブルだけ)
・マルチプレイ各テーブルの右上(このテーブルだけ)
・マルチプレイパネル右上(全テーブル)
にあります。
プレイした後は履歴画面のスコアボードに1つ印が追加されるので結果がある程度わかるようになっています。
何度も何度も気が済むまでプレイを観察できるのですが、
特筆すべきは途中までは切られたカードが開示されるものの、途中からカードが伏せられてしまう事ですね。残念ながらカウンティングを予防しています。
私が観察していたところ約40プレイ、カード193枚使用分の次のゲームからカードが伏せられて切られるようになりました。(カードシューのおよそ半分あたり)
このように。残念ながら勝負の結果は表示されるのですが何のカードが使われたかはわからなくなってしまいます。
手数料あり/手数料なしバカラのルールまとめ
俺のベラジョンカジノの他の記事でも散々触れてるので簡単に説明。
手数料あり版は一般的なバカラルール。バンカー勝利時に1:1で支払いがあるけど5%はカジノに手数料として取られてしまうルールです。($100賭けて勝利したら$95の利益。)
また手数料なし版は、バンカー勝利時に5%のコミッションが引かれない代わりに、もし6点で勝利した時の配当が1/2になってしまうルールですね。
自分好みのルールを選んでテーブルに着きましょう。
ベッティングエリアとサイドベットのルール
手数料あり・手数料なしで違いを調べてみた。
「プレイヤー/タイ/バンカー」の部分がメインベット。その周りにあるのがサイドベット。メインベットに賭けないとサイドベットには賭けができません。
またサイドベットはメインベットの50%を超えた金額を賭けられません。かつ最低ベットが$1からとなっています。
もしサイドベットに$1賭けるなら、メインベットには$2を賭けるところが最低ラインです。
Baccarat First Personの配当ルール
手数料あり/なしで若干異なる配当倍率と、勝利条件のルールを書いておきます。
役 | 通常バカラ配当 | ノーコミバカラ配当 | 勝利条件 |
---|---|---|---|
バンカー | 0.95 | 1 | ノーコミバカラのバンカー6点勝利は0.5 |
プレイヤー | 1 | 1 | |
タイ | 8 | 8 | |
バンカーペア | 11 | 11 | バンカーの最初の2枚がワンペア |
プレイヤーペア | 11 | 11 | プレイヤーの最初の2枚がワンペア |
ミックスペア | 5 | 5 | バンカーかプレイヤーの最初の2枚がペア |
パーフェクトペア | 25倍か200倍 | 25倍か200倍 | どっちかに同じカードのペアが来たら25倍、どっちも来たら200倍 |
スーパー6 | 15 | ー | バンカーが6点勝利時。手数料なしバカラのみ |
バンカ―ボーナス プレイヤーボーナス" |
30 | 30 | 9点差勝ち |
10 | 10 | 8点差勝ち | |
6 | 6 | 7点差勝ち | |
4 | 4 | 6点差勝ち | |
2 | 2 | 5点差勝ち | |
1 | 1 | 4点差勝ち | |
1 | 1 | ナチュラル8,9勝ち | |
PUSH | PUSH | ナチュラル引き分け |
(事例)
プレイヤーに$2、プレイヤーボーナスに$1ベット。
プレイヤーが3枚のカードの合計6点で勝利。バンカーは0点。
プレイヤーベット:$2の配当、$4の戻し
プレイヤーボーナス:$4の配当、$5の戻し
合計すると$3を賭けて、$9の戻しなので、$6の利益が出ました。
Baccarat First Personのベット制限とは
既に使われたカードの枚数が312枚を超えると、ベット額上限が低く抑えられる制限があります。(なんで?)
これはFirst Personならではのベラジョンカジノ側に有利な制約のように思います。
具体的には次のようになることを確認しました。
通常バカラ | ノーコミッションバカラ | |||
---|---|---|---|---|
ベット額 | 賭け金 | 制限時賭け金 | 賭け金 | 制限時賭け金 |
バンカー | $1~$5000 | $1~$5000 | $1~$5000 | $1~$5000 |
プレイヤー | $1~$5000 | $1~$5000 | $1~$5000 | $1~$5000 |
タイ | $1~$1000 | $1~$1000 | $1~$1000 | $1~$1000 |
バンカーペア | $1~$1000 | $1~$250 | $1~$1000 | $1~$250 |
プレイヤーペア | $1~$1000 | $1~$250 | $1~$1000 | $1~$250 |
ミックスペア | $1~$200 | $1~$100 | $1~$1000 | $1~$500 |
パーフェクトペア | $1~$100 | $1~$25 | $1~$100 | $1~$25 |
スーパー6 | – | – | $0.5~$250 | $0.5~$125 |
バンカ―ボーナスプレイヤーボーナス | $1~$500 | $1~$250 | $1~$500 | $1~$250 |
ペアの賭け金上限の減り方が凄いですね。通常時の1/4ですから。
ということはカード枚数が少なくなるとペアが出やすくなることの裏返しなのかもしれませんね。
ということで一通りのゲームの解説ができました。
攻略の可能性は再シャッフルと空プレイにあり?
さて攻略についてですが、やはり一旦カードをシャッフルしてからの観察に少しだけ望みがあるかも、と思っています。
バカラは8デッキでスタートして残100枚程度になったときに、山に残っているカードの種類によってはプレイヤーの勝率が上がる事がわかっています。(ローカードが残ってるとプレイヤー勝利率が上がる)また残カードがわかればサイドベットも予想しやすくなると考えられます。
残念なのはカードが表むきになって消費されるのは200枚程度まで。とするとそこからの情報では山に何が残ってるか予想するのは困難。
残200枚でのカードの偏りが、勝敗結果(サイドベット含め)にどう影響するかは研究の余地があると思います。(検証したいけど結構時間がかかる‥検証できたら公開します)
それからスコアボードを使った将来の予測ですが、これはこちらの記事にも書いている通り、ハイエナおじさん的には無意味だと思っています。
ということでまずはBaccarat First Personはライブバカラを楽しむ前の初心者向けのバカラということで整理しました。ルールを把握するために是非使ってみてください。
ゴーライブでライブバカラへ&ロビーボタン
慣れたら画面右下のボタンからライブの方に移動できますよ。
またロビーボタンなら他にも多様なテーブルゲームのロビーへ移動できます。
ということで以上です!