ベラジョンカジノに新たなビデオタイプのルーレットが登場しました。
Yggdrail社から新提供された「ゴールデンチップルーレット」と呼ばれるものです。
この記事ではゴールデンチップルーレットの遊び方、通常のルーレットとの違い、実際に200スピン回した結果からわかったマルチプライヤーの傾向をまとめていきます。
ゴールデンチップルーレットはヨーロッパ型を基本とする
ルーレットにはアメリカンタイプとヨーロピアンタイプと主に2種類のホイールがありますが、このルーレットは「ヨーロッパ」型に分類されます。
すなわち0~36の全37ナンバーがホイールに割り振られているタイプです。
プレイヤーはホイールのどのナンバーにボールが落ちるかを予想して、予想が当たれば配当がいただけます。
遊び方とルール
画面下部に見えるチップを選択して、自分が予想したエリアにチップを配置します。
チップは$0.1→$0.5→$1→$5→$10と選べますので資金力に応じて選んでください。
最大で$1000をベットすることができますよ。
チップの配置の仕方ですが、次の10パターンあります。ほぼ通常のルーレットと同じ。
No | bet | ret | 備考 |
---|---|---|---|
1 | スプリット | 17 | 隣り合うナンバーのどちらかが出れば当たり |
2 | ストリート | 11 | 縦3ナンバーのどれかが出れば当たり |
3 | コーナー | 8 | 4つのナンバーのどれかが出れば当たり |
4 | 6ライン | 5 | 縦6ナンバーのどれかが出ればあたり |
5 | カラム | 2 | 横一列の12ナンバーのどれかが出れば当たり |
6 | ダズン | 2 | 1st12や2nd12や3rd12の12ナンバーが出ればあたり |
7 | 偶数・奇数 | 1 | EVEN(偶数)が出れば当たり/ODD(奇数)が出れば当たり |
8 | 赤・黒 | 1 | 赤が出れば当たり/黒が出れば当たり |
9 | ローハイ | 1 | 1~18が出れば当たり/19~36が出れば当たり |
10 | ゴールデンベット | 9~499 | 次章で詳細 |
チップを置いて、「スピン」ボタンを押せばグラフィックのホイールが回転しはじめます。
先に「GOLDEN CHIP」と表記された部分が停止します。
ここでマルチプライヤーと呼ばれる倍率がx10~x500までが出現する。これはゴールデンベットにのみ関係します。
そのあとボールがいずれかのナンバーに停止し(これが当選ナンバー)読み上げられます。
最大配当500倍!目玉機能「ゴールデンチップ」とは
ゴールデンチップルーレットが普通のルーレットと違う大きな点は「ゴールデンベット」にあります。それ以外は普通のルーレットと全く同じです。
「ゴールデンベット」は1つのナンバーにチップを賭ける賭け方を指しています。
前の章の図で言えば、ナンバー「34」と「35」に配置したようなチップの置き方(1点賭け)がゴールデンベットになります。通常のルーレットであれば「ストレートアップベット」と呼ばれるものと同じです。
通常ルーレットとの違いは配当にあります
配当倍率 | |
---|---|
ゴールデンベット | 9:1~499:1 |
ストレートアップ | 35:1 |
ゴールデンベットは配当金額が変動するのが大きな違いです。
1点賭けは当たる確率が1/37(2.7%)ですから滅多にあたりません。
当たったときは期待が大きいと思いますが、その時のマルチプライヤーが10倍だったら目も当てられない><
しかし500倍だったら一気に大勝利へ!そんなギャンブル要素の強いルーレットが今回の特徴と言えます。
もし37ナンバーにゴールデンベットしたら?
もし37個全てのナンバーにゴールデンベットをすれば、全ナンバーをカバーするので100%当たりますよね。
けど問題はそのときのマルチプライヤーですね。
仮に$1を37ナンバーに賭け(合計$37)たときの、各マルチプライヤーの損益を表にしてみましょう。
マルチプライヤー | ベット額 | リターン額 | 損益 |
---|---|---|---|
x10 | $37 | $10 | -$27 |
x25 | $37 | $25 | -$12 |
x50 | $37 | $50 | $13 |
x75 | $37 | $75 | $38 |
x100 | $37 | $100 | $63 |
x250 | $37 | $250 | $213 |
x500 | $37 | $500 | $463 |
こうですね。必ず当たりになるけどx10やx25が出ると損をしてしまう。
一方でx50以上の配当なら利益が出ます。
では、重要なのはこれらのマルチプライヤーがどれぐらいの頻度で出るか、ではないでしょうか。
200ラウンドして判明、ゴールデンチップのマルチプライヤーの傾向と確率
200回このゲームをプレイしてみて、どのナンバーでマルチプライヤー何倍が出るかを調査してみました。
今回は$0.1を全てのナンバーにベットしました。37個のナンバーをカバーするので必ずどこかのナンバーは当選します、確実に。
$0.1×37ナンバーなので1回に使うベット額は$3.7です。それを200回実施したレポートになります。
結果、微妙にマイナスになった x500は1回も出ず
当選数:200回 **37ナンバーをカバーしてるので当然ですが
合計ベット額 $3.7×200=$740
合計リターン額 $712.5
損益 → -$27.5 ** 損しました😢
RTP → 712.5÷740 = 96.283%
とこのようになりました。メーカーのYggdrasil社が明示している公式RTPは96.5%ですのでそれより若干下回った感じです。とはいえ概ね平均的なリターン率になったと思います。
マルチプライヤーの出現と頻度のまとめ
200回のラウンドをすべて記録し、マルチプライヤーの倍率が何回出たか、またその頻度を記録しました。
マルチプライヤー倍率 | 出現回数 | 出現頻度 |
---|---|---|
x10 | 70 | 0.35 |
x25 | 29 | 0.145 |
x50 | 83 | 0.415 |
x75 | 16 | 0.08 |
x100 | 1 | 0.005 |
x250 | 1 | 0.005 |
x500 | 0 | 0 |
200 | 1 |
35%の確率でx10が出るのと、14.5%の確率でx25が出ました。ということはゴールデンチップベットをしても、通常のルーレットでの当選なら35倍ですが、それより下回るので損をしてしまうように見えます。
大きな配当の100倍と250倍は1回ずつ出現。500倍配当は1度も出ませんでした。さすがにね。
皆さんがこのゲームをプレイするときの1つの目安になるだろうと思います。これで攻略を組み立ててみてください^^
200ラウンドの結果の詳細を図表で記す
こちらが資金増減をグラフで表したものです。
前半戦は利益が出てた時もあったんですよ。x10があまりでなければ利益が積み上がる。とはいえ+$10にもなってないけど。
あとは最終盤でx250が出たので少し息を吹き返したのがわかります。これでRTP96.283%ですから。
平均的なプレイヤーはこのように資金が減って行ってしまいます。
37ナンバーへ全ベットを繰り返してはいけない
今回の試みでもお分かりの通り37ナンバーを全てカバーするような戦略はお勧めしません。
運よく前半でx500倍でも出ようものなら利益を出して終われる可能性がありますが、多くのプレイヤーは私と同じような道をたどるでしょう。
なので運試しで自分の好きにベットするのが楽しめると思いますし。
自分だけの戦略やシステムベットを考案して取り組んでみるのも面白いと思います。
ゴールデンチップルーレット攻略は無理?
さてここまで見て来て、攻略を考えてみる人もいると思いますが。
まずゴールデンベットの配当が安いと10倍や25倍にしかならないので、このチップの置き方があまり魅力的に思えません。稀に出る250倍や500倍を目指して賭けを繰り返すにしても運に左右されるのは確実です。
まるで宝くじのように大当たりは滅多に出ないのです。
またゴールデンベットのリターン率はYggdrasil社のマニュアルに96.8%と明記されています。通常のルーレットならどこに賭けても97.3%なのであえてゴールデンベットをする理由が見出せないのです。
なかなか攻略を考えるのも難しいと思いました。
ゴールデンチップはビデオルーレットなので円弧賭けはあまり意味が無いと思う
もう1つ攻略を考えた時に、レーストラックベットについて考察していきます。
レーストラックベットの活用についての解説
画面上部にレーストラックベットがあります。何故これがあるかというと特定のエリアにまとめてベットが出来る機能だからです。
数字の上を押してみると、押した数字の左右2マスずつあわせて5マス分のナンバーにゴールデンベットをするでしょう。
これはまた一定の「円弧」をカバーするのをしやすくします。ルーレットではホイール内の隣り合うナンバーがバラバラになっています。
その特徴を活かしてベットするギャンブラーも存在します。例えばこのエリアがさっきからよくボールが落ちてるな‥と思えばこの周辺のナンバーに集中してチップを置くこともできるでしょう。
一方で円弧賭けはあまり意味がない
ゴールデンチップルーレットはあくまで現物のルーレットホイールやボールを使ってプレイされるゲームではありませんので、円弧賭けは意味が無いと思います。
円弧賭けは一定の連続したラウンドにおいて「このエリアはボールが落ちやすいな」というホイールの歪みやクセに狙いをつけてベットする戦略で使われることが多いと思うので。
ビデオルーレットはプログラムの中で乱数生成器によって0~37のナンバーが先に抽選され、その結果に合わせてボールが落ちるグラフィックが見せられてるだけですので。
乱数生成器の中で0の両隣が32と26にはなっていませんから、どの数字も試行回数を繰り返せば概ね平等に出現するようにプログラムされてるはずです。
なのでこの円弧エリアが出やすい、などという賭けはあまり意味がないと思いますね。
まぁそれでもプレイヤーの意思決定の役には立つと思いますので、上手にレーストラックベットを活用してもらえればと思います。
ゴールデンチップルーレットまとめ
色々と調査をしてきましたが、攻略法みたいなのは編み出すことはできませんでした。
まとめると
・全ナンバーカバー作戦は駄目!
・運試し的な遊び方で楽しめるルーレットだと思う
・自分なりの戦術を編み出して攻略を取り組むのも面白いと思う
ということで以上です!