ベラジョンカジノとOneTouch社とのコラボで専用ブラックジャックが登場しました。
「ベラジョン・ブラックジャック」と呼ばれるこのゲームの解説をしていく記事です。マニュアルでは少しわかりにくい初心者の方にもわかるように、実際にどんな動きをするのか検証もしていますのでこのゲームをプレイする方は参考にしてみてください。
ベラジョン・ブラックジャックの目的
通常のブラックジャックのように配られたカードの点数が21点に近い方が勝利になるルールです。
あなたは21点を超えず(超えたら負け)、いかに21点に近い点数でディーラーに勝つかを考えながらプレイする必要があります。ディーラーに勝てば賞金ゲットです!
初心者の方は一般的なブラックジャックのルールを把握しておいてください。
そして特徴的な「サイドベット」が用意されているので、そちらの方をメインに遊んでいくのも面白いでしょう。
ベラジョン・ブラックジャックの遊び方
まずこのゲームの画面構成を確認しておきましょう。
これが最初の画面です。
このブラックジャックはディーラーとあなた(プレイヤー)が対戦する形で進行します。オンライン上に他のプレイヤーが同時に参加することはないビデオゲームの一種です。
最初にプレイヤー側には3つのハンドが用意されますが画面内の+マークを押すことで最大5ハンドまで増やしてプレイすることができます。1ハンドでゆっくりプレイするもよし、5ハンドで一気に勝負するもヨシです。
Step1.チップを選択する
画面下部に見えるチップを選択します。$0.5~$1000までチップを選ぶことができます。ブラックジャックは賭け金が高いケースが多いけど、このテーブルは低額ベットも出来るので初心者向けだと思います。
Step2.ベットエリアにベットする
ここは詳しく見ておきましょう。各ハンドごとに「メインベット」のところをクリック(タップ)して好きなだけチップを配置してください。
またメインベットの他に「トリプルトリート」「パーフェクトペア」のサイドベットに参加することもできます。これは後の章で詳述します。
さて、好きなハンド分、好きな額だけメインベットにベットしたらアイコンを押してゲームを開始できます。
Step3.ゲーム開始、オプションの選択
メインベットだけなら通常のブラックジャックのようにゲームが進行します。
自動的にプレイヤー~ディーラーまで1枚ずつカードが切られていき、さらに2枚目のカードも配られます。あなたは2枚の配られたカードの点数と、ディーラーに配られた1枚のアップカードの様子を見て「ヒット」か「スタンド」かを判断し、ボタンを押しましょう。
Step4.勝敗が決する
ヒットやスタンドのオプションを使い、ディーラーよりも21点に近い点数になればあなたの勝利です。
ベットした額に対し、1:1で配当を貰えます。 つまり$5賭けて勝てば$5の利益が貰えるという訳です。
さて、基本的な遊び方は以上ですが、このゲームの本質はサイドベットにあると思うのでそっちも確認して欲しいです。
ベラジョン・ブラックジャックのルール解説
ベラジョン・ブラックジャックはビデオゲームですので仮想的に1組52枚のトランプカードを8つ(つまり8デッキ)使って行われます。
毎回ゲーム開始前にシャッフルされるのでランダムにカードが切られる(操作が無いと信じたい‥)
またブラックジャックと言えばテーブルによって細かいルールが異なる部分があるので、そのテーブルごとに異なる可能性がある部分も解説しておきます。若干ですがプレイヤーのゲーム体験に違いが現れます。
・ディーラーは基本的に17点で強制スタンドとなりますが、ソフト17(つまりAを1点と数える17点の時)はヒットします。これは他のブラックジャックとは挙動が違う部分です。
・プレイヤーのダブルダウンは最初に切られる2枚の合計点が10か11点のときのみ実施可能です。何点でもダブル出来るルールもあるけど、ベラジョンブラックジャックは10点か11点という制約があります。
・プレイヤーはスプリット後にもダブルダウンが可能です。
・スプリットは4ハンドまで可能で、AAのスプリット後は各ハンド1枚カードを引いてスタンドになります。またエース分割後の10点カードは21点でBlackjackにはなりません。10点とJの
・トリプルトリートとパーフェクトペアという2つのサイドベットが可能です。このサイドベットがあることが実質他のブラックジャックとの差別化になっていると思いますので、次の章で詳しく解説していきます。
トリプルトリートのルールを検証してみた
トリプルトリートのサイドベットにチップを置くとこのメインゲームとは別の独立したゲームに参加することができます。
ゲームを開始すると画面左上に見えるトリプルトリートが動き出します。
ここでは3つのカードが選定され、ランダムで★1つ、★2つ、★3つの配当が用意されます。
もし配られたカードにトリプルトリートに選定されたカードが含まれていたら、この大きな配当(最大1000倍!)をゲットすることができるようになるのです!
1枚がマッチした場合 ★の配当 | 最大10倍 |
---|---|
2枚がマッチした場合 ★★の配当 | 最大100倍 |
3枚がマッチした場合 ★★★の配当 | 最大1000倍 |
トリプルトリートに該当するのはどのカード?
どういう風になればトリプルトリートで勝利するのか色々検証してきたところ次のことが判明しました。
(1)ディーラーの1枚目
もしディーラーに配られた1枚目のカードが該当する場合、全てのプレイヤーハンドのトリプルトリートベットに対して配当があります。
こんなケースですね。ちょっと安かったけど全部のハンドでx2の配当が出ました。
(2)プレイヤーの1枚目と2枚目
プレイヤーの1枚目か2枚目に配られたカードでもトリプルトリートに対応します。
これによってディーラーの1枚目+プレイヤーの2枚=最大3枚のトリプルトリートの配当(つまり★3のこと)までありえる訳です。
✕トリプルトリートにならないケース
プレイヤーがヒットして得た3枚目以降のカードはトリプルトリートに対応しません。同様にディーラーの2枚目以降も無関係です。
こんなケースはダメってことです。
トリプルトリートが出る確率を計算してみよう
8デッキのカードが使われるので、最初に配られる3枚が選定されたカードに該当する確率を求めてみます。
トリプルトリートに選定された3枚のカードそれぞれに対して8デッキの中には8枚あるので、416枚中合計24枚のカードが対象です。
このうちの1枚を持つことになるので、C(24,1)の方法で1枚選びます。そして残り2枚のカードが指定カードとマッチしないように選ぶ組み合わせはC(416-24, 2)です。
よって確率の計算式は (C(24, 1) * C(416-24, 2)) / C(416, 3)になるでしょうか。計算すると0.154402なので約15.44%で★1が出るぐらいです。
②2枚がマッチするケース
②-1
トリプルトリートが♥9♠K♦3だったとき、配られた3枚の中に♥9♥9があるような(ペア)ケース
トリプルトリートは8枚x3種あるので3種のペアが可能。(例:♥9が2枚、♠Kが2枚、♦3が2枚)
同じカードが2枚ある方法はC(3,1)で、そのカードを2枚選ぶ方法はC(8,2)残り1枚のカードはトリプルトリートじゃないカードを選ぶのでC(416-24,1)なので確率は
(C(3, 1) * C(8, 2) * C(416-24, 1))/C(416,3)=0.276%
②-2
今度はトリプルトリートが♥9♠K♦3だったとき、配られた3枚の中に♥9♠Kがあるようなケース(ペアじゃないケース)。
トリプルトリートの3枚のうち2枚とマッチする方法はC(3,2)、それぞれの選び方は8*8=64通り。次に残り1枚はトリプルトリートじゃないカードを選ぶのでC(416-24,1)なので、確率は
(C(3, 2) * 64 * C(416-24, 1)) / C(416, 3)=0.632%
となるので、合算して0.908%ってとこでしょうか。 2枚マッチするのはだいたい100ハンドやれば1回出るかどうかという感じですね。
③3枚がマッチするケース
一番配当が大きい3枚がマッチするケースの確率を求めます。
③-1
トリプルトリートの3種と3枚ともマッチする方法はC(3,3)=1通り。それぞれのカードを選ぶ方法は8通りずつあるので8^3=512通り。確率は
((C3,3) * 512)/C(416,3) = 0.0043%
③-2
配られた3枚のうち2枚がペアで、残り1枚が異なるカードで全てトリプルトリートの3枚のいずれかとマッチする確率を求めます。
3枚のうちペアになるカードの選び方はC(3,1)、ペアになるカードは8枚あるのでペアを作る方法はC(8,2)、残り1枚のカードはペアになっていない2種x8枚から1枚選ぶので16通り。確率は
(C(3, 1) * C(8, 2) * 16) / C(416, 3) = 0.011%
③-3
配られた3枚がすべて同じカード(スリーカード)で、かつトリプルトリートの3枚のいずれかとマッチする場合。
3枚とも同じカードが来る方法はC(3,1)で、選ばれたカード8枚から3枚を選ぶのでC(8,3)。確率は
(C(3, 1) * C(8, 3)) / C(416, 3) = 0.00141%
ということで3つを足し算すれば約0.0170%となりました。10000回に2回ぐらい出るかも、ですね。
この辺を勘案してトリプルトリートへのベットを挑戦してみてください。
パーフェクトペアのルールと配当を確認
ベラジョンブラックジャックのもう1つのサイドベットで「パーフェクトペア」があります。
これは最初にプレイヤーに配られる2枚が同じランクのカードだったら配当が貰えるものです。ベラジョンにある他のブラックジャックにもこの種のサイドベットは用意されてるので、馴染みがある人もいるでしょう。
3段階ありまして
種類 | 説明 | 配当 |
---|---|---|
パーフェクトペア | スートとランクが一致するペア | 25:1 |
カラーペア | スートの色とランクが一致するペア | 12:1 |
その他のペア | ワンペア | 5:1 |
となっています。
このように♠K♠Kとスート(絵柄)もランクも一緒だと配当が高いってことですね。
ちなみに416枚のカードから2枚引いてペアが出来る確率は、
・13種のカードから1つを選ぶ取り方は、C(13,1) = 13 通り
・1種決まれば8枚x4スート(合計32枚)から2枚とる組み合わせなので、C(32,2)
・416枚から2枚とる総数は、C(416,2)
確率はP = (C(13,1) * C(32,2) / C(416,2) = 0.0746988 → 7.47% という感じです。
その内パーフェクトペアになる確率は1.69%ぐらいです。
ベラジョン・ブラックジャックを試してみての所感
5ハンドで20回ほどプレイしてみたので合計100ハンドになりますが、
ペアは10回獲得し、そのうち3回がパーフェクトペア(25倍配当)でした。
通しの損益は+$45.5で着地。
自分このブラックジャック向いてるかも、と思いました。いつもブラックジャックに挑戦するときはサイドベットはやらなくて、自力で戦略を使って勝とうとしますが、いつもいつも強いディーラーに負けてばかり。
コチラがどんなに強い手(20点や21点)を作ろうともディーラーはそれ以上の点数で返してくる、そんな印象を持っています。
が、ベラジョンブラックジャックだとメインベットの他のサイドベットの方のランダム性の調子よさで、メインは負けてもサイドで勝つ!みたいなことがしばしば起こるので、なんやかんや言って確率派の私もオカルト大好きなんだなぁと思ったりします。苦笑
公式RTPは99.13%と非常に高いのもポイント高い。
てことで、ベラジョン・ブラックジャック是非試してみてください!おもしろいよ!