【意味なし?】バカラのスコアボード(罫線)の見方を説明
個人的にあまり興味がなく今までスルーしてきましたが、バカラのスコアボード(罫線)の見方について調べてみました。
全体的にスコアボードはこれまでのゲーム結果の履歴を表しています。過去の履歴を使用して将来の予測に役立てようと考えるギャンブラーが多いことを表しています。つまりバカラプレイヤーはオカルトや迷信的であるとw。。
過去の出た目の結果から次の手を予測するのはギャンブラーなら誰でも経験はあると思いますが、正直言ってバカラでは論理的には役に立たないことを申し上げておきます。汗
とは言え伝統的に設置されてるゲームの機能要素ですので、解説していきたいと思いますし、何故このスコアボードがほとんどのライブバカラテーブルに存在してるのかの疑問も考察していきたいと思いました。
今日はベラジョンカジノにあるEvolution Gamingのバカラテーブルの画面を拝借していきます。
ビードロード(Bead Road)の見方
これは直感的にわかりやすいと思います。
赤丸 → バンカー勝利
青丸 → プレイヤー勝利
緑丸 → タイ
を表しています。表現の仕方は以下の3パターンあります。画面上をクリックすることで見せ方を変える事が出来るので好みにあわせて選択してください。
1つ目は基本の英語表示。赤丸に「B」、青丸に「P」、緑丸に「T」と表示していて色じゃなくて文字でもわかりやすいですね。
2つ目は中国語でしょうか、赤丸に「庄」、青丸に「闲」、緑丸に「和」。
3つ目は勝利した側が何点で勝利したかを表示しています。青丸に7であればプレイヤーが7点で勝利、赤丸に9であればバンカーが9点勝利、ということも見てわかります。
ビードロードの履歴の記録の仕方
グリッドの左上から記録されます。1ゲーム終了したら下に記録されていきます。
上記のビードロードはグリッドが3行しかありませんので、縦に3つ記録されたら、その次のゲーム結果は右隣の列の一番上に記録されます。
表示の仕方によっては6行の場合もあるし、他のライブカジノでも同様の構成となります。
追加の目印
バカラのサイドベットで「ペア」がありますよね。最初に配られた2枚でワンペアが出来るかを予想するものです。それの記録も同時に行われています。
左上に小さい赤ドット → バンカーペア
右下に小さい青ドット → プレイヤーペア
があったことを表しています。
バンカー勝利(赤丸)でも、その時プレイヤーペアがあれば、右下に青ドットがつきます。
ビッグロード(Big Road)の見方
ビッグロードは基本的にはバンカープレイヤーの連勝を見やすくしたスコアボードと考えればOKです。
〇 → バンカー勝利
〇 → プレイヤー勝利
を表しています。
丸の中に文字は書かれません。「ペア」を表す「ドット」と、「タイ」を表す「スラッシュ」は表記されます。
ビッグロードの記録のされ方
グリッドの左上から記録されます。1度勝利すればそれが即時に反映されます。
連勝するたびに縦↓方向に記録されていき、連勝が途切れたら新しい右隣の列の一番上から記録されます。
つまり勝利が切り替わるごとに新しい列に記録されていきます。
左上から〇が縦に3つ並んでいるので、バンカーが3連勝したことがわかります。〇は3つで止まってるので3連勝で止まり。
ということは次はプレイヤーが勝利したことがわかりますね。右の列に〇が並んでいますので、プレイヤーはその後4連勝しています。
その後バンカー勝利を挟んで、プレイヤーが8連勝しています。ビッグロードのグリッドは6行しかないので6連勝すると縦に6つ〇が並んでいますが、7連勝目は右に記録されていきます。同様に8連勝目も右です。(ドラゴンテールと呼ばれる)
連勝が続いたらちゃんと記録できるのか?疑問に思うと思うのですが、以下図のようになることもあります。
10連勝するケースってあまりないし、それが続くことも珍しいから表示は問題ないのでしょうね。
タイ(引き分け)を挟んで勝利した場合
プレイヤー勝利→タイ→プレイヤー勝利
となった場合は、引き続きプレイヤーの連勝のテイで記録が進行します。
ビッグアイロード(Big Eye Road)の見方
これは何をやってるのか、何をやりたいのかサッパリわからないと思います(爆笑
まず、勘違いしやすいのですがこのビッグアイロードで使われる目印(赤丸、青丸)はプレイヤーやバンカーの勝利を表している訳ではありません。
このビッグアイロードの目的、考え方を先に頭に入れておくと、記録のロジックがわかりやすくなると思いました。
青は無秩序(規則性が無い)
を表しているといえます。
論理的なギャンブラーには全く意味不明なことをやってるように見えるかもしれませんが、多くのギャンブラーは規則性や秩序を見つけて次の勝負を予測したいと思うことに気づいてると思います。
例1)バンカープレイヤーが交互に勝利したら?
B→P→B→P→B→P→B→P→B→?
10勝負目は「P」に賭けたくなるかもしれませんね。
例2)バンカープレイヤーが2連勝ずつしたら?
BB→PP→BB→PP→BB→P?
12勝負目はプレイヤーに賭けたくなるでしょう。
こういった事象を信じたいプレイヤーにはビッグアイロードが有効になりえるでしょう。
ビッグアイロードの最初の記録
ビッグアイロードはディーラーによるカードシャッフルが行われて最初の1ゲーム目からは記録されません。
ビッグロードの最初の2列が形成した後から記録を開始します。ビッグロードから見せ方を変えて生成されます。
ビッグロードの過去2列を比較
同じ高さ(連勝)のとき → 〇
違う高さ(連勝)のとき → 〇
と記録します。
新しく列が出来た時の記録
同様にビッグロードに新しく列が出来たら、前2列の高さ(連勝数)を比較。同じ高さならビッグアイロードに赤丸を記録。
またビッグロードに新しく列が出来たら、直前の2列を比較。秩序の時は赤丸と覚えておくといいかも。
バンカーかプレイヤーが連勝した時の記録
以下の図ではビッグロードで青丸が縦に2つ並んでいてプレイヤーが2連勝中であることがわかります。
連勝したときは、ビッグロードの今記録した2連勝目のエントリーの、左セルと、その上のセルを比較します。
左のセルは空白になっていて、その上のセルは〇になってますね。
左と上のセルが同じ(赤丸赤丸、青丸青丸、空白空白)だったら、ビッグアイロードには赤丸が記録されます。
今回は同じじゃないので〇が記録されています。
さらに引き続きプレイヤーが3連勝したケース。この時もビッグロードの最新のエントリーの左とその上のセルを比較します。
今回は左が空白で、左上も空白。同じだったのでビッグアイロードには赤丸が記録されます。
ここでわかることは、連勝したらその前が同じ数以上連勝してたら「秩序」の意味合いで、同じ数連勝してなかったら「無秩序」の意味合いになるってことですね。
これをどう次の予測に役立てるのかは私にはわかりません。本当に使ってる人いるんか?
ちなみに7連勝以降のドラゴンテールになった場合ですが、表示上はドラゴンテールが無いと想定して記録がすすみます。
スモールロード(Small Road)の見方
スモールロードもビッグアイロードと同じように、ビッグロードをもとに生成されます。
スモールロードが記録されるのはビッグアイロードより遅くて、ビッグロードで3列目が出来てから始めて記録されます。
表示は中を塗りつぶした赤丸か青丸です。
スモールロードの記録方法
ビッグアイと似てるところがあります。1つ左の列と3列左の列を比較していきます。高さが同じ場合は赤丸が記録されます。
以降ではビッグロードに新しい列ができたら、前の1と3列目を比較して、高さが同じ場合は赤丸を記録していきます。高さが違う場合は青丸が記録。
バンカーかプレイヤーが連勝したときは、ビッグロードに記録した印の2個左のセルと、その上のセルを比較します。
以下の図では、2つ左のセルは空白で、その上のセルは〇となっていて違うのでスモールロードには●が記録されてますね。
これがもし空白空白、赤赤、青青とかであれば、スモールロードには赤丸が記録されていたでしょう。
引き続き以下の図はプレイヤーが3連勝したシーン。さっきと同じように2つ左のセルとその上のセルを比較。どちらも空白なのでスモールロードには●が記録されてますね。
これは何をやってるのかというと、仮にプレイヤーが勝利して「前の1と3列目の比較」は前回のバンカー連勝と前々回のバンカー連勝数を見て、同じだったら秩序であるとみなしてるように思います。
あるいはプレイヤーが連勝中であるときに「2個左とその上のセルを比較」は、前回プレイヤーが連勝したときと今が同じだけ連勝してたら赤丸の秩序で、そうでなくなれば無秩序になるイメージですね。
(´Д`)ハァ…まるで無駄なことを、さも有効であることのように仕組んでるのがスコアボードですね。
コックローチロード(Cockroach Road)の見方
コックローチロードは赤か青の斜線で記録されます。
記録始めはビッグロードに4列目が記録された次からです。下図のように最新のビッグロードへの記入によって、その1個左の列と、4個左の列の高さを比較します。
高さが一緒であれば赤スラッシュ、高さが不一致であれば青スラッシュがコックローチロードに記録されます。(つまり1つ前のハンドの勝利と、4つ前のハンドの連勝数を見てるといえます。)
プレイヤーかバンカーが連勝したときは、ビッグロードに記録した印の3個左のセルと、その上のセルを比較します。同じであれば赤スラッシュ、不一致であれば青スラッシュを記録します。
もう1つ事例を乗せておきます。こちらはビッグロードにバンカーが2連勝が記録されました。
3つ左のセル(青丸)と、その上のセル(青丸)を比較して、一致してるので、赤スラッシュがコックローチロードに記録されていますね。
全体的なマークの対応を整理してみる
これを見るとビッグロードの何番が、ビッグアイ、スモール、コックローチのどのマークの番号に該当してるかがわかります。理解のためにご活用ください。
バカラスコアボードの「予測」部分
スコアボードにはプレイヤーが次回の出目を予測することを支援する部分があります。
「P」はPlayer、「B」はBankerです。このマークはボタンになっていてボタンを押すことが可能なバカラゲームもあります。
PとBの右側に見えるマークがそれぞれビッグアイ〇、スモールロード●、コックローチ/に次に来るマークを意味しています。
Pを押せば次回Player勝利時のマークがそれぞれのロードに反映表示されるし、Bを押せば次回Banker勝利時のマークがロードに反映表示されます。
その時のロードの様子を見て、Pが来そうだと思えばPlayerに賭け、Bが来そうだと思えばBankerに賭ける。
そんな使い方になるでしょうか。私はこれが予測に役立つとは思っていないので各プレイヤーがどのように使ってるかは聞いたことすらありません。
その他の統計
今のゲーム数
プレイヤー勝利数
バンカー勝利数
タイ数
プレイヤーペア数
バンカーペア数
こういった統計情報も出ています。
バカラのスコアボードは何のためにあるのか?
ここまで見てきて、バカラのスコアボードの役割について考察してみます。。
これは「カジノが儲かるため」ですね。間違いないと思う。
ビードロードはP、B、Tの全ての出目の履歴を追えますし、ビッグロードは連勝がどれだけ続いたかを観察することが可能。
ビッグアイロード、スモールロード、コックローチロードは「分岐ロード」とも呼ばれ、ビッグロードから「生成」されるモノです。
しかしパターンの履歴は将来のバンカープレイヤーどちらが勝利するかに影響を及ぼしません。
あえてそういったデータやパターンを見せることで、オカルト系な(というかほとんどの)バカラプレイヤーに賭ける行為を促す機会にしてるわけです。
例えばこんな状況をみてください。
プレイヤー8連勝
↓
バンカー
↓
プレイヤー7連勝
↓
バンカー
↓
プレイヤー3連勝中
このとき、次の勝負でプレイヤーに賭ける人は97%もいるんです。このバカラテーブルには79人が参加してるようですが、実に71人がプレイヤーに賭けてます。このことからもいかに過去の履歴や流れを参考にして次の勝負を予想してる人が多いのがわかります。(実際に自分もこの場にいたらプレイヤーベットをすると思います)
勝負はランダムであるのにもかかわらず、賭ける側に偏りが出るのは多くのギャンブラーの思考が似てるのかもしれません。
何かしら予想の意思決定の拠り所を探してる人は、今回のスコアボードの理解に務め自分のモノとしてみてはいかがでしょうか。
私は使いませんけど。
バカラの最初のゲームから全ての場に出たカードをカウントすれば最適解をコンピューターで出すことは出来ますが、そういうやり方ではない様子ですし。(自作のバカラのカウンティングアプリはこちら)
ということで今日は以上です!