ブラックジャックの用語とオプションの使い方・やり方
ここではブラックジャックの用語とともにプレイヤーに与えられたオプションのやり方を紹介します。ルールと一連の流れについては事前にこちらをご確認ください。
画面はオンラインゲームのブラックジャックより借用。
以下の11個について解説します。
ベット(Bet)
チップを賭けることを言います。テーブルにより最低ベット額が異なりますがブラックジャックは比較的高めで$10からのところが多い様子です。オンラインゲームのブラックジャックは$0.1からプレイできるなど、柔軟です。
ランドカジノならテーブルに着席して両替後にチップを手前のサークルに置けばOKです。
ディール(Deal)
プレイ開始のこと。オンラインゲームの場合はベットしたあとに自分のタイミングで「ディール」すればディーラーがカードを配り始めます。ゲームのスタートです!
オンラインカジノの中でも「ライブ」ブラックジャックの場合は、進行役のディーラーによってゲームが開始されます。チップを配置してしばらく待ちましょう。
ランドカジノならプレイヤーが着席&チップを置いたらカードを配り始めます。
ヒット(Hit)
自分の順番が来たらヒット(カードの追加)をすることが出来ます。カードをもう1枚引くことを言います。自分の点数が21点を超えてバストするまで何度でもヒットできます。
ランドカジノならチップの手前のテーブルを人差し指で2回トントンと叩くしぐさをすればOKです。
スタンド(Stand)
プレイヤーのターン時の操作の1つで、これ以上カードが要らないときはスタンドします。これ以上カードを引きません。
ランドカジノならテーブルの上で手のひらを下にするしぐさをすればディーラーが理解します。
以下の図では17点であり、いい手ですのでスタンドにしています。
スプリット(Split)
同じカードが2枚配られた場合に、最初のベット時と同額のチップを追加してスプリットをすれば手札を2つに分けることができます。(ハンドを2つにするといいます)
先に賭けたチップの横に同額のチップを置けばディーラーがハンドを2つに分けてくれます。
例えば以下の図のように10点と10点が手元に来たら、さらにチップを賭けてスプリットができます。
ハンドを2つに分けたらカードが2枚配られ下の図のように2つの手になります。それぞれのハンドには最初のベットと同じ額が賭けられ勝負が続行します。
もっとも、[10][10]=20点なんて良い手のときはスプリットはしませんが。[8][8]か[A][A]が来たら必ずスプリットをするのがセオリーです。
多くのカジノでは[A][A]をスプリットした場合は追加で1枚しかヒットできないルールを採用しています。
ダブルダウン(Double down)
最初に配られた2枚の後にあと1回だけ引く(ヒット)ことを条件にこのハンドのベット額を2倍に増加することができます。(ダブルをすると続けてヒットはできない)
自分の手がディーラーに高確率で勝ちそうだぞ!という時にダブルをするとよいでしょう。
カジノによりダブルダウンが出来る点数が決まっている場合があります。
最初の2枚で自分の点数が何点であってもダブルが可能なテーブルもあるし、最初の2枚で9,10,11点のときのみダブルが可能なルールを採用してる場合もあります。
ハンドの点数が11点の時に行うとより効果的です。枚数が多い10点カード(10、J、Q、K)を引けば最強の21点になるし、どんなカードを引いてもバストしないからです。勿論ディーラーの手を見ての判断となりますが。
ダブルダウンを行うときは[8][9][10]のハイカードを期待することになります。52枚カード中、[8][9][10]のカードは24枚あり確率は46.1%と悪くありません。
1枚カードを追加したら強制的にスタンドになります。
インシュアランス(Insurance)
インシュアランスとは「保険」のことです。
ディーラーの表向きのカード(アップカード)が[A]のとき、ディーラーがBlackJackの可能性がありますよね。このとき、ブラックジャックの手になっていないプレイヤーに提案されます。
インシュアランスは最初の賭け金の半額をINSURANCEと描かれたエリアに出すことで成立。ディーラーがBlackJackだった場合に配当金が支払われるものです。
本来の勝負とは別で「ディーラーのブラックジャックに賭けるかどうか」という全く別の賭けをそこで始めるのと同じです。
ディーラーがブラックジャックだった場合は、最初の賭け金が没収され、インシュランスの保険金が2対1で支払われます。
例えば最初の賭け金が$20で、インシュランスの保険金を$10払ったとします。ディーラーがブラックジャックだと最初の賭け金$20が没収されますが、保険金$10に対して$20もらえるので、プラスマイナスゼロというわけです。
ディーラーがブラックジャックでない場合は、インシュアランスの賭け金が没収され、ゲームが続行します。続行したゲームで負ければ最初の賭け金も没収されるので2重の痛手となります。
個人的にはインシュアランスは消極的な上にプレイヤーに有利ではないと思うので、ギャンブラーとしてはあまりお勧めしたくないオプションですね。
確率的にもディーラーの隠れている(ダウンカード)カードが[10]、[J]、[Q]、[K]である確率は13種のカードのうちの4もあるのでBlackjackが出るような気がしません?とても分が悪いです。
イーブンマネー(Even money)
これを採用しているカジノも採用していないカジノもあります。自分がブラックジャックで、ディーラーのアップカードが[A]だった場合に提案されるオプションです。
これはインシュアランスと似ています。
通常、ディーラーがブラックジャックではなく、自分だけブラックジャックだった場合は賭け金の3対2で配当を受けますよね。($20賭けてたら$30もらえる)
ディーラーも自分もブラックジャックだった場合は引き分けになってしまい、いくらも貰えませんが、それが嫌だなと思ったらイーブンマネーに同意することで賭け金と同額の支払いを受けるようになります。($20賭けてたら$20もらえる)
しかしイーブンマネーもインシュアランスと同じで確率論では損になってしまいます。プレイヤーの判断でYes/No決めてください。
ブラックジャック(BlackJack)
最初の2枚のカードでAと10点カードで合計21点になった場合です。賭け金の3対2で支払われます。($20賭けた場合は$30もらえる$30の利益)
バスト(Bust)
合計点数が21点を超えてしまった場合です。自分がバストすれば即ち負けが確定です。ディーラーがバストしても賭け金は没収されます。
プッシュ(Push)
引き分けのことです。プレイヤーとディーラーが同じ点数だった場合は引き分けになります。賭け金は戻され(PUSH)ます。
以上、一通りの用語とオプションの解説でした。
ルールを覚えたら、ヒットすべきかスタンドすべきか、のセオリーを学んでください。↓