ピボット法
ピボット法はルーレットに適用できる攻略法の1つです。[00]があるアメリカンでも[00]が無いヨーロピアンルーレットでも可能です。
このピボット法はマーチンゲールのように損失後に段階的に賭け金をUPさせていくやり方や、パロリーのように数列を使ったりするのではなくて一定の賭け金をベットし続けるシンプルなやり方なので初心者とまたやりこんでる人にも好まれる手法です。
このような一定の賭け金を続けるのを海外ではフラットベッティングシステムの一種と呼ぶそうです。
ピボット法の考え方と戦略
考え方としてはHOTな数字(出やすい数字)に賭ける、という事です。
ルーレットのプレイヤーは出る数字に規則性は無く、また以前の出目が今回の出目に影響しない独立した事象であることを知っていますが、それでも「出やすい数字」に賭けたくなるのはギャンブラーの性質でしょうか。
またオンラインカジノのルーレットにはHOTやCOLDといったオプション画面が存在し、過去に出た数字を公開しています。このことからもギャンブラーが出やすい数字、出にくい数字を意識し、また頼りにしている事が理解できます。
さて、ピボット法ですが単純に出やすい数字に賭けるだけじゃありません。法(システム化)されているのでより具体的に見ていきます。
ピボット法の具体的なやり方
まずルーレットを「観察」します。そして36回スピン中のどこかで2回の同じ数字が出ることを確認したら、それが出やすい数字と判断します。その出やすい数字=ピボットに1点賭け(ストレートアップベット)を36回し続けます。
ランドカジノではルーレットテーブルに着席してずっと賭けずに見続ける事は不可能なので赤黒や偶数奇数ベットに最低額を賭け続けながら、同じ数字が2回出るまで観察することになります。
オンラインカジノではルーレットに賭けをせずに空回しをすることができるので、それでも良いでしょう。
例えば具体的な数字の例を挙げます。1回目~10回目までの数字が以下のようになれば
[8] [0] [36] [15] [14] [33] [2] [7] [22] [15]
この時点で[15]が2回出ていますので、次のスピンから[15]に賭けをし続けます。
出た数字を記憶しておかないといけない
出た数字を1回目から記憶しておかないといけないと思うでしょう。しかし多くの人はそんな覚えておくことは困難ですので紙とペンでやる人もいれば、今ならスマホで記録してる人もいます。ランドカジノでは無理なのでスマホが主流かと思います。
オンラインカジノなら自宅のPCで特に気にせず遊べるので最もやりやすいと思います。
ピボット法の勝敗の行方はどうなるか
同じ数字が2回出ることを確認したらそのHOTな数字に同じ額を36回ベットし続けます。これが1クールです。
36回のスピン中に数字が当たれば、ルーレットの1点賭けの配当は35:1でいただけます。
早い段階で勝利を獲得すればそれだけ利益が高いわけですね。
36回のスピンを終えたらまた「観察」にまわります。そして同じ数字が2回出るまでは見続ける‥これを繰り返していきます。
もちろん36回目まで1回も当たらない可能性もあります。その時は36単位の損失になっているでしょう。また36回目でようやく当てたとしたら±0で終了という形になります。
逆に言い換えると36回の出やすいチャンスがあり、そのうち1回でも当たれば利益が出、2回あたれば大きな利益となる手法というわけです。
統計によると36回のスピンのうち37個の数字の3分の2は出現するが、残りの3分の1は出てこないといった統計があります。しかしサンプル数が増えれば増えるほど出目は確率(すなわち37回に1回は出る)という確率に収束します。100万回のスピンを実施すれば全部の数字がだいたい同じ数だけ出るようになるはずです。
ピボット法の改良版
ピボット法は個人のやりやすさや賭け単位において改良しても良いと思います。
賭け金をアップさせるシステムとの組み合わせ
ピボット法は例えば負けた時に賭け金をアップさせる手法と組み合わせる事もできます。以下の記事は単純なルーレット戦略の1つです。これと組み合わせても良いでしょう。 (ルーレット攻略法その2の記事)
1点賭けでなく複数エリアへの賭け
ルーレットには1点賭け(ストレートアップベット)だけでなく、隣り合う数字に賭けるスプリット、12個の数字に賭けるダズンベット、縦の数字に賭けるカラムベットなどがあります。
例えばダズンベットは以下のような賭け方となります。
例えば10回のスピンのうち、最も出やすいダズンベットはどこかを観察しても良いです。支配的に出ているダズンベットがあれば、次回からそこへ賭け続けます。ただしダズンベットは配当が2:1($1で勝ったら$2の利益)という点も忘れずに。
この賭け方は初心者にもおすすめです。なぜなら1点賭けよりも当たる確率がはるかに高いので(3回に1回は当たる)ルーレットの面白さを感じれると共に、36回スピンの後には1点賭けの時よりも良い成績になってる可能性もあります。
ピボット法のメリット・デメリット
この手法のメリットは簡単であり初心者でも取り入れる事ができるという点です。賭け金は常に一定で36回のスピン中にベット額を大きくする必要がありません。青天井式に資金を吐き出すシステムでは無い訳です。
36回負けたとしても36単位の負けでしかなく最初に資金を$36(やその倍数)に決めてしまえば過剰な支出を引き起こすリスクはありません。またシステムに習えば急に賭け額を大きく張りたいという誘惑も無いので資金管理はしやすいと思います。
デメリットはあまりありません。けど毎回書いていますが、ルーレットの今回の事象は過去の出目に関連していない、という事は理解しておいてください。つまり36回中にかならず自分の数字が出るという補償は無いという点です。出やすい目がわかったところでそれが本当に出るとは限らないです。(つまりこの手法そのものの意味は無いのと同義です。)また逆に今まで出にくかった数字に逆張りするプレイヤーもいると思いますが、10回赤が出たからといって11回目は黒だという補償が無いのと一緒です。このことは認識しておかないといけないですね。
ピボット法まとめ
とは言ってもこの手法は低リスクで取り入れられ、かつ利益を出し(その間に勝ち逃げすれば)やすい手法だと思います。