パーセントベット法

パーセントベット法

「パーセントベット法」と勝手に名前を付けたベッティングシステムを考えました。

この手法は勝利時にベット額をパーセンテージで「増やす/減らす」か。また負け時にベット額をどれだけ「増やす/減らす」かを自ら設定し、連続的な勝負の中に組み込んでいく戦術です。

たとえば今回50ドルをベットして勝利したら、次回のベットは10%減らして45ドルベットしよう。 あるいは負けたら次回のベットは10%増やして55ドルベットにしよう。

といった賭けの中での押し引きをシステム的に固定して行うことを想定しています。

パーセントベット法では以下のような設定が可能です

4つのパターンについて言葉と実際のパーセントで表現していきます。

(1)パターンA
負けたら次回のベットを110%にする
勝ったら次回のベットを90%にする

数字で表現すると上記のようになりますが、言語化すると以下のようになるでしょう。

負けたら次回の勝負では少しベット額を増やして取り戻しを図りつつ少しの利益を得よう

勝ったら次回の勝負では少しベット額を減らして、もし負けても当初の利益を少し残そう

(2)パターンB
負けたら次回のベットを110%にする
勝っても次回のベットを110%にする

これは言語化すると、勝ったときは利益が少しあるしツキもあるから、少し冒険して次の勝負でベット額を増やし2連勝でより大きな幸運を掴もう

と言い換える事が出来ると思います。

(3)パターンC
負けたら次回のベットを50%にする
勝ったら次回のベットを150%にする

これは言語化すると、負けた時はツキが悪いから次回はベット額を減らして無難に勝負しよう。勝ったときはツキに乗っちゃうよ!という思考を設定することと同じ意味になるでしょう。

(4)パターンD
負けたら次回のベットを90%にする
勝ったら次回のベットを90%にする

これは勝っても負けても次回のベットをどんどん減らしていく戦術です。消極的な打ちまわしです。

当然ながら各パーセンテージは10%刻みじゃなく、200%にしてもいいし150%にしてもいいし。自由に設定することを可能とします。

これは勝負を挑む予定のゲームでの勝率や配当によってプレイヤーの裁量で設定すればよいです。

パーセントベット法のデメリットやメリット

この戦術のデメリットは実行するのが難しいの一言に尽きるでしょう。今のベット額に一定のパーセントを掛け算する必要がありますから。

例えばベット額が$10に対して、110%っていくら?→$11です。

では$11に対して、110%っていくら?→$12.1です。オンラインカジノなら$0.1単位でベット出来る場合もあるけど、できないゲームも多いので小数点は四捨五入するなど柔軟に計算する必要がでてきちゃいます。

この計算を暗算でやろうとするのも難しいのでスマホの計算アプリや、PCの計算ツールを使ってその都度計算しないといけません。ライブゲームだとディーラーの進行が先に進んでいくので瞬時に計算してベットに参加する必要があります。

これがパーセントベットの法のデメリットでしょうね。

では、メリットは何か?

それは柔軟にパーセントを変更出来る点です。あなたの采配で、裁量で、4パターンのベット上げ下げを決定でき、またパーセントを変更できます。変更幅も自由で10%でもいいし200%でもよい訳です。

自分のベットの仕方、流れの乗り方、オカルトでも何でもよく仕組みに取り入れることができます。肝心の勝てるかどうかはこれから検証する必要がありますが。

オプションでベット額を固定するやり方も併せ持たせる

基本的なやり方は上記の4パターンですが、パーセントと別でベット額を固定するやり方を併用することもできるものとします。

例えばパターンAにおいて、

負けたら次回のベットを200%にする
勝ったら次回のベットを10に固定する

このようなイメージです。

パーセントベット法で他のベッティングシステムを表現できる

ベッティングシステムには古くから様々な物が考案されてきています。有名なものではマーチンゲール法、モンテカルロ法、ダランベール法等でしょうか。

・マーチンゲール法は、

初期のベット額を1ドルとし
負け時にベット額を200%にする
勝ったら次回のベットを1ドルに固定にする

このように設定すればもやはこれはマーチンゲール法そのものです。

・ダランベール法

初期のベット額を10ドルとし
負け時にベット額を110%にする
勝ったら次回のベットを90%にする

これで疑似的にダランベール法を再現できます。若干本家とは違うけど概ね似たような仕組みなので勝負の結果も本家と同じように良い成績を残してくれるでしょう。

・モンテカルロ法

これはパーセントベット法では再現することはできません。 とはいえ一定のベット額の上げ下げを行うことであなた独自の戦術を組むことができるでしょう。

パーセントベット法が適用できるゲーム

一般的な以下のようなテーブルゲーム(確率約50%で勝利するようなベット)でこの戦術を適用することができるでしょう。

  • バカラのPLAYER/BANKERベット
  • ルーレットの赤/黒、EVEN/ODD、1-18/19-36
  • ブラックジャックの通常の勝負
  • シックボの大小
  • クラップス
  • ホイールオブフォーチュン

オンラインカジノであれば以下のようなビデオゲームでも取り組む事ができます。

  • ビデオポーカーJacks or Better
  • 100BitDice
  • Aviator
  • 3カードポーカー
  • Andar Bahar
  • ドラゴンタイガー

また確率が悪い(けど配当は大きい)、あるいは確率が良い(けど配当は小さい)以下のようなベットでも場合によっては適用することができると思います。

  • バカラのTIEベット
  • ルーレットのストリート、ダブルストリート、ダズン、カラム、コーナー等のベット
  • シックボの大小以外の各出目
  • ホイールオブフォーチュンの2以外のベット
  • 各ベットの重ね賭け

私自身まだこのケースまでは検証、確認が出来ていませんがパーセントベットは増減割合を柔軟に設定できるので各ギャンブルに合わせてうまいこと設定すれば出来ない事も無いのかなと思います。

パーセントベット法をやるとどうなるのか

例えば次のような思考を想定します。

ケース(1)

勝ったときはツキがあるから次の勝負でのベットを150%(つまり1.5倍)にしてみよう。1度でも負けたらツキがなくなったと捉え次のベットを初期の額に戻そう

これを勝率1/2のゲームで50ラウンド繰り返すシミュレーションをしてみました。

結果以下のようになりました。

プレイ数:50回
勝利数:28
負け数:22
合計ベット:847
合計リターン:844
損益:-3

けっこう行ける戦術かなと思ったのですが、なんと勝利数の方が多いのに赤字になってしまいました。

1.5倍→1.5倍で稼いだ金額が、次の1.5倍のベットで負けると概ね吐き出してしまうシステムのようです。

そりゃぁそうですよね。勝ちに乗じてベット額を増やせばそれだけリスクも増すので負けた時に大損してしまいます。

勝ってる間は良いけど勝ち続ける事は不可能なので勝ってる間で利確して止めないとダメだということが理解できました。

ケース(2)

やはり勝ってる時にベット額を増やすのは愚の骨頂!?勝った分を全部吐き出してしまうのはNG!

負けた時に取り戻すためにベット額を増やす戦術こそ至高?!

てこと次の思考で取り組んでみます。

勝ったときはベット額を50%とし、負けた時はベット額を150%として取り戻しを図る。

これを50ラウンド繰り返してみました。

プレイ数:50回
勝利数:22
負け数:28
合計ベット:299
合計リターン:326
損益:+27

負け数が多いのに利益が出てしまいました。全体的なゲームの進行の流れは下図のようになっています。

初期のベットを10にして、そこから勝ち負けに応じて50%増減を適用しています。基本的にはゆるめの右肩上がりになっていてこの戦術の意図が適切に応用できたように思います。

さらに多くの検証回数を経て問題なければ実践に応用できるかもしれません。

あなただけのパーセントベットを確立してください

いずれ様々なゲームでこの戦術を検証して、よさそうなパーセントを導き出したいと思っていますが‥

あなた自身がパーセントの上げ下げ率を是非最適化させてみてほしいです。それはゲームの種類や、ルーレット等のチップの置き場所によっても異なってくるはずです。

あなたの思惑(ゲーム展開)によってもパーセントを変えて出来るので面白い戦術を組むことができるかもしれません。

パーセントベット法を上手に活用するためのシミュレーターを後日作って公開しますので、そちらも使ってみてください。では。

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